オーガナイザーからのオブジェクトプロパティ値のレポート作成

Tekla Structures
2022
Tekla Structures

オーガナイザーからのオブジェクトプロパティ値のレポート作成

オブジェクト プロパティ値は、[オブジェクトブラウザー] から Microsoft Excel にエクスポートして処理することができます。[オブジェクトブラウザー] のプロパティ列は、表示されているとおりにエクスポートされます。登録済みのでデフォルトの Excel テンプレートを使用するか、独自の Excel テンプレートを作成してエクスポートできます。

Microsoft Excel がコンピューターにインストールされていることを確認します。

独自のテンプレートを作成する場合は、最初に、現在のモデル フォルダー、プロジェクト フォルダー、企業フォルダー、またはシステム フォルダーの下に \ProjectOrganizerData\ExcelTemplates フォルダーを作成し、そこにテンプレートを保存します。こうすることで、[Excelにデータをエクスポートする] ダイアログ ボックスで、表示されるテンプレートのリストからテンプレートを選択できます。

ヒント:
  • Excel テンプレートの特定の場所にオブジェクト プロパティを入力する場合は、データ配置を開始するセルに「%&O%&」と入力してテンプレートを編集し、テンプレートを保存します。
  • 集計行の表示方法も Excel テンプレートで定義できます。オブジェクト業の上または下に表示することができます。Excel テンプレートの [データ] タブに移動し、[アウトライン] 領域 の小さい矢印をクリックし、必要な設定を選択して、[OK] をクリックします。そしてテンプレートを保存します。
  1. [オーガナイザー] を開くには、リボンの [管理] をクリックし、[オーガナイザー] をクリックします。
  2. オブジェクトをモデルまたはカテゴリー内で選択して、[オブジェクトブラウザー] にオブジェクトとそれらのプロパティを表示させます。
  3. 適切なプロパティテンプレートを選択します。
  4. をクリックし、[エクスポート] を選択します。
  5. 使用可能なテンプレートの一覧から Excel テンプレートを選択するか、[ブラウズ] をクリックして別のテンプレートを選択します。

    テンプレートを選択しない場合、デフォルトのExcelテンプレートがエクスポートに使用されます。

    オブジェクトブラウザーに、以下のフォルダーにあるエクスポートに使用可能なすべての Excel テンプレートの一覧が表示されます。

    • 現在のモデルフォルダ

    • プロジェクトフォルダ(XS_PROJECT)

    • 企業フォルダ(XS_FIRM)

    • システムフォルダ(XS_SYSTEM)

  6. 1 つ以上エクスポートのオプションを選択します。
    • [モデルと同期してから出力する] がデフォルトで選択されています。

      モデルの最新のオブジェクト プロパティが、エクスポート用にオブジェクトブラウザーに更新されます。

    • 見出し行は出力しない

      オブジェクトブラウザーのカラム ヘッダー行を除いてエクスポートするかどうかを選択します。

      このオプションは、Excelテンプレートに列ヘッダーを事前に定義してある場合に便利です。

    • 見出し行と合計行のみ出力する

      オブジェクトブラウザーの集計列のみをエクスポートするかどうかを選択します。

  7. [エクスポート] をクリックします。

    Microsoft Excelが自動的に起動します。 グループ化、結合された行、計算された値(合計値、平均値、最小値、および最大値)もエクスポートされます。

例: プロジェクトプロパティのエクスポート

どのプロジェクトプロパティでも、オブジェクトプロパティのエクスポートに自動的に含めることができます。これは、目的のプロジェクトプロパティ用に別のプロパティテンプレートを作成し、W_Project_dataという名前を付けることで可能になります。

注:

このテンプレートの名前として、「W_Project_data」を使用する必要があります。

  1. [ファイル > プロジェクトプロパティ] でプロジェクト プロパティを定義 します。この例では、ユーザー定義情報で、プロジェクト名、プロジェクト ビルダー、プロジェクト コメントを入力します。

  2. [オーガナイザー] で、上で定義したプロジェクト プロパティのプロパティ テンプレートを作成 します。この例では、プロジェクト プロパティのみをテンプレートに追加します。

    テンプレートにはどのプロパティでも追加できます。ただし、[オーガナイザー] はそのプロパティに見つかった最初のランダムな値をレポートに追加することに注意してください。そのため、テンプレートには、すべてのオブジェクトに同じ値を持つプロパティだけを追加します。たとえば、レポートに含めようとするすべてのオブジェクトが同じフェーズに属する場合に、テンプレートに PHASE を追加することができます。

    1. オーガナイザーの右上隅の をクリックして [設定] を開き、[テンプレート] をクリックします。
    2. テンプレートに「W_Project_data」という名前を付けて、[空白のテンプレート] を選択します。
    3. [作成] をクリックします。
    4. PROJECT.NAMEPROJECT.BUILDERPROJECT.USERDEFINED.PROJECT_COMMENTのプロジェクトプロパティを、プロパティ列にドラッグします。
    5. [変更] をクリックして、テンプレートを保存します。

  3. エクスポートで使用する Excel テンプレートにプロジェクト プロパティを追加して、テンプレートを保存します。

    プロパティ テンプレートの列見出しをコピーして、Excel テンプレート内のどこにでも追加できます。以下の例を参照してください。

    注:

    Excel にプロパティの DATE タイプを追加する場合は、Excel のセルの形式を [日付] に変更し、日付が正しく表示されるようにします。DATE タイプのプロパティは、名前に DATE が含まれるプロパティです。

    注:

    現在の日付を追加するのに DATE プロパティをプロパティ テンプレートに追加する場合、見出し行の名前を DATE とは異なるものに変更する必要があります。たとえば、名前を DATE1 に変更し、Excel テンプレートで同じテキスト (DATE1) を使用します。

  4. オブジェクト プロパティとプロジェクト プロパティを [オーガナイザー] からエクスポートします。
    1. オブジェクトをモデルまたはカテゴリー内で選択して、オブジェクトブラウザーにオブジェクトを表示します。
    2. エクスポートで使用したいプロパティテンプレート、たとえばデフォルト鉄筋を選択します。
    3. をクリックし、[エクスポート] を選択します。
    4. 以前に変更した Excel テンプレートを選択し、[エクスポート] をクリックします。

    Excelテンプレートに追加されたプロジェクトプロパティの値が、エクスポートされたExcelファイルに表示されます。

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