Tekla Structures 図面のフォントの高さのメトリックとして CAP の高さを使用し、印刷やエクスポートなど、図面関連の内容のフォントの高さをより細かく制御できます。グラフィックテンプレートで CAP フォントの高さを適用することもできます。

従来、Tekla Structures 図面内のテキストの高さは、em (ポイント サイズ) フォントの高さのみを基準として決まっていました。ただし、プロジェクトによっては、別の業界標準である CAP フォントの高さを使用してテキストの高さを決める必要があります。CAP の高さには、em の高さよりも大文字の高さがより正確に反映されます。

(1) CAP の高さ

(2) ポイント サイズ (em)

図面のフォントの高さは、詳細設定 XS_DRAWINGS_USE_CAP_HEIGHT_FOR_FONT_HEIGHT で制御できます。この詳細設定が [TRUE] に設定されている場合は CAP 高さが使用され、この詳細設定が FALSE (デフォルト値) に設定されている場合は em (ポイント サイズ) の高さが使用されます。

フォント メトリックの変更は、既存のテンプレートに自動的に適用されません。テンプレート エディターの図面テンプレートによって作成された図面内のテキストは、XS_DRAWINGS_USE_CAP_HEIGHT_FOR_FONT_HEIGHT 詳細設定の影響を直接受けません。これは、フォントの高さを変更すると、テンプレート フィールドがオーバーラップする可能性があるためです。

• 特定の図面テンプレートで CAP の高さを使用する場合、特定のテンプレートのテンプレート ページ プロパティで [フォントの CAP 高さを使用する] オプションを選択し、必要に応じてテンプレートの内容を調整して、重複するフィールドを修正する必要があります。

  

• 新しい図面テンプレートを作成する場合、[フォントの CAP 高さを使用する] オプションの事前選択は、テンプレート エディターをどのように起動したかによって異なります。

  • ファイル メニューから テンプレート エディタを Tekla Structures の内部から起動した場合、または図面レイアウトを編集している場合、テンプレート エディタは XS_DRAWINGS_USE_CAP_HEIGHT_FOR_FONT_HEIGHT の設定に従います。

  • Tekla Structures 外、つまり Microsoft Windows の [スタート] メニューからテンプレート エディタを起動した場合、オプションはテンプレート エディターの基本設定によって制御されます。[新しいグラフィカル テンプレートにフォントの CAP 高さを使用する] チェック ボックスをオンにしている場合、次のようになります。