形鋼やH鋼を詳細表示にするには
Environment
Japan
Q:
形鋼断面のコーナー部はモデルでは直角表示だが、実物と同様にR表示したい。
A:
モデルビュー上でのR表示(詳細表示)は、一時的な表示方法と、環境変数による設定を行う方法があります。
[一時的な詳細表示]
モデルビュー上で対象部材を選択後、マウスを右クリックし、ショートカットメニュー[正確表示]を[Shift]キーを押しながら選択することで、R部を正確表示にすることができます。
元に戻すには、部材を選択して再度[正確表示]のみをクリックします。
[環境変数による設定]
環境変数:XS_SOLID_USE_HIGHER_ACCURACYを使用して、 モデルビューのH形鋼や角型鋼管を常に正確に表示できます。
この環境変数をuser.iniファイルに追記することで、すべてのモデル上で設定を有効にすることが可能です。
また、モデルフォルダ下のoptions.iniに追記すると、特定のモデル上で設定が有効になります。
- Tekla Structuresを終了させます。
- user.iniファイルまたはoptions.iniファイルをメモ帳などのテキストエディタで開きます。
- 下記の変数をファイルに追記し、保存します。
set XS_SOLID_USE_HIGHER_ACCURACY=TRUE (user.iniの場合)
XS_SOLID_USE_HIGHER_ACCURACY=TRUE (options.iniの場合)
XS_SOLID_USE_HIGHER_ACCURACY=TRUE (options.iniの場合)
- Tekla Structuresを再起動し、形鋼の形状を確認します。
※user.iniの保管場所は下記です。
<C:\Users\ログインユーザー名\AppData\Local\Tekla Structures\NN.N\UserSettings\>
※編集する前にあらかじめバックアップを取っておいて下さい
※一部のコンポーネントでは、ソリッド上でのフランジ面とウェブ面の交差ラインを参照し、部材の形状を決定しているものがあり変数を設定した状態でコンポーネントを実行すると、部材形状が不正なものになることがあります。