3D DWG または DXF 形式でのエクスポート

Tekla Structures
2022
Tekla Structures

3D DWG または DXF 形式でのエクスポート

選択部材またはモデル全体を 3D DWG または DXF にエクスポートできます。3D DWG または DXF としてエクスポートする古いバージョンのエクスポートか、3D DWG としてエクスポートする新しいバージョンのエクスポートのいずれかを使用できます。

3D DWG ファイルのエクスポート

  • 3D DWG エクスポートでは、Teigha ライブラリが使用されます。
  • 部材の面表示がエクスポートされます。 ボルト孔はエクスポートには含まれません。
  • オブジェクトは、モデル原点、定義した基準点、または作業平面を基準としてエクスポートできます。
  • 名前、フェーズ、または任意のテンプレート属性かユーザー定義情報を指定してレイヤーをエクスポートできます。
  • 色は、クラスまたは保存されたオブジェクト グループ表示別にエクスポートできます。
  • すべてのオブジェクトまたは選択したオブジェクトをエクスポートできます。 [製品オブジェクトの選択] および [コンポーネントオブジェクトの選択] 選択スイッチを使用して、エクスポートするオブジェクトを選択できます。 [オブジェクトの選択] オプションを使用し、部材を選択するときに [製品オブジェクトの選択] および [コンポーネントオブジェクトの選択] を使用すると、製品で選択した部材をエクスポートでき ます。 部材を選択せずに製品を選択した場合、製品部材の最上位レベルがエクスポートに含められます。
  • ボルト孔はエクスポートされません。
  • 基準線はエクスポートされません。

オブジェクト グループの色表示の作成

エクスポートでオブジェクト グループの色表示を使用する場合は、最初にオブジェクト グループを作成し、オブジェクト グループの色を設定して、表示設定を保存する必要があります。 透明度設定もエクスポートに含まれることに注意してください。

基準点の作成

基準点を基準としてオブジェクトをエクスポートする場合は、モデル内に基準点を作成する必要があります。

  1. Tekla Structures モデルを開きます。
  2. [ファイル] メニューで、エクスポート > 3D DWG をクリックします。

  3. [ファイル名] ボックスに、エクスポート ファイルの名前を入力します。
  4. [フォルダ] ボックスで、エクスポート フォルダーのパスを入力するか、フォルダーをブラウズします。
  5. [位置] で次のいずれかを選択します。
    • [モデル原点] を選択すると、0、0、0 を基準にしてモデルがエクスポートされます。

    • [作業平面] を選択すると、現在の作業平面座標系を基準にしてモデルがエクスポートされます。

    • 基準点<基準点の名前> は、基準点の定義から、座標系の値 [東座標]、[北座標]、[高さ]、[北からの角度]、[緯度] および [経度] を使用して、基準点を基準としてモデルをエクスポートします。

  6. [モデル名] リストで、[全オブジェクト] または [選択されたオブジェクト] を選択します。 選択したオブジェクトをエクスポートする場合は、適切な選択スイッチを使用してオブジェクトを選択します。
    • [部材を選択] および [コンポーネントオブジェクトの選択] 選択スイッチをアクティブにすると、選択したすべての部材がエクスポートされます。
    • 製品選択またはコンポーネント選択をアクティブにすると、何もエクスポートされません。
  7. [オブジェクトの色] で、オブジェクト クラスまたはオブジェクト グループのどちらの色を使用してオブジェクトをエクスポートするかを選択します。
  8. [レイヤ名] で、リストから [名前] または [フェーズ] を選択するか、ボックスにテンプレートまたはユーザー定義情報名を入力します。 エクスポートするオブジェクトのレイヤー名として、フェーズ、部材名、またはテンプレート属性かユーザー定義情報を使用できます。
  9. 終了したら、[エクスポート] をクリックして、定義された設定に従ってオブジェクトをエクスポートします。

    Tekla Structures により、指定したフォルダーに <name>.dwg ファイルが作成されます。

3D DWG または DXF ファイルのエクスポート (以前のエクスポート)

モデル全体またはモデルの一部を 3D DWG または 3D DXF ファイルとしてエクスポートできます。デフォルトでは、Tekla Structures により、現在のモデル フォルダーに model.dwg ファイルが作成されます。部材、アイテム、ボルトを 3D DWG または DXF としてエクスポートできます。

制限事項

以前の 3D DWG および DXF エクスポートには次の制限があります。

  • ボルト孔はエクスポートされません。

  • 梁 (曲) と折れ梁は、それぞれが単一の連続した梁としてエクスポートされます。

  • 梁 (曲) のセグメント数は、その梁 (曲) の定義に従います。

  • 鉄筋はエクスポートされません。

  • 基準線はエクスポートされません。

ヒント:

部材およびその他のモデル オブジェクトに、色の設定を定義することができます。この方法で、エクスポートした DWG/DXF ファイルのオブジェクトの色を変更することができます。

  1. Tekla Structures モデルを開きます。
  2. [ファイル] メニューで、[ エクスポート > 3D DWG/DXF] をクリックします。
  3. [エクスポート:3D DWG/DXF] ダイアログ ボックスで、デフォルトのエクスポート ファイル名を受け入れるか別のファイル名を入力します。

    既存のエクスポート ファイルを置き換えるには、[...] ボタンをクリックして目的のファイルを参照します。

  4. エクスポートの形式 (DWG または DXF) を選択します。
  5. [エクスポートオブジェクト] で、エクスポートされたオブジェクトの表示設定を選択します。
    • [] は部材を面としてエクスポートします。

      3D DWG または DXF ファイルを [] としてエクスポートすると、より多くのメモリが使用され、少し時間がかかることがありますが、結果はより優れたものになります。

    • [ライン] は、プロファイル断面の中心に配置される線として部材をエクスポートします。このオプションは解析ソフトウェアにエクスポートする場合に適しています。

    • [中心線] は部材を部材の中心線としてエクスポートします。

    • 参照線 は作成点の間に描画される参照線として部材をエクスポートします。このオプションは解析ソフトウェアにエクスポートする場合に適しています。

      モデルが大きい場合や、使用できるメモリが少ない場合、[参照線] オプションの方が処理が速く、結果のファイル サイズも小さくなります。

  6. [部材の精度] を選択します。
    • オプションは [] および [通常] です。[] ではプロファイル断面の角処理もエクスポートされます。

  7. [ボルトの精度] を選択します。
    • [] はワッシャーも含め、ボルト セット全体をエクスポートします。

    • [通常] はボルトとナットだけをエクスポートします。

    • [なし] はボルトをエクスポートしません。

  8. [カット] をエクスポートに含めるかどうかを選択します。

    [はい] を選択すると、カットがエクスポートされます。

  9. [穴カット] を含めるかどうかを選択します。

    [はい] を選択すると、穴カットが含められます。

  10. [エクスポート] リストでエクスポートする内容を選択します。
    • [全オブジェクト] はモデル全体をエクスポートします。

    • [選択したオブジェクト] はモデルから選択した部材をエクスポートします。

    エクスポートに含める部材だけを選択するには、[部材を選択] および [コンポーネントオブジェクトの選択] の選択スイッチをアクティブにします。必要な部材およびオブジェクトすべてをエクスポートする選択フィルターを作成することもできます。コンポーネントはこのようにエクスポートすることはできず、構成部材をエクスポートするためにコンポーネント内オブジェクトを選択する必要があります。

  11. [作成(R)] をクリックします。

Tekla Structures によってエクスポート ファイルが現在のモデル フォルダーに作成されます。各部材の ID は属性としてエクスポートされ、各部材のエクスポート ファイルに書き込まれます。

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