フォルダの検索順序
モデルを開くと、Tekla Structures で特定のフォルダから特定の順序で関連ファイルが検索されます。
Tekla Structuresにより、最初に関連付けられたファイルが見つかると検索が終了します。検索順序の後にある同じファイル名のファイルは無視されます。エラー ログには、無視されたファイルの名前が表示されます。
カスタマイズしたファイルを system フォルダに保存しないでください。新しいバージョンをインストールすると、system フォルダ内のファイルが Tekla Structures によって置き換えられます。
設定ファイルおよび属性ファイルの多くは、フォルダのルートレベルか、またはメインフォルダ内の特定のサブフォルダに配置する必要があります。例:
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.tpl および .rpt ファイルは、モデル フォルダのルート レベルにある必要があります。
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.OrgObjGrp ファイルは、企業フォルダのルート レベルにある必要があります。
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その他の属性ファイルは、メイン フォルダ内の attributes サブフォルダに格納できます。
フォルダの検索順序は以下のとおりです。
順序 | フォルダ | 以下によって定義される |
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1 |
現在のモデル |
開いているモデル |
2 |
プロジェクト |
詳細設定 XS_PROJECT。 プロパティ ファイルがプロジェクト フォルダの下のユーザ定義サブフォルダに格納されている場合、Tekla Structures は、サブフォルダでファイルをアルファベット順に検索します。 |
3 |
企業 |
詳細設定 XS_FIRM。 プロパティ ファイルが企業フォルダの下のユーザ定義サブフォルダに格納されている場合、 Tekla Structures は、サブフォルダをアルファベット順に検索します。 |
4 |
環境 |
Tekla Structures で最初に \\Environments\common サブフォルダが検索され、次にユーザーが Tekla Structures を起動したときに選択した環境と役割のサブフォルダが検索されます。 |
5 |
役割 |
ユーザーが Tekla Structures を起動するときに選択する役割。 |
6 |
システム |
詳細設定 XS_SYSTEM 複数のシステム フォルダを指定して、役割ごとに特定の設定を定義できます。XS_SYSTEM 詳細設定でシステム フォルダを指定する場合は、env_<environment>.ini ファイルで定義されている役割オプションを使用して、役割を指定します。役割を示すオプションはセミコロンで区切ります。例:
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特定のファイルとファイルタイプによっては、Tekla Structures で異なる順序で検索されます。例外を以下に示します。
ファイルまたはファイル タイプ | 検索順序 |
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カタログ |
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システム フォルダ ( |
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レポート (.rpt ファイル) |
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テンプレート (.tpl ファイル) |
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