図面の鉄筋設定 (rebar_config.inp)

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

図面の鉄筋設定 (rebar_config.inp)

Tekla Structures では、システム フォルダー (XS_SYSTEM)、企業フォルダー、またはプロジェクト フォルダーにある rebar_config.inp ファイル内の設定を使用して、図面の鉄筋に関連する次の点が定義されます。

  • 選択した範囲に固有の鉄筋の曲げスケジュール

  • 鉄筋の寸法の丸め

  • 使用可能なシンボル (金網、緊張材、およびシース)

  • 鉄筋の解説図の表示設定

rebar_config.inp のエントリは、以下のとおりです。

エントリ

説明

MergeOneFormat

使用されなくなりました。これらのプロパティは、図面プロパティで定義します。

MergeTwoOrMoreFormats

MergeAndFormat

LeaderLinetype

DimensionMarkSpacingSeparator

="/"

鉄筋マークの区切り文字に影響します。

ExactDimensionMarkSpacingSeparator

=" + "

鉄筋マークの異なる絶対間隔値の間の区切り文字。

ExactDimensionMarkPcsSeparator

="*"

鉄筋マークの鉄筋の数とその絶対間隔値との間の区切り文字。

BendingAngleTolerance

角度の許容値を設定します。設定された許容値と異なる、許容範囲に満たない角度が認識され、正しい曲げ形状で作成されます。

許容値は、角度ではなくラジアンとして入力してください。ラジアンのデフォルト値は 0.001 です。これは、角度 0.0573 に相当します。これは、すべての曲げ形状に当てはまります。

BentRebarTolerance

許容値を設定します。値に応じて、少しだけ曲がっている曲げ鉄筋は直線になります。

鉄筋の直径が 20 mm で半径が 200 m の場合は、20/200000 = 0.0001 となります。

長い鉄筋の場合には、鉄筋の正しい形状を得られるように、この変数で正しい曲げ鉄筋を定義します。このオプションは、鉄筋の直径と半径の関係を比較する際に使用されます。関係が BentRebarTolerance よりも小さい場合、鉄筋は bend_type_1 になり、それ以外の場合は bend_type_34 になります。

PullOutBendingRadiusAsMultiplier

引出しの曲げ半径を示すには mm ではなく乗数を使用して 1 に設定します。

GroupBarMark

使用されなくなりました。

MarkingDimAttributes

使用されなくなりました。

ScheduleCountry

どの鉄筋加工図を使用するかを定義します。テンプレートおよびレポートの曲げ形状に影響を与えます。使用可能な鉄筋加工図は FIN、SWE、UK、US です。

モデルのナンバリングを行う際、この情報に従って鉄筋の曲げ形状が指定されます。たとえば、デフォルトの環境での曲げ形状は、A、B、C などの文字となります。

ScheduleDimensionRoundingDirection

ScheduleTotalLengthRoundingDirection

オプション:

  • "UP":鉄筋寸法の切り上げを行います

  • "DOWN":鉄筋寸法の切り捨てを行います

  • "NEAREST":鉄筋寸法の切り上げまたは切り捨てを行います

ScheduleDimensionRoundingAccuracy

鉄筋寸法の丸め精度を設定します。デフォルト値は 1 mm です。

ScheduleDimensionRoundingDirection で選択したオプションに従って、個々の鉄筋寸法の切り上げ切り捨てが行われます。

ScheduleTotalLengthRoundingAccuracy

鉄筋の全長の丸め精度を設定します。デフォルト値は 10 mm です。

ScheduleTotalLengthRoundingDirection で選択したオプションに従って、個々の鉄筋寸法の切り上げ切り捨てが行われます。

BentSymbolFile

使用可能な鉄筋の曲げシンボルが含まれるシンボル ファイルを指定します。デフォルトでは、bent.sym ファイルを参照します。デフォルト環境では、このファイルは ..\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\\environments\common\symbols フォルダーにあります。

MeshSymbolFile

使用可能な溶接金網シンボルが含まれる溶接金網シンボル ファイルを指定します。図面で使用可能な溶接金網シンボルに影響します。

デフォルトでは、...\Tekla Structures\<version>\\environments\common\symbols フォルダ内の mesh.sym ファイルを参照します。

