Tekla Structural Designerのインポート/エクスポート
新しくなったダイアログ ボックス
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[Tekla Structural Designerにエクスポート] および [Tekla Structural Designerのインポート] ダイアログ ボックスが新しくなりました。ダイアログ ボックスには、タブの代わりに、さまざまな設定の展開可能なセクションがあります。たとえば、[変換] や、インポート ダイアログ ボックスにある [鉄筋] などです。
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インポート ダイアログ ボックスで、鉄筋変換ファイルをプレビューできます。
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[モデル比較ツール] ダイアログ ボックスが新しくなりました。
エクスポートの改良点
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基礎オブジェクトを Tekla Structural Designer にエクスポートすると、長方形パッド フーチングは、以前のバージョンで作成された柱ではなくパッド ベースとして転送されます。
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基礎オブジェクトを Tekla Structural Designer にエクスポートすると、長方形ストリップ フーチングは、以前のバージョンで作成された梁ではなくストリップ ベースとして転送されます。
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L 形、T 形、C 形のコンクリート柱が Tekla Structural Designer に正しくエクスポートされます。
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他のプロファイルを持つコンクリート柱は、次のように Tekla Structural Designer にエクスポートされます。
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FLDPL プロファイルは、エルボーとしてエクスポートされます。
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REC_A、REC_B、... REC_H プロファイルは、台形としてエクスポートされます。
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REC_I プロファイルは、平行四辺形としてエクスポートされます。
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II プロファイルは、I 断面としてエクスポートされます。
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TRI_B プロファイルは、3 面ポリゴンとしてエクスポートされます。
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両端の主軸の長さが同じ HXGON プロファイルは、6 面ポリゴンとしてエクスポートされます。
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OCT プロファイルは、通常のポリゴンの場合、8 面ポリゴンとしてエクスポートされます。
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両端の主軸の長さが同じ OCTGON プロファイルは、8 面ポリゴンとしてエクスポートされます。
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インポートの改良点
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Tekla Structural Designer から基礎オブジェクト (パッド ベース) をインポートする場合、以前のバージョンで作成されたスラブではなく、パッド フーチングが作成されます。
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Tekla Structural Designer から基礎オブジェクト (ストリップ ベース) をインポートする場合、以前のバージョンで作成されたスラブではなく、ストリップ フーチングが作成されます。
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L 断面、T 断面、または C 断面として作成されたコンクリート柱は、Tekla Structural Designer から正しくインポートされます。
以下は考慮されません。
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垂直および水平方向の脚の厚みが等しくない L 断面
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対称ではない T 断面 (ステムの距離が幅の半分ではない場合)
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ウェブ、上フランジ、および下フランジの厚みが均等ではない C 断面
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エルボー、台形、I 断面、平行四辺形、三角形、六角形、または八角形として作成されたコンクリート柱は、Tekla Structural Designer から正しくインポートされます。
鉄筋のインポートの改良点
互換性のあるバージョンの Tekla Structural Designer と Tekla Structures をインストールしており、Tekla Structures Diamond または Tekla Structures Graphite 設定を使用して、.tsmd ファイルをインポートした場合、現場打ちコンクリート構造に関して次の点が改良されています。
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鉄筋セットは、Tekla Structural Designer からインポートされたパッド フーチング、ストリップ フーチング、梁、柱、壁に作成できます。これは、溶接金網ではなくフリーの鉄筋に適用されます。
[Tekla Structural Designerのインポート] ダイアログ ボックスで、[鉄筋] セクション、[鉄筋のインポート] セクションの順に開き、関連する部材タイプのチェック ボックスをオンにします。
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フーチングでは、各フーチングの鉄筋のレイヤー (上部の外側および内側、下部の外側および内側) ごとにシングル鉄筋セットが作成されます。端部ディテール モディファイアーは、フックの作成に使用されます。
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梁、柱、壁において、あばら筋の主要鉄筋および交差する鉄筋セットに対して、長手方向鉄筋セットが作成されます。梁スパン、柱スタック、または壁パネルごとに、あるいは鉄筋径が異なる領域ごとに、あばら筋やリンクの個別の鉄筋セットが作成されます。サポートや範囲などのさまざまな領域が間隔ゾーンとしてモデリングされます。ラップ、クランク、千鳥、フックを作成する場合は、分割線と端部ディテール モディファイアーが使用されます。鉄筋セット内に直径が異なる長手方向鉄筋がある場合、プロパティ モディファイアーが使用されます。
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壁の場合、鉄筋セットは開口部でカットされますが、ディテールは指定されません。
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Tekla Structural Designer では、鉄筋を転送すると、ストリップごとに 1 つずつではなく、スラブ パッチの方向ごとに別個にシングル鉄筋セットが作成されるようになったため、鉄筋データの一貫性が保たれます。たとえば、Tekla Structural Designer のデータによっては、X にセットが 1 つ、Y にはセットが 3 つ作成されることがあります。