変数の式の例: テンプレート属性を使用して手摺支柱の数を計算する

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

変数の式の例: テンプレート属性を使用して手摺支柱の数を計算する

この例では、梁の長さテンプレート属性に基づいて手摺支柱の数を計算する変数の式を作成する方法を示します。 手摺支柱は梁の両端部に作成されており、一方は [オブジェクトの配列化 (29)] コンポーネントを使用してコピーされています。

  1. [カスタムコンポーネントエディタ] ツールバーで、[変数を表示する] ボタンをクリックします。

    [変数] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. [追加]をクリックして、3つの新しいパラメータ変数を作成します。
  3. 変数 P1 を次のように変更します。
    • [] ボックスに、「250」と入力します。
    • [ラベル名] ボックスに、「端部の距離」と入力します。
  4. 変数 P2 を次のように変更します。
    • [] ボックスに、「900」と入力します。
    • [ラベル名] ボックスに、「間隔」と入力します。
  5. 変数 P3 を次のように変更します。
    • [値のタイプ] ボックスで、[] を選択します。
    • [ラベル名] ボックスに、「支柱の数」と入力します。
  6. 梁の GUID を調べます。
    1. リボンで[オブジェクト情報問合せ] をクリックします。
    2. 梁を選択します。
    3. [オブジェクト情報]ダイアログボックスで、梁のGUIDを確認します。
  7. 変数 P3 の [] ボックスに、「=(fTpl("LENGTH","ID50B8559A-0000-010B-3133-353432373038")-(P1*2))/P2」と入力します。

    fTpl("LENGTH","ID50B8559A-0000-010B-3133-353432373038") は梁の長さテンプレート属性であり、ID50B8559A-0000-010B-3133-353432373038 が梁の GUID です。

    支柱の数は次のように計算されます。まず、梁の長さから端部の距離が差し引かれます。次に、この結果の値が支柱の間隔で除算されます。

  8. [カスタムコンポーネントエディタ] で、変数 P2P3 を [オブジェクトの配列化 (29)] コンポーネントのプロパティにリンクします。
    1. [dist_between_elem] を右クリックし、[式の追加] を選択します。
    2. 等号の後に「P2」と入力し、Enterキーを押します。
    3. [number_of_arrays] を右クリックし、[式の追加] を選択します。
    4. 等号の後に「P3」と入力し、Enterキーを押します。

  9. 最初の支柱を梁端部に拘束します。
    1. カスタムコンポーネントビューで支柱を選択します。
    2. Altキーを押したまま、範囲選択(左から右)を使用して、支柱のハンドルを選択します。
    3. 右クリックして [平面に拘束] を選択します。

  10. 手順9の指示に従って、最後の支柱をもう一方の梁端部に拘束します。
  11. 距離変数を次のように変更します。
    1. [] ボックスに、「=P1」と入力します。
    2. [表示・非表示] リストで、[非表示] を選択します。

  12. カスタム コンポーネントを保存します。
  13. カスタム コンポーネント エディターを閉じます。

カスタムコンポーネントダイアログボックスで、手摺支柱の間隔と端部の距離を変更できるようになりました。Tekla Structuresにより、間隔、端部の距離、および梁の長さに基づいて支柱の数が計算されます。

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