Tekla Model Sharing でのユーザーの管理

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

Tekla Model Sharing でのユーザーの管理

共有モデルで [オーナー] の役割を持つユーザーは、いくつかの方法でそのモデルのユーザーを管理できます。特に、オーナーは新しいユーザーの招待、ユーザーの役割と権限の変更、電子メール通知の送信、ユーザーの削除を行うことができます。

新しいユーザーを共有モデルに招待する

  1. 新しいユーザーを招待する共有モデルを開きます。
  2. [ファイル] メニューで、共有 > ユーザー をクリックします。
  3. [ユーザー] ダイアログ ボックスで、[ユーザーを招待] ボックスに新しいユーザーの電子メール アドレスを入力し、ユーザーの役割を、[エディタ]、[オーナー]、[プロジェクトビューワー]、または [ビューワー] に設定します。

    複数のユーザーを一度に追加できます。これには、複数の電子メール アドレスをセミコロンで区切って指定します。複数の電子メール アドレスをスペースで区切らないでください。

    複数のユーザーを一度に追加した場合、すべてのユーザーに同じ役割が割り当てられます。割り当てられた役割は後で変更できます。

  4. [追加] ボタンをクリックして新しいユーザーをモデルに追加します。
  5. 必要に応じて、新しいユーザーの役割を変更します。
  6. 招待されたユーザーに通知電子メールを送信するには [ユーザーに電子メール通知を送信します。] チェック ボックスをオンにして、ユーザーへのメッセージを入力します。
  7. [変更を保存] をクリックしてユーザーを招待します。

ユーザーと共有操作に関する情報を表示する

Tekla Model Sharing のユーザー情報やモデルに対する基本的な共有操作を確認する場合、または新しいユーザーを共有モデルに招待する場合は、ファイル > 共有 > ユーザー で [ユーザー] ダイアログ ボックスを開きます。

オプション 説明

名前

ユーザーの名前。

電子メール

ユーザーの電子メール アドレス。

役割

ユーザーの役割: [オーナー]、[エディタ]、[プロジェクトビューワー]、または [ビューワー]。

モデルを共有し始めると、モデルの [オーナー] となり、他のユーザーの役割を設定できます。役割は、必要に応じて後で変更できます。

さまざまな役割を使用して、共有モデルに関するユーザーの権限を管理できます。

1 つのモデル内に複数の [オーナー] が存在してもかまわない点に注意してください。

参加済み

招待されたユーザーがモデルに参加していることを示します。

日付

ユーザーがモデルに参加した日付。

変更者

ユーザーを招待したユーザーまたはユーザーの役割を最後に変更したユーザー。

前回の読み込み

ユーザーが前回のインを行った日付。

下矢印付きの数値は、共有サービスで使用可能な更新パケットの総数を示しています。

矢印の横の数値は、ユーザーがインしたパケットの数を示しています。

前回のアウト

ユーザーが前回アウトした日付。

上矢印付きの数値は、共有サービスで使用可能な更新パケットの総数を示しています。

矢印の横の数値は、ユーザーがアウトした前回のパケットの数を示しています。

選択したユーザーのモデルに対する権限を削除します。

他のユーザーを共有サービスから削除できるのは、[オーナー] の役割を持つユーザーだけです。

Tekla Model Sharing でのユーザーの役割を変更する

ユーザーの役割は、共有モデルの表示および変更に関するユーザーの権限を定義するものです。Tekla Model Sharing のユーザーの役割は、[オーナー]、[エディタ]、[プロジェクトビューワー]、および [ビューワー] です。Tekla Model Sharing でモデルを共有し始めると、モデルの [オーナー] となります。[オーナー] は、他のユーザーをモデルに招待し、4 つの役割のうち 1 つを付与できます。

4 つの異なる役割における権限を下の表に示します。

役割 権限

オーナー

[オーナー] の役割を持つユーザーは、以下の操作を実行できます。

  • 他のユーザーによる変更をインして、自分の変更を共有サービスにアウトする

  • 新しいユーザーを招待する

  • 他のユーザーをリストしてその役割を変更する

  • モデルからユーザーを削除する

  • モデル インスタンスを削除し、モデル関連のデータを共有サービスからすべて削除する

  • モデル コードと説明のプロパティを変更する

1 つのモデルに対して複数のユーザーが同時に [オーナー] となることができます。モデルを共有し始めた [オーナー] は、選択したユーザーに [オーナー] の役割を付与できます。

