解析モデルオブジェクト

Tekla Structures
2022
Tekla Structures

解析モデルオブジェクト

解析モデルオブジェクトは、物理モデルオブジェクトから、または解析モデルへの解析部材の接続に基づいてTekla Structuresが作成するモデルオブジェクトです。

オブジェクト

説明

解析部材

解析モデルにおける物理部材の表現。

別の解析モデルでは、物理部材は別の解析部材で表されます。

解析要素

物理部材(梁、柱、またはブレース)から、または部材セグメントからTekla Structuresが作成する解析オブジェクト。

次の場合、Tekla Structuresは、物理部材から複数の解析要素を作成します。

  • 部材が梁(折)である。

  • 部材の断面が非線形に変化する。

解析要素は1つ以上の解析部材で構成されます。

解析部材

Tekla Structuresが2つの節点間で作成する解析オブジェクト。

要素が他の要素と交差していて、分割する必要がある場合、Tekla Structuresは、解析要素から複数の解析部材を作成します。

解析モデルに含まれるすべての物理部材は 1 つ以上の解析部材を生成します。物理部材が他の物理部材と交差する場合、単体の物理部材は複数の解析部材を生成します。Tekla Structures では、物理部材は解析軸の交点で分割されます。たとえば、2 本の他の梁を支える梁の物理モデルは、節点をまたいで 3 つの解析部材に分割されます。

解析領域

解析モデルでプレート、スラブ、またはパネルを表す解析オブジェクト。

解析要素

解析アプリケーションが解析領域から作成する解析オブジェクト。

解析アプリケーションは、複数の解析要素を含む要素メッシュを作成します。

解析節点

Tekla Structuresが、解析部材の接続に基づいて解析モデル内の定義された点に作成する解析オブジェクト。

Tekla Structuresは、次の場所に解析節点を作成します。

  • 部材端部

  • 解析軸の交点

  • 要素の角

手動で解析節点を追加 したり、それらを結合 したりすることもできます。

剛接合箇所

2つの解析節点を接続して、それらが相互に関連して動かないようにする解析オブジェクト。

Tekla Structuresの解析モデルでは、剛結リンクは以下のプロパティを持ちます。

  • プロファイル = PL300.0*300.0

  • 材質 = RigidlinkMaterial

  • 比重 = 0.0

  • 弾性係数 = 100*109 N/m2

  • ポアソン比 = 0.30

  • 温度膨張係数 = 0.0 1/K

使用する解析アプリケーションでは、専用の剛結リンクオブジェクトによって剛結リンクをモデリングすることがあります。

手動で剛結リンクを追加 することもできます。

剛ダイヤフラム

まったく同じ回転および平行移動で動く3つ以上の解析節点を接続する解析オブジェクト。

解析部材を対象とする解析アプリケーションもあれば、解析要素を対象とする解析アプリケーションもあります。 これにより、Tekla Structuresモデルビューでの解析モデルの表示方法も変わります。 部材番号または要素番号が表示されます。

解析部材の端部近くの紺青の円は、ピン留めされた部材端を表します。

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