現場打ちコンクリート ユニット
現場打ちコンクリート管理機能が有効である場合、現場打ちコンクリートとその他のオブジェクトを組み合わせた現場打ちコンクリート ユニットを作成できます。現場打ちコンクリート ユニットは、現場打ちコンクリートのエンティティで、現場打ちコンクリートと、関連するすべての鉄筋、埋込み材、その他のコンクリートを建設現場で打ち込む前に用意する必要があるオブジェクトで構成されています。
モデル内の各現場打ちコンクリートには、その現場打ちコンクリートが属する、対応する現場打ちコンクリート ユニットがあります。[現場打ちコンクリートユニットを計算] コマンドを使用することで、その他のオブジェクトを現場打ちコンクリート ユニットに自動的に追加できます。現場打ちコンクリート ユニットを手動で変更することもできます。
次のモデル オブジェクトを現場打ちコンクリート ユニットに追加することができます。
- 単体の鉄筋、鉄筋グループ、溶接金網、および緊張材などの鉄筋
- 製品 (埋込み材など)
- サブアセンブリ (現場打ちコンクリートの埋込み材など)
- ボルト (アンカー ボルトおよびシアー スタッドなど)
- 現場打ちコンクリート部材オブジェクトに追加した仕上げ材
- プレキャスト製品
プレキャスト製品は、[現場打ちコンクリートユニットを計算] コマンドを使用せず、手動でのみ追加できます。
部材や溶接など一部のモデル オブジェクトは、現場打ちコンクリート ユニットに直接追加できないことに注意してください。代わりに、これらのオブジェクトは、それらが属する製品とキャスト ユニットを介して現場打ちコンクリート ユニットに間接的にリンクされます。
1 つのモデル オブジェクトは一度に 1 つの現場打ちコンクリート ユニットにのみ含めることができます。
現場打ちコンクリート部材を計算
どのオブジェクトが現場打ちコンクリート ユニットを形成しているかを Tekla Structures で検出し、それらのオブジェクトを現場打ちコンクリート ユニットに自動的に追加できます。
現場打ちコンクリート ユニットを現場打ちコンクリート ビュー、情報ツール、オーガナイザー、またはレポートで確認できます。
現場打ちコンクリート ユニットを変更する場合、オブジェクトを手動で追加または削除できます。手動追加は、[現場打ちコンクリートユニットを計算] コマンドを再度使用しても維持されますが、現場打ちコンクリート ユニットから手動で削除したオブジェクトが再度追加されてしまいます。
現場打ちコンクリート ユニットでのオブジェクトの確認および情報表示
現場打ちコンクリート ユニットに含まれるオブジェクトを視覚的に確認できます。[情報] ツールを使用して、現場打ちコンクリート ユニットとそれに含まれるオブジェクトの情報を入手することもできます。
現場打ちコンクリート ユニットへのオブジェクトの追加
[現場打ちコンクリートユニットを計算] を使用できるほか、現場打ちコンクリート ユニットにオブジェクトを手動で追加できます。
オブジェクトを選択していない場合、[クイック起動] またはカスタマイズしたキーボード ショートカット を使用して [現場打ちコンクリート ユニットに追加] コマンドを実行してから、現場打ちコンクリート ユニットに追加するオブジェクトを選択することができます。
現場打ちコンクリート ユニットからのオブジェクトの削除
[現場打ちコンクリートユニットを計算] コマンドを使用した後、現場打ちコンクリート ユニットからオブジェクトを手動で削除できます。
オブジェクトを選択していない場合、[クイック起動] またはカスタマイズしたキーボード ショートカット を使用して [現場打ちコンクリート ユニットから削除] コマンドを実行してから、現場打ちコンクリート ユニットから削除するオブジェクトを選択することができます。
現場打ちコンクリート ユニットの関係のリセット
[現場打ちコンクリートユニットを計算] コマンドや [現場打ちコンクリート ユニットに追加] コマンドを使用して定義した現場打ちコンクリート ユニットの内容や関係の一部または全部をリセットする必要がある場合があります。
これを行うには、次のようにします。
現場打ちコンクリート ユニットのプロパティの変更
現場打ちコンクリート ユニットのプロパティは、現場打ちコンクリートのプロパティと同じように変更できますが、異なる選択スイッチを使用する必要があります。