図面オブジェクト、ビュー、レイアウト
図面オブジェクトは、図面ビューの内部で整理され、選択した設定に従って選択した図面レイアウトに配置されます。
図面オブジェクト
図面にはいくつかの種類のオブジェクトを含めることができます。オブジェクトには、モデルから取得され、実際の建物に存在する予定の、またはその建物に密接に関連する予定のものを表すオブジェクトがあります。また、図面のみに関連する情報を表したり、モデル内の情報に特別な情報を追加したりするオブジェクトもあります。図面に含めることができるオブジェクト タイプは次のとおりです。
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建築オブジェクト: 部材、ボルト、溶接、角処理、鉄筋、仕上げ材など。
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連動的な注記オブジェクト: 寸法、マーク、アソシエートマーク。
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独立した注記オブジェクト: モデルにリンクされないオブジェクト: テキスト、.rtf ファイル、シンボル、リンク、ハイパーリンク、DWG/DXF ファイル、参照モデル。これらのオブジェクトは連動する点がある場合、つまり建築オブジェクトに関連付けられている場合に連動します。
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スケッチオブジェクト: 各種スケッチ ツールを使用して作成されるグラフィック オブジェクト。これらのオブジェクトは、図面の部材 (クモ マーク、線、四角形など) をハイライトするのに使用できます。これらのオブジェクトは連動する点がある場合、つまり建築オブジェクトに関連付けられている場合に連動します。
(1) スケッチ オブジェクト: クモ マークと四角形
(2) 寸法
(3) マーク、アソシエート マーク
(4) 建築オブジェクト
図面ビューと図面レイアウト
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図面ビューは、モデル全体、モデルの一部、またはモデル内の個別の部材を対象として表示するビューです。ビューでは、建築オブジェクトをさまざまに異なる方向 (上面、正面、背面、下面) から表示したり、断面を表示したりすることができます。図面ビューは、図面に対象として追加したモデル内の建築オブジェクトや建物領域を含むコンテナのような役割を果たします。
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図面レイアウトは、図面サイズ、図面ビューの余白、図面ビュー間のスペース、各種テーブル (リビジョン テーブル、表題欄、材質リスト、キー プラン、DWG 参照、部品表、図面枠と折り目マークなど) を含むテーブル セットを定義します。テーブル内のデータは、モデル データから取得されます。Tekla Structures にはさまざまな定義済みレイアウトがあり、独自のレイアウトを作成することもできます。選択した図面レイアウトと図面サイズに応じて、さまざまなテーブルを図面に含めることができます。
工場図面の図面レイアウトとビューの例を以下に示します。
(1) 部材の上面ビュー。ここでは、[ビューの作成] パネルで上面ビューを含めるように選択しました。
(2) 部材の正面ビュー。ここでは、[ビューの作成] パネルで正面ビューを含めるように選択しました。
(3) 材質リスト。これは図面レイアウトで定義されています。
(4) 図面の表題欄。これは図面レイアウトで定義されています。