新しい製作図 - 単品図、製品図、およびキャスト ユニット図をより効率的に作成する
Tekla Structures の製品内インテリジェンスを拡大した Tekla Structures の 2022 バージョンでは、鉄骨とプレキャストのどちらにおいても、製作製品図を効率的かつ簡単に作成する方法が提供されます。
製作図は、単品図、製品図、およびキャスト ユニット図を作成するための効率的かつ簡単な新しい方法です。これは、単品図、製品図、およびキャスト ユニット図を作成する既存のツールと、図面作成プロセスの反復的な作業量を減らす新しい機能を組み合わせたものです。
現在の機能と同様、さまざまなモデル オブジェクト用に事前定義済みの保存された設定を使用したり、モデル内の既存の図面をテンプレートとして使用したりすることで、図面を作成できます。製作図機能の新しい点は、作成プロセス全体で優れた管理機能が提供されるため、モデル オブジェクトごとに設定を選択したり、現在のモデルで自動的に検出される最適な図面テンプレートを選択したりできることです。
この新しい機能には、次のような利点があります。
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現在のモデルにおける最適な図面の自動選択
これまでの機能とは異なり、この新機能を使用すると、同じ図面テンプレートの検索に費やされる非生産的な手間が解消されます。Tekla Structures によって自動的に行われるためです。
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さまざまな図面テンプレートまたは保存された設定を使用した 1 回のクリックでの図面一括作成
モデル オブジェクトごとに特定の設定または図面複製テンプレートを個別に選択することに時間を費やす代わりに、多岐にわたるオブジェクト タイプの図面を一度に作成できます。
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ワークフローとユーザー インターフェイスの簡略化
図面作成機能と図面複製機能が 1 か所にまとまっています。
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作成方法のフレキシブル (Flexible) な制御
この新しい機能により、保存された設定からの図面作成と図面テンプレートからの図面作成が明確に分割され、これらの 2 つの選択肢を相互に使用できるようになります。
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製品またはキャスト ユニットに含まれるすべてのオブジェクトの図面を作成可能
Tekla Structures では、選択した製品またはキャスト ユニットに属するすべてのサブアセンブリと部材を検出し、[関連する部材] または [関連するサブアセンブリ] オプションを有効にすることで、それらのサブアセンブリと部材の図面を 1 回のクリックで作成することがます。
以前の図面作成コマンドについて
製作図機能により、次の図面作成コマンドが置き換えられます。
- 単品図の作成 (W)
- 製品図の作成 (A)
- キャストユニット図の作成 (C)
これらのコマンドは、リボン、コンテキスト メニュー、コンテキスト ツールバーから削除されました。[クイック起動] では引き続き使用できます。
図面を作成するコマンドと、[マスター図面カタログ] を開くコマンドは、ドロップダウン リストではなく [図面とレポート] タブに直接配置されました。
作業を始める方法
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まず、モデル内のオブジェクトを選択します。
注:製品図を作成するには、オブジェクトを選択する前に、モデル内で [製品の選択] 選択スイッチがオンになっていることを確認します。別の方法として、適切な選択フィルターと、[作成レビュー] ダイアログ ボックスの [オブジェクトの表示・非表示] オプションを使用して、図面を作成するオブジェクトを定義することもできます。
モデル内で部材を選択した場合、単品図を作成するかどうかを確認するメッセージが表示されます。単品図を作成する場合、[OK] をクリックします。それ以外の場合は、[キャンセル] をクリックします。
オブジェクトを選択し、両方のスイッチを有効にすると、リボンのドロップダウンの外観はデフォルトで次のようになります。
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図面を直ちに作成するのか、[作成レビュー] ダイアログ ボックスを開いてより詳細な作成プロセスを実施するのかに応じて、[作成レビュー] スイッチおよび [スマートクリエイト] スイッチを有効または無効にします。
- リボン、コンテキスト メニュー、コンテキスト ツールバーから [製作図の作成] コマンドを選択します。スイッチの選択状況に応じて、Tekla Structures により図面がすぐに作成されるか、より詳細な作成プロセスを実施できる [作成レビュー] ダイアログ ボックスが開きます。
スマート クリエイトによる図面のすばやい作成
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現在のモデルで最適な図面テンプレートに基づいて図面をすばやく作成するには、モデル内のオブジェクトを選択して、[スマートクリエイト] スイッチのみを有効にし、リボン、コンテキスト メニュー、またはコンテキスト ツールバーで [製作図の作成] を選択します。一致する図面が見つからない場合、図面プロパティ ダイアログ ボックスで適用された設定から図面が作成されます。
Tekla Structures で最適な図面テンプレートの検索を実行しない場合は、[スマートクリエイト] スイッチを無効にしたままにしてください。このスイッチが無効になっている状態で [製作図の作成] コマンドを選択すると、[作成レビュー] ダイアログ ボックスが開き、リストされたすべてのモデル オブジェクトの図面を [適用されている設定] から作成するよう提案されます。
[スマートクリエイト] では、単品および鉄筋製品オブジェクトの最適な図面テンプレートは検索されない点に注意してください。
作成レビューを使用した図面作成の制御
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図面の作成プロセスをより細かく制御するには、モデル内のオブジェクトを選択し、[作成レビュー] スイッチと [スマートクリエイト] スイッチがどちらも有効になっていることを確認して、リボン、コンテキスト メニュー、コンテキスト ツールバーで [製作図の作成] を選択します。以下で説明する必要なオプションと設定を選択し、[作成] をクリックします。
モデル オブジェクトの評価が完了すると、選択したオブジェクトのリストが [作成レビュー] ダイアログ ボックスに表示され、個々のオブジェクトの最適な図面テンプレートが [作成元] 列に表示されます。
目的のオプションと設定を選択します。
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[スマートクリエイト] を有効にしている場合、ドロップダウン リストの現在のモデルまたはその他のモデルから他の図面テンプレートを選択し、検索を使用して図面テンプレートを探すことができます。
- [スマートクリエイト] を有効にしている場合、現在のモデルから、テンプレートとして使用する図面を含む図面オブジェクトを選択できます。これを行うには、[モデルから選択...] を選択して、選択可能なオブジェクトに属するモデルからオブジェクトを選択します。
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特定の図面オブジェクトの再作成にあたって、選択された図面テンプレートの設定を使用するか、または適用された設定を使用するかを定義するには、[スマートクリエイトの上書き]ダイアログボックスを開きます。
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適用された設定のみを使用するには、[スマートクリエイト] を無効にします。デフォルトでは、最適なテンプレートが見つからない場合、[スマートクリエイト] が自動的に無効になり、[適用されている設定] が使用可能になります。ドロップダウン リストを開くと、他の保存された設定を選択できます。
- これらのオブジェクトの図面が作成されないようにするには、モデル オブジェクトのチェック ボックスをオフにします。
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複数のモデル オブジェクトで同じ最適なテンプレートまたは適用されている設定を選択するには、Shift キーまたは Ctrl キーを押しながらモデル オブジェクトを選択し、[作成元] 列で目的の最適なテンプレートまたは適用されている設定を選択します。
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次の [オブジェクトの表示・非表示] オプションを有効化/無効化することで、[作成レビュー] ダイアログ ボックスに表示するオブジェクトを制御します。
- 製品: 選択された製品がリストされます。
- 関連する部材: 製品に関連付けられている選択された部材がリストされます。
- 関連するサブアセンブリ: 製品に関連付けられている選択されたサブアセンブリがリストされます。
- 部材:選択部材がすべてリストされます。
- 図面を含むオブジェクト: 図面が既にあるオブジェクトがリストされます。
- 製品: 選択された製品がリストされます。