StrandSymbolFile

使用可能な溶接金網シンボルが含まれる緊張材シンボル ファイルを指定します。図面に影響を与えます。

デフォルトでは、...\Tekla Structures\<version>\environments\common\symbols フォルダ内の strand.sym ファイルを参照します。

UnbondingSymbolFile

使用可能なシース シンボルが含まれるシース シンボル ファイルを指定します。

RebarMeshSize

溶接金網サイズのテンプレート。

PullOutDimensionFormat

寸法の表示形式を定義します。

形式は寸法プロパティ形式に従います。

オプション:

  • 0 = ###

  • 1 = ###[.#]

  • 2 = ###.#

  • 3 = ###[.##]

  • 4 = ###.##

  • 5 = ###[.###]

  • 6 = ###.###

  • 7 = ### #/#

  • 8 = ###/##.###

PullOutDimensionPrecision

精度レベルを設定します。精度は次の式を使用して計算されます: 1/値 = 精度

たとえば、メートル法では 1、10、100、フィート・インチ法では 2、4、8、16、32 といった値を使用できます。

PullOutDimensionUnit

使用する単位を定義します。

オプション:

  • 0 = 自動

  • 1 = mm

  • 2 = cm

  • 3 = m

  • 4 = インチ

  • 5 = フィートとインチ

PullOutColor

鉄筋マークの解説図の色を設定します。

オプション:

  • 1 = 黒

  • 2 = 赤

  • 3 = 明るい緑

  • 4 = 青

  • 5 = シアン

  • 6 = 黄

  • 7 = マゼンタ

PullOutVisibleLineType

解説図の鉄筋の形状の線タイプを設定します。

オプション:

1 =

2 =

3 =

4 =

5 =

6 =

7 =

PullOutRepresentation

表示タイプを設定します。

オプション:

  • 0 = 単一

  • 1 = 二重

  • 2 = 塗りつぶし

  • 3 = 棒

PullOutAngleColor

解説図の角度の色を設定します。

オプション:

  • 1 = 黒

  • 2 = 赤

  • 3 = 緑

  • 4 = 青

  • 5 = シアン

  • 6 = 黄

  • 7 = マゼンタ

  • 8 = 茶

  • 9 = 緑

  • 10 = 紺青

  • 11 = 深緑

  • 12 = オレンジ

  • 13 = グレー

PullOutAngleLineType

解説図の角度線の線タイプを設定します。

オプション:

  • 1 =

  • 2 =

  • 3 =

  • 4 =

  • 5 =

  • 6 =

  • 7 =

PullOutLeaderLineMinLength

寸法テキストを指示する小さな引出し線の最小長を設定します。デフォルト値は 10 mm です。引出し線を完全にオフに切り替えるには、大きい値を使用します。

PullOutShowDuplicateDims

1 つの鉄筋について重複する寸法を複数回表示するかどうかを定義します。

オプション:

  • 0 = 重複する寸法は表示されません (デフォルト)

  • 1 = 同間隔寸法および平行寸法は表示されますが、類似したフックの寸法は表示されません

  • 2 = 同間隔寸法および平行寸法は表示されませんが、両方のフック寸法は表示されます

  • 3 = すべての寸法が表示されます

  • 4 = フック寸法は表示されません

  • 5 = フック寸法、または同間隔寸法と平行寸法は表示されません

PullOutShowUSHookDims

90 度超のフックの寸法を US/NA 方式で表示する場合に定義します。

オプション:

  • 0 = ヨーロッパ方式のフック寸法 (= 足の長さ) を表示 (デフォルト)

  • 1 = 90 度超のフックについて、US 方式のフック寸法 (= 直線長) を表示

US/NA (A) とヨーロッパ方式 (B) のフックの寸法の相違については、次の図を参照してください。

参照項目

鉄筋形状の認識におけるハードコードされた曲げタイプ識別子

自動鉄筋マークへの解説図の追加

自動鉄筋および溶接金網プロパティの定義

図面の鉄筋/隣接鉄筋と溶接金網のプロパティ

役に立ちましたか?
前へ
次へ