エディタ

[エディタ] の役割を持つユーザーは、以下の操作を実行できます。

  • 他のユーザーによる変更をインして、自分の変更を共有サービスにアウトする

  • モデルを編集する

  • 他のユーザーを表示する

プロジェクトビューワー

[プロジェクトビューワー] の役割を持つユーザーは、以下の操作を実行できます。

  • 他のユーザーによる変更をインして、自分の変更を共有サービスにアウトする

  • モデルを表示する。ただし、モデル オブジェクトの変更はできない

  • 他のユーザーを表示する

[プロジェクトビューワー] の役割を持つユーザーは、以下の操作は実行できません。

  • ナンバリングに影響を与えるユーザー定義情報を変更する

  • 基準線を追加および変更する

  • 梁やその他のオブジェクトを作成するモデルをインポートおよび更新する

[プロジェクトビューワー] の役割でモデルを開くと、Tekla Structures の再起動が必要になることに注意してください。

共有モデルにおける [プロジェクトビューワー] の役割の権限は、Tekla Structures Carbon ライセンスで利用可能な機能に対応します。

ビューワー

[ビューワー] の役割を持つユーザーは、以下の操作を実行できます。

  • 他のユーザーの変更をインする

  • モデルを表示する

[ビューワー] の役割を持つユーザーは、以下の操作は実行できません。

  • 変更を共有サービスにアウトする

  • モデル オブジェクトを選択する

  • エクスポート コマンドを使用する

[ビューワー] の役割でモデルを開くと、Tekla Structures の再起動が必要になることに注意してください。

以下のいずれかの方法でモデルを共有から切り離すと、共有モデルへの自分のアクセス権限が解除されることに注意してください。

  • [モデルシェアリングから除外] コマンドを使用してモデルを共有から除外する

  • Tekla Structures の次のバージョンにアップグレードする

  • [名前を付けて保存] コマンドを使用してモデルを保存する

[オーナー] の役割を持つユーザーは、次のようにユーザーの役割を変更できます。

  1. ユーザーの役割を変更する共有モデルを開きます。
  2. [ファイル] メニューで、共有 > ユーザー をクリックします。
  3. [ユーザー] ダイアログ ボックスで、役割を変更するユーザーを選択します。
  4. [役割] 列の矢印をクリックし、リストでそのユーザーの新しい役割を選択します。
  5. 役割が変更されたユーザーに電子メールで通知を送信する場合は、[ユーザーに電子メール通知を送信します。] チェック ボックスをオンにします。
  6. 必要に応じて、電子メール通知に短いメッセージを書き添えます。

    メッセージを書き添えた場合、招待されたユーザーと役割が変更されたユーザーの全員に同じメッセージが届きます。

  7. [変更を保存] をクリックします。

共有モデルからユーザーを削除する

[オーナー] の役割を持つユーザーは、共有モデルから不要なユーザーを削除できます。

  1. [ファイル] メニューで、共有 > ユーザー をクリックします。
  2. [ユーザー] ダイアログ ボックスで、削除するユーザーを選択します。
  3. ボタンをクリックして、モデルに対するそのユーザーのアクセス権限および変更権限を削除します。

    誤って ボタンをクリックしても、再度ボタンをクリックすれば、ユーザーの権限の削除をキャンセルできます。

  4. モデルから削除するすべてのユーザーに対して、手順 2 と 3 を繰り返します。
  5. [変更を保存] をクリックして、モデルからユーザーを削除します。

ユーザーのエクスポートとインポート

[オーナー] の役割を持つユーザーは、現在の共有モデルのユーザーのリストをエクスポートして、ユーザーの役割や権限に変更を加えたり、同じユーザーを別の共有モデルに追加したりできます。

  1. [ファイル] メニューで、共有 > ユーザー をクリックします。
  2. [ユーザー] ダイアログ ボックスの下部にある [ユーザーのエクスポート] をクリックします。

    ユーザーのリストは、モデル フォルダーの下の \ModelSharing サブフォルダーにある users.csv ファイルに保存されます。リストの形式は、<電子メール アドレス>;<役割> です。

  3. 必要に応じて、次のいずれかを行います。

    これを

    実行するには

    現在のモデルのユーザーの役割と権限の変更

    1. users.csv ファイルを開きます。

    2. 必要に応じてユーザーの役割を変更するか、役割を NONE に設定してユーザーの権限を削除します。

    3. users.csv ファイルを保存して閉じます。

    4. 共有モデルに戻ります。

    5. 変更を適用するには、[ユーザー] ダイアログ ボックスの下部にある [ユーザーのインポート] をクリックします。

    6. users.csv ファイルを選択します。

    7. [開く] をクリックします。

      users.csv に加えられた変更が、現在のユーザー リストに反映されます。

    8. ユーザーの変更を現在のモデルに保存するには、[変更を保存] をクリックします。

    別の共有モデルへのユーザーのコピー

    1. 現在のモデルを閉じて、別の共有モデルを開きます。

    2. [ファイル] メニューで、共有 > ユーザー をクリックします。

    3. [ユーザー] ダイアログ ボックスの下部にある [ユーザーのインポート] をクリックします。

    4. 以前のモデルの users.csv ファイルを検索して選択します。

      デフォルトで、users.csv ファイルはモデル フォルダーの下の \ModelSharing サブフォルダー保存されます。

    5. [開く] をクリックします。

      users.csv ファイルのユーザーが現在のモデルに追加され、そのファイルで定義されている役割が割り当てられます。

    6. ユーザーの変更を保存するには、[変更を保存] をクリックします。

電子メール通知の送信

[オーナー] の役割を持つユーザーは、いつでも電子メールで他のモデル ユーザーにメッセージを送信できます。

  1. [ファイル] メニューで、共有 > ユーザー をクリックします。
  2. [ユーザー] ダイアログ ボックスで、[ユーザーに電子メール通知を送信します。] チェック ボックスをオンにします。
  3. [ユーザーに電子メール通知を送信します。] チェック ボックスの下のメッセージ ボックスに、通知テキストを入力します。
  4. 必要に応じて、次のいずれかを行います。
    • 通知を特定のユーザーに送信するには、モデル ユーザーのリストでユーザーを選択します。

      Shift キーを押したままにするとユーザーの範囲を選択でき、Ctrl キーを押したままにすると複数のユーザーを選択できます

    • すべてのユーザーにメッセージを送信するには、モデル ユーザーのリストでユーザーが選択されていないことを確認します。

  5. [送信] をクリックします。
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