壁パネル鉄筋/2 重壁エッジと開口部鉄筋

Tekla Structures
2022
Tekla Structures

壁パネル鉄筋/2 重壁エッジと開口部鉄筋

[壁パネル鉄筋] は、1 つのプレキャスト壁パネルのディテールに使用されます。これには、パネル縁端の鉄筋、開口部の周囲の鉄筋、パネル全体の金網、および追加鉄筋 (例: 壁の沓のジョイントに使用する鉄筋) が含まれます。[2重壁エッジと開口部鉄筋] は、2 つのパネルを相互に接続する、2 重壁のディテールに使用されます。これには、パネル縁端の鉄筋、および開口部の周囲の鉄筋が含まれます。

作成されるオブジェクト

  • 鉄筋
  • あばら筋
  • 溶接金網 (1 つのパネルの場合)

使用方法

状況 説明

開口部がある壁パネル鉄筋と、パネル縁端および開口部の周囲の鉄筋。

開口部がある 2 重壁と開口部の周囲の鉄筋。

リング鉄筋は両方のシェルを囲みます。

シェルに接続されるすべての鉄筋 (U 型鉄筋およびあばら筋) は作成時に選択されたシェルに接続されます。

リング、梁、および柱の鉄筋は、入力になっている選択シェルに接続されます。

選択順序

  1. 鉄筋を追加するコンクリート部材を選択します。

    鉄筋は自動的に作成されました。

[画像] タブ

壁パネルの角を補強する方法を選択するには [ピクチャー] タブを使用します。

オプション 説明

角鉄筋

角の補強方法、および角の両側で鉄筋をオフセットする方法を選択します。

最小遮断距離

この値より小さいカットは無視され、鉄筋はカットされません。

鉄筋本数

単一レイヤの鉄筋が作成されます。

2 レイヤの鉄筋が作成されます。

かぶり厚

壁パネルの縁端から一番外側の鉄筋の側面までの距離。

ドアの最小高さ

この値より大きい部材は、ドアの開口部として見なされ、沓のジョイントなどに必要な追加鉄筋は作成されません。

鉄筋最小長

この値より短い端部鉄筋は作成されません。

あばら筋の優先順位の作成

水平鉄筋または垂直鉄筋が上部にあるかどうかを選択します。

最小エッジ長

寸法が定義された最小値より小さい場合、縁端のあばら筋は作成されません。

鉄筋の作成場所

選択した部材とキャスト ユニット全体のどちらで鉄筋を作成するかを選択します。

この設定は [壁パネル鉄筋] で使用できます。

縦筋の定着長

[ターゲット] を選択して、定着長の数値を変更します。これにより、かぶり厚の寸法を引いた全長のメッシュが作成されます。

[固定] を選択すると、定着長さが固定された中心振分けのメッシュが作成されます。

最小間隔

コーナーの溶接金網間の間隔を定義します。

[鉄筋] タブ

壁パネル縁端の周囲に鉄筋を作成するには、[鉄筋] タブを使用します。

オプション 説明

壁パネル縁端鉄筋タイプ

通常の鉄筋が作成されます。

U 型鉄筋が作成されます。

鉄筋は作成されません。

あばら筋を生成します。

溶接金網

溶接金網がパネル全体に作成されるかどうかを選択します。

溶接金網が作成される場合、カスタム金網のプロパティを定義するか、カスタム設定を使用できます。

[溶接金網] コンポーネントを使用して、金網を作成できます。

このオプションは [壁パネル鉄筋] で使用できます。

エッジ溶接金網を作成

鉄筋が縁端で作成されるかどうかを選択します。

[はい] を選択した場合、水平と垂直鉄筋のプロパティを定義します。

このオプションは [2重壁エッジと開口部鉄筋] で使用できます。

水平鉄筋

壁パネル縁端の水平鉄筋のプロパティを定義します。

水平鉄筋には、鉄筋の長さに応じて 3 組のプロパティがある点に注意してください。

たとえば、主筋の長さが 3000 より短い場合は一番左側のオプションが使用され、3000 ~ 6000 の場合は中央のオプション、6000 より長い場合は右側のオプションが使用されます。

