図面のバージョンの管理
バージョン管理は、すべての図面タイプで使用できます。同じ図面の異なるバージョンをリストにして、それらのスナップショットを表示し、現在の図面のバージョンを変更できます。他のモデルの図面のバージョンや [ドキュメント管理] で使用できない削除された図面のバージョンをリストにして表示できます。新規の図面として削除された一般図を開くこともできます。
図面のバージョンの一覧表示は、なんらかの理由で以前のバージョンの図面に戻す必要がある場合に役立ちます。Tekla Model Sharing ではバージョン管理も利用でき、図面に誤って加えた変更を管理して、正しい内容のバージョンに戻すことができます。
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図面を保存するたびに、図面の新しいバージョンが保存されます。
詳細設定
XS_DELETE_UNNECESSARY_DG_FILES
により、詳細設定XS_DELETE_UNNECESSARY_DG_FILES_SAFETY_PERIOD
のデフォルト値である 7 日間が経過した dg ファイルが削除されます。 -
[名前を付けて保存] を使用しても、必要な図面履歴データが必ずしも含められるとは限らないため、図面の更新が失敗することがあります。
図面のバージョン リストを開く
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現在のモデル内の異なるバージョンの図面をリスト表示するには、[ドキュメント管理] タブで [図面とレポート] をクリックし、リストから図面を選択して下部の [図面のバージョン] ボタンをクリックします。
現在の図面のバージョンが太字で表示されます。
図面のスナップショットが別のウィンドウに表示されます。図面を保存すると、デフォルトでスナップショットが取得されます。スナップショットの自動保存を管理する詳細設定は
XS_DRAWING_SNAPSHOT_CREATION
です。詳細設定
XS_CREATE_SNAPSHOT_ON_DRAWING_CREATION
がFALSE
に設定されている場合、図面の作成時にスナップショットは作成されません。図面を開いて保存する場合、XS_DRAWING_SNAPSHOT_CREATION
がTRUE
に設定されていればスナップショットが取得されます。 -
以前のバージョンの図面を選択して、その図面のスナップショットを表示したり、その図面のバージョンを開いたりできるようになりました。
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削除された図面も含め、モデルに関連するすべての図面とそのバージョンを表示するには、[ドキュメント管理] に移動して、[図面のバージョン] リストで図面を選択せずに [ドキュメント管理] をクリックします。この [図面のバージョン] ダイアログ ボックスでは、図面のバージョンを表示したり、削除された一般図のバージョンを新規の一般図として開いたり、異なるバージョンを開いたり、そのスナップショットを表示したりできます。2 つの異なるモデルの図面を比較することもできます。たとえば、現在のモデルの図面と [図面のバージョン] ダイアログ ボックスの左上隅で選択したモデルの図面を比較できます。ダイアログ ボックスでは、どの図面がどのモデルに含まれているかを明確に表示できます。図面のバージョンが右側にリスト表示されます。
図面のバージョンの機能
目的 | 操作 |
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現在のバージョンとして別の図面のバージョンを保存する |
これにより、その図面のバージョンが現在の図面のバージョンになります。 |
削除された一般図のバージョンを新規の一般図として開く |
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別のモデルに図面のバージョンを表示する |
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Tekla Model Sharing における図面のバージョン
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Tekla Model Sharing モデルでは、競合状態にある異なるバージョンの図面をリスト表示できます。ローカル バージョンのモデルで同一の図面を変更し、あるユーザーがアウトを行った場合、[変更リスト] を読み込むと、他のユーザーのローカル バージョンのモデルとの競合が表示されます。
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[図面のバージョン] から [変更リスト] ダイアログ ボックスを開くことができます。変更した図面を選択し、右クリックして [開いているバージョン] を選択すると、図面のバージョンと図面に加えた変更が表示されます。