変数の式の例: ボルト列数を計算する
この例では、梁の高さに基づいてボルト列数を計算する変数の式を作成する方法を示します。 計算には if
ステートメントを使用します。
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[カスタムコンポーネントエディタ] ツールバーで、[変数を表示する] ボタンをクリックします。
[変数] ダイアログ ボックスが開きます。
- [追加]をクリックし、新しいパラメータ変数を作成します。
- [値のタイプ] リストで、[数] を選択します。
- [カスタムコンポーネントブラウザー] で、梁の高さプロパティを参照します。
- [高さ] を右クリックして [参照のコピー] を選択します。
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パラメーター変数の [式] ボックスに、次の
if
ステートメントを入力します。=if (fP(Height,"ID50B8559A-0000-00FD-3133-353432363133")< 301) then 2 else (if (fP(Height,"ID50B8559A-0000-00FD-3133-353432363133")>501) then 4 else 3 endif) endif
この式では、fP(Height,"ID50B8559A-0000-00FD-3133-353432363133") が [カスタムコンポーネントブラウザー] からコピーされた梁の高さの参照です。この変数は、次のように値を取得します。
- 梁の高さが 301 mm 未満の場合、値は 2 になります。
- 梁の高さが 501 mm を超える場合、値は 4 になります。
- 梁の高さが 300 ~ 500 mm の場合、値は 3 になります。
- [追加]をクリックし、別のパラメータ変数を作成します。
- 新しい変数の [値のタイプ] リストで [距離リスト] を選択します。
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新しい変数の [式] ボックスに、「=P1+"*"+100」と入力します。
この式では、
100
がボルト間隔でP1
の値がボルト列数です。 - [カスタムコンポーネントブラウザー] で、[ボルト間隔 X] を参照します。
- [ボルト間隔 X] を右クリックして [式の追加] を選択します。
- 等号の後に「P2」と入力し、Enterキーを押します。
- カスタム コンポーネントを保存します。
- カスタム コンポーネント エディターを閉じます。
梁の高さを変更すると、ボルト列数も変更されるようになりました。