垂直鉄筋

壁パネル縁端の垂直鉄筋のプロパティを定義します。

垂直鉄筋には、鉄筋の長さに応じて 2 組のプロパティがある点に注意してください。

U型鉄筋

U 型鉄筋とあばら筋を鉄筋グループとして作成するか、曲げたメッシュ筋として作成するかを選択します。曲げたメッシュ筋は常に鉄筋の外部レイヤーに作成されます。

U 型鉄筋のプロパティを定義します。

壁パネルの各側に U 型鉄筋プロパティの個別の設定があります。

[開口] タブ

壁パネル ウィンドウおよびドア開口部の周囲に鉄筋を作成するには、[開口] タブを使用します。

オプション 説明

開口鉄筋タイプ

4 つの開口部縁端すべてに設定できます。

通常の鉄筋が作成されます。

U 型鉄筋が作成されます。

鉄筋は作成されません。

あばら筋を生成します。

水平鉄筋

水平鉄筋プロパティを定義します。

水平鉄筋には、上段鉄筋と下側鉄筋について別個のプロパティ セットがあることに注意してください。

垂直鉄筋

垂直鉄筋プロパティを定義します。

U型鉄筋

U 型鉄筋とあばら筋を鉄筋グループとして作成するか、曲げたメッシュ筋として作成するかを選択します。曲げたメッシュ筋は常に鉄筋の外部レイヤーに作成されます。

U 型鉄筋のプロパティを定義します。

開口部の各側には、U 型鉄筋の別個のプロパティ セットがあります。

[ドア] タブ

ドアの鉄筋を定義するには、[ドア] タブを使用します。

オプション 説明

ドア鉄筋タイプ

3 つの縁端すべてに設定できます。

通常の鉄筋が作成されます。

U 型鉄筋が作成されます。

鉄筋は作成されません。

あばら筋を生成します。

水平鉄筋

水平鉄筋プロパティを定義します。

垂直鉄筋

垂直鉄筋プロパティを定義します。

U型鉄筋

U 型鉄筋とあばら筋を鉄筋グループとして作成するか、曲げたメッシュ筋として作成するかを選択します。曲げたメッシュ筋は常に鉄筋の外部レイヤーに作成されます。

U 型鉄筋のプロパティを定義します。

ドアの各側には、U 型鉄筋の別個のプロパティ セットがあります。

[ノッチ] タブ

ノッチ鉄筋を定義するには、[ノッチ] タブを使用します。

オプション 説明

ノッチ鉄筋タイプ

2 つの縁端に設定できます。

通常の鉄筋が作成されます。

U 型鉄筋が作成されます。

鉄筋は作成されません。

あばら筋を生成します。

水平鉄筋

水平鉄筋プロパティを定義します。

垂直鉄筋

垂直鉄筋プロパティを定義します。

U型鉄筋

U 型鉄筋とあばら筋を鉄筋グループとして作成するか、曲げたメッシュ筋として作成するかを選択します。曲げたメッシュ筋は常に鉄筋の外部レイヤーに作成されます。

U 型鉄筋のプロパティを定義します。

ノッチの各側には、U 型鉄筋の別個のプロパティ セットがあります。

[斜材] タブ

開口部の角に斜め鉄筋を作成するには、[斜材] タブを使用します。

オプション 説明

斜材の作成

斜め鉄筋が作成されるかどうかを選択します。

斜材数

斜め鉄筋の本数。

サイズ

鉄筋の直径を選択します。

等級

鉄筋に使用する鋼材の強度を定義します。

曲げ半径

鉄筋の曲げ半径を定義します。

L1 および L2

L1 + L2: 斜め鉄筋の長さ。

C

斜め鉄筋から開口部の角までの距離。

[柱] タブ

柱鉄筋を作成するには、[柱] タブを使用します。

オプション 説明

柱鉄筋

柱鉄筋の高さは、部材と同じです。

柱鉄筋が、開口部の上端より高くなることはありません。

柱鉄筋は、開口部の縁端よりおよそ L 値分高くなります。

柱鉄筋は、開口部の縁端よりおよそ L 値分低くなります。

柱鉄筋のプロパティ

柱鉄筋が作成されるかどうかを選択します。

  • 柱の最小高さ(H): 最小値よりも小さいカットと開口部は、柱の作成時に考慮に入れられません。
  • 柱の最大幅(B): 2 つの開口部、カット、または縁端の間の幅が最大値より大きい場合、柱鉄筋は作成されません。
  • 柱の高さのオフセットL1: 柱鉄筋の縁端と開口部の縁端の間の距離。
  • 柱の高さのオフセットL2: L1 と同じですが、柱鉄筋の下部部材に使用されます。

主鉄筋(複数)

主鉄筋のプロパティを定義します。

主筋には、柱の幅に応じて、3 つのプロパティ セットがある点に注意してください。

あばら筋タイプ

あばら筋タイプを選択します。

補強あばら筋

鉄筋のあばら筋を鉄筋グループとして作成するか、曲げたメッシュ筋として作成するかを選択します。曲げたメッシュ筋は常に鉄筋の外部レイヤーに作成されます。

あばら筋のプロパティを定義します。

あばら筋には、柱の幅に応じて、3 つのプロパティ セットがある点に注意してください。

[梁窓上部]/[梁窓下側] タブ

開口部の上および下に梁鉄筋を作成するには、それぞれ [梁窓上部] タブと [梁窓下側] タブを使用します。

梁窓上部 梁窓下側

オプション 説明

梁鉄筋のプロパティ

梁鉄筋が作成されるかどうかを選択します。

  • 梁の最大高さ (Hmax): 壁の縁端から開口部の縁端までの距離。高さが最大値よりも大きい場合、梁鉄筋は作成されません。
  • 梁の最小長(Lmin): 開口部の側面間の距離。開口部の幅が最小値よりより小さい場合、梁鉄筋は作成されません。

上部

梁の上部鉄筋プロパティを定義します。

梁の長さによっては、鉄筋には 2 つのプロパティ セットがあることに注意してください。

下部

梁の下部鉄筋プロパティを定義します。

梁の長さによっては、鉄筋には 2 つのプロパティ セットがあることに注意してください。

あばら筋タイプ

あばら筋を鉄筋グループとして作成するか、曲げたメッシュ筋として作成するかを選択します。曲げたメッシュ筋は常に鉄筋の外部レイヤーに作成されます。

あばら筋タイプを選択します。

補強あばら筋

あばら筋のプロパティを定義します。

梁の長さによっては、帯筋には 2 つのプロパティ セットがあることに注意してください。

[追加] タブ

追加の水平鉄筋と垂直鉄筋を作成するには、[追加] タブを使用します。

オプション 説明

追加鉄筋

追加鉄筋が作成されるかどうかを選択します。

追加鉄筋のプロパティを定義します。

[属性] タブ

作成された部材の鉄筋プロパティを制御するには、[属性] タブを使用します。

オプション 説明

頭マーク

部材マークの頭文字を定義します。

開始番号

部材マークの開始番号を定義します。

名前

部材の名前を定義します。

Tekla Structures では、この名前は図面とレポートで使用されます。

クラス

部材のクラス番号を定義します。

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