鉄筋寸法マーク プロパティ

Tekla Structures
2021
Tekla Structures

鉄筋寸法マーク プロパティ

[鉄筋寸法マーク プロパティ] ダイアログ ボックスを使用して、鉄筋寸法の外観、使用される形式、単位などを定義します。[鉄筋寸法マーク プロパティ] ダイアログ ボックスは、Tekla Structures 2020 SP2 に導入されています。

  • [鉄筋寸法マーク プロパティ] ダイアログ ボックスを開くには、図面を開き、[図面] タブに移動して プロパティ > [鉄筋寸法マーク] をクリックします。

[鉄筋] タブ

開いている図面の鉄筋寸法マークのスタイルを変更するには、[鉄筋寸法マーク プロパティ] ダイアログ ボックスの [鉄筋] タブを使用します。

オプション 説明

寸法

寸法を [すべての鉄筋] 間に作成するか、[始点/終点鉄筋] にのみ作成するかを指定します。

部材の縁端

鉄筋グループの寸法で、閉じ寸法を部材の縁端に追加します。この設定は、[寸法][すべての鉄筋] に設定されている場合にのみ使用できます。

サブグループ化

寸法マークがサブグループ プロパティを表示できるように、鉄筋オブジェクト内のさまざまな鉄筋間隔にサブグループを作成するかどうかを指定します。[サブグループ化] は、[寸法][すべての鉄筋] に設定され、[始点/終点鉄筋] では無効になっている場合にのみ使用できます。

引出し線から表示領域まで

表示されている鉄筋に対する引き出し線の表示を制御します。

テーパー寸法タイプ

斜め寸法を斜めまたは水平に表示するかを選択します

曲線寸法タイプ

円弧寸法を円弧または水平に表示するかを選択します

[一般] タブ

[鉄筋寸法マーク プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブを使用して、寸法の表示形式、タイプ、単位、精度、引出し線、グループ化、配置の各設定を表示および変更できます。

オプション

説明

寸法

X・Y方向寸法

寸法タイプを直線寸法に設定します。

[相対]: 2 点間の寸法。

[絶対]: 共通の始点からの寸法。

[相対および絶対]: 2 点間および共通の始点を組み合わせたもの。

[US 絶対]: 連続寸法マーク (RD: running dimension mark) を含む共通の始点からの距離。

[US 絶対 2]: [US 絶対] と基本的に同じですが、短寸法が相対寸法になる点が異なります。

[絶対+短相対]: [絶対] と基本的に同じですが、短寸法が相対寸法になる点が異なります。内部絶対とも呼ばれます。このオプションでは両方の寸法を表示できますが、寸法が長いときは相対寸法は表示されません。このオプションでは、寸法線内に絶対寸法が表示されます。

[絶対+絶対の上に相対を配置]: [相対および絶対] と基本的に同じですが、絶対寸法の上に相対寸法が配置されます。

[高さ]: ピックした点のエレベーション寸法が作成されます。このタイプは、図面モードの手動寸法の寸法記号プロパティでのみ使用できます。

[X 方向寸法]

上のオプションと同様ですが、水平寸法については直線設定よりも優先されます。空白オプションを使用すると、Tekla Structures は [X・Y方向寸法] オプション設定を使用します。通常、X 方向は、図面の X 軸に平行な寸法を意味します。

角度

角度寸法の表示内容を定義します。

側面の角度寸法を度単位で示します。

角度寸法を頂点の角度で表示します。

角度寸法を三角比として示します。

[三角のベース数値] を設定して、傾斜寸法に対して示す基線長を制御することもできます。

角度寸法を角度が示された三角形として示します。

三角のベース数値

三角比の基線長。

短引出し線

寸法線が基準線の上にある場合に、Tekla Structures が自動的に短い延長線を使用するか延長線の長さを統一するかを定義します。

寸法を強調する場合は、このオプションを [いいえ] に設定する必要があります。

寸法値書式

単位

寸法に使用する単位を定義します。

自動

モデル内で定義されている単位を使用します。

mm (ミリメートル)

cm (センチメートル)

m (メートル)

フィート - インチ (フィートとインチ)

インチはフィート (整数) に変換され、フィートに変換されない残りの数字はインチのまま表示されます。

cm / m (センチメートルとメートル)

100 cm 未満の寸法はセンチメートルで表示され、100 cm 以上の寸法はメートルで表示されます。ミリメートルは上付き文字で表示されます。

インチ (インチ)

フィート (フィート)

精度

寸法の精度を定義します (丸め、フィート・インチ単位など)。

以下は、丸めを使用した精度の定義です。たとえば、精度 0.33 の場合、実際の寸法 50.40 は 50.33 と表示されます。

0.00

0.50

0.33

0.25

フィート・インチ単位の例を次に示します。

1/8

1/16

1/32

以下は、丸めを使用しない精度の定義です。

1/100

1/1000

1/10

表示形式

寸法の表示形式を定義します (小数点以下の桁数および表示方法)。

###

###[.#]

###.#

###[.##]

###.##

###[.###]

###.###

### #/#

以下は直線寸法でのみ使用できます。

## #/##.## #

桁区切り

長い寸法値をグループ化するかどうかを定義します。

同間隔寸法の結合

同間隔寸法を結合します。選択肢は [オフ]、[3@60]、または [3*60=180] です。

同間隔寸法の結合の精度は 0.1 です。

寸法結合の最少間隔数

結合する寸法の最小数を定義します。

配置

寸法線配置間隔

平行な寸法線の間隔を定義します。

手動で作成した寸法では、この設定は寸法 [位置付け] が [移動] に設定されている場合のみ機能します。以下を参照してください。

短寸法

短寸法のテキストの位置を定義します (寸法線の間、またはその外側)。

配置設定...

