詳細設定で定義した設定
詳細オプションは、ユーザー固有、モデル固有、システム固有、役割固有のいずれかになります。
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[ユーザー固有の詳細設定] は、ローカルの options.bin ファイルに保存されます。このファイルはデフォルトで C:\Users\<user>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures\<version>\UserSettings に保存され、ユーザーが所有するすべてのモデルにおいて、指定された方法で機能します。詳細設定 XS_USER_SETTINGS_DIRECTORY を使用すると、フォルダーを変更できます。[詳細設定] ダイアログ ボックスでは、タイプは USER になります。一部のユーザー固有の詳細設定については、値を変更した後に Tekla Structures を再起動する必要があります。
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モデル固有の詳細オプションは、現在のモデルにおいてのみ、指定された方法で機能します。モデル固有の詳細オプションは、モデルフォルダにあるoptions_model.dbおよびoptions_drawings.dbに保存されます。[詳細オプション]ダイアログボックスでは、タイプはMODELまたはDRAWINGになります。[詳細オプション]ダイアログボックスに表示されない一部の特別なモデル固有のオプションは、モデルフォルダにあるoptions.iniファイルから変更できます。
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システム固有の詳細設定は、Tekla Structures のすべてのセッションに適用され、指定された方法ですべてのユーザーのすべてのモデルで機能します。[詳細設定] ダイアログ ボックスでは、タイプは SYSTEM になります。システム固有の詳細設定は、オプションの横にある [SYSTEM] をクリックし、これを [MODEL(SYSTEM)] に変更することによって、オプション データベースに保存されます。変更された値は、現在のモデルにのみ適用されます。[MODEL(SYSTEM)] 詳細設定は、[SYSTEM] に変更することによって [SYSTEM] に戻すことができます。この場合、そのオプションの値はオプション データベースから削除されます。一部のシステム固有の詳細設定については、値を変更した後に Tekla Structures を再起動する必要があります。
システム固有の詳細オプションは、次の環境.iniファイルから読み込まれます。
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グローバルなシステム設定は、..\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\environments\common\ にある共通の env_global_default.ini から読み取られます。これらの設定がすべての環境で使用されます。
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環境固有のシステム設定は、環境フォルダにあるenv_<environment>.iniから読み取られます。役割固有のシステム設定は、グローバルレベル(env_global_default.ini)で定義されているいずれの設定よりも優先されます。
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役割固有のシステム設定は、環境フォルダにあるrole_<role>.iniから読み込まれます。役割固有のシステム設定は、グローバルレベル(env_global_default.ini)および環境レベル(env_<environment>.ini)で定義されているいずれの設定よりも優先されます。
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会社レベルのシステム固有のシステム設定は、他のすべてのシステム固有の詳細設定よりも優先されます。詳細設定XS_FIRMおよびXS_PROJECTのフォルダを設定して、会社レベルのシステム固有の設定を企業フォルダまたはプロジェクトフォルダに保存できます。
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通常、SYSTEM(ROLE)オプションは役割固有です。この設定は、.iniファイルから読み込まれ、データベースには保存されません。設定が変更された場合やタイプが変更された場合、そのオプションはモデル固有になり、データベースに保存されるようになります。MODEL/DRAWING(ROLE)オプションは、タイプや設定が変更されたSYSTEM(ROLE)オプションです。変更は、モデルとともにSYSTEM(ROLE)オプションを、モデルフォルダの下にあるoptions_model.dbおよびoptions_drawings.dbに保存する場合に使用されます。これらの設定は、SYSTEM(ROLE)に戻すこともできます。この場合、デフォルト値が適用されます。