Tekla License Server 2020 ハードウェア推奨事項

Tekla Structures
2021
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Tekla License Server 2020 ハードウェア推奨事項

このページの情報は、オンライン ライセンスには当てはまりません。

Tekla Structures オンプレミス ライセンスをお持ちの場合、ライセンス サーバーを自分のハードウェアにインストールして使用する必要があります。必ず、使用可能な最新バージョンにオンプレミス ライセンス サーバーをアップグレードすることをお勧めします。ライセンス サーバーの各バージョンは、Tekla Structures の複数のバージョンと互換性があります。以前のバージョンの Tekla Structures と互換性のあるライセンス サーバー のバージョンについては、このページの下部にある表を参照してください。

オペレーティング システム

Tekla Structures 用の FlexNet ライセンス システムは、次のオペレーティング システムで動作します。

  • Microsoft Windows 10
  • Microsoft Windows Server 2016
  • Microsoft Windows Server 2019

32 ビット版および 64 ビット版オペレーティング システムがサポートされています。

サーバーベースの OS に Tekla License Server をインストールすることが推奨されます。社内に LAN がない場合は、Tekla Structures が実行されている各コンピューターにライセンス サーバーをインストールし、コンピューターごとに 1 つのライセンスを認証できます。

ライセンス サーバーのハードウェア

Tekla License Server として使用するサーバーは、効率性や性能において特別に優れている必要はありません。サーバーとネットワーク接続の信頼性の方がはるかに重要です。

ライセンスにアクセスせずに Tekla Structures を実行することはできません。ユーザーの作業を中断するリスクを最小限に抑えるため、複数のユーザーが使用するオンプレミス ライセンス サーバーを適切なサーバー ハードウェアおよびサーバー オペレーティング システムで実行することをお勧めします。サーバー用のオペレーティング システムは、通常のワークステーション用のオペレーティング システムと比較すると、長時間の安定した運用ができるように設計されており、ライセンス管理に適しているシステムです。

仮想化プラットフォーム

Tekla License Server のサポートされている仮想マシンのプラットフォームは次のとおりです。

  • Citrix XenServer 7.6
  • Microsoft Windows 10 Hyper-V
  • Microsoft Windows Server 2016 Hyper-V
  • Microsoft Windows Server 2019 Hyper-V
  • Oracle VirtualBox 5.2.18
  • Parallels Desktop 14.1.0 for MAC 10.14
  • QEMU-KVM (ホスト OS: CentOS 7.5)
    • ハイパーバイザー: qemu-kvm-ev-2.10.0
    • ハイパーバイザー サービス: libvirt-daemon-kvm-3.9.0-14
    • 仮想マシン マネージャー: vmm v1.4.3
  • VMware ESXi 6.5 および 6.7
  • VMware Workstation 14.1.1

Linux または Unix ベースのサーバーはサポートされていません。クラウド環境はサポートされていません。

バックアップ

オンプレミス ライセンスは安全な状態に維持してください。必ず、電子メールで送信されたライセンス資格ファイルを保存します。認証されたライセンスを別のバックアップ場所にバックアップします。認証済みのライセンスが削除された場合、またはライセンス サーバー コンピューターでハードウェア障害が発生した場合は、ライセンスを回復するためのバックアップが必要になります。

認証されたライセンスがなくなり、バックアップが利用できない場合は、使用許諾契約書に記載されている条件に従って、交換ライセンスを注文できます。

インターネット接続

オンプレミス ライセンスの認証の取得、認証の返却、または修復作業を行うためには、弊社の認証サーバーに接続する必要があるため、インターネットへの接続が必要となります。ライセンス サーバーにインターネット接続が必要になるのは、Trimble の認証取得サーバーに接続してライセンスの認証、返却、および修復を行う際のみです。

クライアントは、オンプレミス ライセンスのライセンス サーバーに直接接続されます。ユーザーがオフィス外で作業する場合、ライセンス サーバーに接続 (VPN 経由など) したり、オフィスでライセンス サーバーに接続したままライセンスを持ち出す必要があります。オンライン ライセンスをお持ちの場合、オンライン ライセンスは Trimble のクラウド サービスから直接プロビジョニングされるため、オフィス ネットワーク外のユーザーがセットアップを追加しなくてもそれらのライセンスを使用でき ます。

ライセンス サーバーは、IPv4、IPv6、または IPv4 と IPv6 の両方のプロトコルを使用するネットワークで使用できます。

会社のライセンス サーバーが Trimble のアクティベーション サーバーに接続する際に、ライセンス サーバーが直接インターネットに接続できるようにする必要があります。認証取得の通信は、TCP ポート 443 の HTTPS を介した SOAP (Simple Object Access Protocol) により行われます。したがって、認証取得時の情報の送受信がファイアウォールによってブロックされないようにする必要があります。認証取得時の通信を許可するには、ファイアウォール設定で認証取得サーバーの次のアドレスを使用します。https://activate.tekla.com:443/flexnet/services/ActivationService?wsdl

その他

Tekla Structures は、起動時にライセンスを予約するためにライセンス サーバーに接続できる必要があります。ファイアウォール (Windows ファイアウォールなど) で、サーバー コンピューターと Tekla Structures がインストールされているコンピューターとの間の通信が許可されている必要があります。tekla.exe アプリケーションと lmgrd.exe アプリケーションがファイアウォール経由で動作できるようにする必要があります。これらのアプリケーションは ..\Tekla\License\Server フォルダーに配置する必要があります。

ライセンス サーバーを実行しているどのコンピューターでも、ネットワーク アダプターの MAC アドレスを変更しないでください。仮想環境を使用している場合は、動的 MAC アドレス指定ではなく静的 MAC アドレス指定が使用されていることを確認してください。

ライセンス サーバーを実行しているコンピューターには固定 IP アドレスが必要です。

どのオンプレミス ライセンス サーバーのバージョンを使用するか

下の表で、現在の Tekla Structures のバージョンにはどのオンプレミス ライセンス サーバーのバージョンを使用すればよいかを確認します。また、新しいサービス パックまたはプログレス リリースにアップグレードする必要があるかどうかも確認します。

オンプレミス ライセンス サーバーの更新については、「Tekla オンプレミス ライセンス サーバーの更新」を参照してください。

Tekla Structures バージョン ライセンス サーバー 2016 SP1 ライセンス サーバー 2017 以降

2018 以降

2017i - すべてのバージョン

2017 - すべてのバージョン

2016i - すべてのバージョン

2016 SP5/PR5 以降

2016 SP4/PR4 まで

2016 SP5/PR5 以降にアップグレード

21.1 SR7 以降

21.1 SR6 まで

21.1 SR7 以降にアップグレード

21.1 すべての PV バージョン

21.0 以前

ライセンスサーバーのインストール方法については、「Tekla オンプレミス ライセンス サーバーのインストール」を参照してください。

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