[寸法記号配置設定] ダイアログ ボックスが開きます。

[位置付け] は、寸法の配置方法です。選択肢は次のとおりです。

  • [移動] を使用すると、Tekla Structures が [方向] の設定に基づいて寸法の位置と方向を決定できるようになります。

  • [固定] (デフォルト) では、寸法を任意の位置に配置できます。

[検索マージン] は、寸法の周囲に追加する空の余白です。

[最小距離] は、Tekla Structures が寸法を配置する空白部分を検索するときに使用される最小距離です。

[方向]を選択すると、Tekla Structures で、対象となるオブジェクトのどちら側に寸法を配置するかを定義できます。

[表示設定] タブ

[寸法プロパティ] ダイアログ ボックスの [表示設定] タブを使用して、寸法表示の設定を表示および変更します。

オプション

説明

テキスト

寸法マーク テキストの色。印刷した図面での線の太さを制御します。

背景マスク

[非透過] を選択して、図面の寸法マークで隠されている領域を非表示にします。

[透明] を選択して寸法マークの背景にある図面の内容を表示し、図面のラインワークが見えるようにします。

高さ

図面内の寸法マークに使用するテキストの高さを制御します。

フォント

寸法マークに使用するフォントを制御します。

寸法マークの枠を定義します。

配置

寸法線に対して寸法マークをどのように配置するかを定義します。

線・矢印

寸法線の色を制御します。この色は、印刷した図面での線の太さを制御します。

矢印形状

寸法線に使用するマークの形状を制御します。

独自の矢印タイプを作成することもできます。詳細については、「寸法線の矢印のカスタマイズ」を参照してください。

矢印の頭部分の高さと長さを設定します。

[マーク] タブと [注記] タブ

[鉄筋寸法マーク プロパティ] ダイアログ ボックスの [マーク] タブと [注記] タブを使用して、開いている図面で鉄筋寸法マークと注記の内容を表示および変更します。

オプション

説明

[マーク] タブ

頭マーク

寸法の数値の前に定義された値を表示します。テキストを入力するか、[...] をクリックして要素を選択します。

接頭辞の値は数字のみにできません。また、数字で終わらせることもできません。

寸法値の表示

寸法の数値の表示/非表示を選択します。

寸法の数値を非表示にしても、頭マーク テキストと接尾辞テキストは引き続き表示されます。

接尾辞

寸法の数値の後に定義された値を表示します。テキストを入力するか、[...] をクリックして要素を選択します。

接尾辞の値は数字のみにできません。また、寸法の数値が表示されているときは、接尾辞の値を数字で始めることはできません。

[...] ボタン

要素を追加して寸法マーク内容を定義します。マークの表示設定を変更することもできます。

要素を囲む枠:[タイプ] および []: 要素の枠のタイプと色を各要素に個別に定義します。

[< フレーム追加]: 要素の周りに枠を追加できます。フォント:[]、[高さ] および [フォント]: 要素のテキストで使用するフォントのタイプ、色、および高さを各要素に個別に定義します。[選択...] をクリックすると、他のフォントを選択できます。

単位:[単位] および [表示形式]: 長さの要素の単位と表示形式を設定できます。単位設定を変更できるのは、長さの要素が選択されている場合のみです。

また、[ユーザー定義情報] 要素でテンプレート属性を使用することもできます。マークでは、モデル全体を参照する MODEL_TOTAL などのテンプレート属性を使用することはできません。マークでチェックされるのは図面内のオブジェクトの情報だけで、モデル全体の情報はチェックされません。

寸法補助記号

[指定]: 指定した色、サイズ、およびオフセットでプレート寸法に対する寸法補助記号が作成されます。オフセットとは、寸法線から記号への距離を意味します。

オプション [自動] は、インテリジェントな図面 (詳細設定 XS_INTELLIGENT_DRAWING_ALLOWEDTRUE に設定されている図面) でのみ使用できます。

強調

[指定]: 狭い寸法が強調表示されます

[方向] を選択します:[左 / 下]、[右 / 上]、または [両方]。

[原点]、[]、[位置] および [高さ] を設定します。

[注記] タブ

[注記] 領域

[寸法への注記の追加]:注記ボックスにテキストを入力するか、[...] をクリックして要素を追加できます。

注記ボックスの横にある [...] ボタンをクリックすると、その注記のダイアログ ボックスが表示されるので、要素を追加して寸法注記の内容を定義できます。注記要素の表示設定を変更することもできます。

  • [回転 > 寸法線に垂直]: 注記が回転します。

  • [回転 > 寸法線に平行]: 注記は回転しません。これがデフォルト値です。

  • 要素を囲む枠:[タイプ] および []: 要素の枠のタイプと色を各要素に個別に定義します。

  • [< フレーム追加]: 要素の周りに枠を追加できます。フォント:[]、[高さ] および [フォント]: 要素のテキストで使用するフォントのタイプ、色、および高さを各要素に個別に定義します。[選択...] をクリックすると、他のフォントを選択できます。

  • 単位:[単位] および [表示形式]: 長さの要素の単位と表示形式を設定できます。単位設定を変更できるのは、長さの要素が選択されている場合のみです。

  • また、[ユーザー定義情報] 要素でテンプレート属性を使用することもできます。

    中期では、モデル全体を参照する MODEL_TOTAL などのテンプレート属性を使用することはできません。注記でチェックされるのは図面内のオブジェクトの情報だけで、モデル全体の情報はチェックされません。

オブジェクト数を注記に含む

部材数を含める注記の位置を選択します。

フィルターで部材を除外

目的の内容を注記から削除する図面ビューフィルターを選択します。

曲線寸法タグタイプ

曲線鉄筋寸法線の注記タイプを選択します。注記タイプは、寸法に注記を整列する方法を制御します。

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