例: 鋼材でのオーガナイザーの使用 - ボルトの管理

Tekla Structures
2022
Tekla Structures

例: 鋼材でのオーガナイザーの使用 - ボルトの管理

オーガナイザーを使用して、プロジェクトに必要なボルトの数量をすばやく取得できます。未処理の数量だけでなく、オブジェクトブラウザーを使用して、ボルトセット名、直径、および長さや、ボルトを使用する場所 (工場または現場) でグループ化し、小計を出すこともできます。

  1. [オーガナイザー] を開くには、リボンの [管理] をクリックし、[オーガナイザー] をクリックします。
  2. オーガナイザーの右上隅の をクリックして、[設定] を開きます。
  3. [テンプレート] をクリックして、新しいテンプレートを作成します。テンプレート名として「Bolt summary (ボルト集計)」と入力します。[空白のテンプレート] オプションを選択し、[作成] をクリックして新しいテンプレートを作成します。
  4. [グループ] リストから [ボルト/BOLT] を選択し、リストの使用可能なプロパティの中から次のプロパティを [コラム] にドラッグします。
    • TYPE - ボルトセット名(例: 7990A325F10T)。

    • DIAMETER - ボルトの公称径

    • LENGTH - ボルトの公称長さ

    • SITE_WORKSHOP - ボルトを使用する場所。

    • NUMBER - ボルトグループのボルト数

    集計行に結果が表示されないように DIAMETERLENGTH について [集計行に表示] オプションを [-] に設定します。

    CONTENTTYPE を追加して、報告されるオブジェクトのタイプを行に表示することもできます。これは、結果を確認し、ボルト以外のものが報告されている状況を特定する場合に役立ちます。

  5. [変更] をクリックして変更を保存し、[設定] ダイアログ ボックスを閉じます。
  6. モデル内でボルトを選択します(必要に応じて他のオブジェクトも選択します)。
  7. をクリックし、オブジェクトブラウザーでビューを再読み込みして最新情報を表示し、ボルト情報が正しく報告されていることを確認します。この時点で、[Bolt summary (ボルト集計)] テンプレートをさらに編集してメイン部材フェーズなどの他の情報を追加したり、ボルト グループのボルト、ナット、およびワッシャーの重量を計算してレポートを作成するためのカスタム プロパティを作成することもできます。

    次に、オブジェクトブラウザーを使用して、選択対象のボルトの数量を集計します。

  8. オブジェクトブラウザー をクリックし、[グループ] を選択します。
    1. [タイプ] 列をグループ化の結果の行にドラッグします。

      選択対象で使用されている各種ボルトが集計されます。

    2. グループ化の結果の行の [タイプ] の右側に、[直径] 列をドラッグし、次に [長さ] 列をドラッグします。

      オブジェクトブラウザーに、タイプ、直径、長さの順に分類されたボルトの数が表示されます。

    [SITE_WORKSHOP] 列をグループ化の結果の行の末尾にドラッグすると、ボルトを場所でさらに分類できます。また、グループ化の結果の行の先頭にドラッグすると、ボルトをまず場所で分類してから、タイプ、直径、長さで分類できます。他のプロパティを使用してボルトをグループ化し、集計することもできます。

  9. テンプレートとグループ化をニーズに合わせてカスタマイズし、[変更] をクリックしてテンプレートを保存します。これで、テンプレートのグループ化を使用してモデル内のすべてのボルトを分類できます。
  10. 次に、新しいカスタム カテゴリーを作成し、カテゴリーを右クリックして [プロパティ] を選択します。カテゴリーの名前として「Bolts (ボルト)」と入力します。
  11. カテゴリーのプロパティを次のように定義します。
    1. [モデルの最上位の製品レベルを含める] チェック ボックスが選択されていないことを確認します。
    2. [自動オブジェクトの内容] で、カテゴリーとフィルターのルール ボックス内をクリックし、フィルター リストから Object type - Bolt フィルターを選択します。

      Object type – Bolt フィルターでは、ボルト孔とスタッドだけを作成するオブジェクトも含め、ボルト グループのすべてのオブジェクトが選択されます。

    3. [同期時にカテゴリーを更新] チェック ボックスが選択されていることを確認します。
    4. [プロパティテンプレート] リストから、[Bolt summary (ボルト集計)] プロパティ テンプレートを選択します。
    5. [変更] をクリックします。

    これで、モデル内のすべてのボルト オブジェクトがカテゴリーに追加されます。オブジェクトブラウザーには、[Bolt summary (ボルト集計)] テンプレートを使用してボルトのプロパティが表示されます。

    Bolt summary (ボルト集計)と同じ分類を使用して、モデル内のすべてのボルトを自動的に分類できるようになりました。

  12. [ボルト] カテゴリーを右クリックし、[自動サブカテゴリーの作成] を選択します。
  13. [オブジェクトブラウザーのグループ化中] をクリックします。
  14. [変更] をクリックします。

[Bolt summary (ボルト集計)]テンプレートでのグループ化に基づいて、[Bolts (ボルト)]カテゴリーがツリーに分類されます。 モデルに変更を加えた場合、このカテゴリーを同期するだけで分類を自動的に更新できます。 新しいボルトが見つかると、適切なサブカテゴリーに追加されるか、必要に応じて新しいサブカテゴリーが作成されます。 たとえば、新しいボルトセット名または直径をモデルに追加した場合、[Bolts (ボルト)]カテゴリーをモデルと同期すると、そのボルトセット名または直径の新しいサブカテゴリーがツリーに自動的に作成されます。

[Bolt summary (ボルト集計)]プロパティテンプレートと、[Bolts (ボルト)]カテゴリーをエクスポートして、他のプロジェクトで使用できます。

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