Tekla Structures による現場打ちコンクリート ユニットへのオブジェクトの自動追加方法

Tekla Structures
2022
Tekla Structures

Tekla Structures による現場打ちコンクリート ユニットへのオブジェクトの自動追加方法

[現場打ちコンクリートユニットを計算] コマンドを使用すると、Tekla Structures により、オブジェクトを現場打ちコンクリート ユニットに自動的に追加できます。

現場打ちコンクリートに干渉するオブジェクト (少なくとも部分的に現場打ちコンクリートと重なっているオブジェクト) は、現場打ちコンクリートが属する同じ現場打ちコンクリート ユニットに追加されます。

製品のオブジェクトが現場打ちコンクリートに干渉する場合、製品全体が現場打ちコンクリート ユニットに追加されます。

現場打ちコンクリートに属する鉄筋オブジェクトのみが現場打ちコンクリート ユニットに追加されます。

鉄筋グループまたは緊張材グループのオブジェクトが現場打ちコンクリートに干渉する場合は、グループ全体が現場打ちコンクリート ユニットに追加されます。 鉄筋セットの個々の鉄筋を別の現場打ちコンクリート ユニットに追加することもできます。

複数の現場打ちコンクリート部材に干渉するオブジェクト

オブジェクトが複数の現場打ちコンクリートに干渉する場合は、周囲ボックスの全体座標 Z が最小である現場打ちコンクリートにオブジェクトが関連付けられます。

たとえば、鉄筋がフーチング現場打ちコンクリートと柱現場打ちコンクリートに干渉している場合、フーチング現場打ちコンクリートの下面の全体座標 Z が柱現場打ちコンクリートよりも低い位置にあるなら、鉄筋はフーチング現場打ちコンクリートに関連付けられます。

現場打ちコンクリートの周囲ボックスの最小の全体座標 Z が、同じかまたは差が 100 mm 以内の場合、次のルールに従って現場打ちコンクリートの 1 つにオブジェクトが関連付けられます。

  1. オブジェクトの重心が、干渉する現場打ちコンクリートのうち、いずれか 1 つの周囲ボックス内にある場合、その現場打ちコンクリートにオブジェクトが関連付けられます。
  2. オブジェクトの重心が、複数の干渉する現場打ちコンクリートの周囲ボックス内にあるか、すべての現場打ちコンクリートの周囲ボックスの外にある場合、重心がオブジェクトの重心に最も近い現場打ちコンクリートにオブジェクトが関連付けられます。

現場打ちコンクリート ユニットが変更された場合

現場打ちコンクリートまたは現場打ちコンクリート ユニットが変更された場合は、現場打ちコンクリート ユニットへの関連付けがすべてリセットされます。 同様に、現場打ちコンクリート ユニットに関連付けられているオブジェクトが変更された場合は、その関連付けがリセットされます。 [現場打ちコンクリートユニットを計算] コマンドを次回使用するときには、未解決の関連付けのみが計算されます。

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