モデル オブジェクトの外観とモデル オブジェクトの小規模な変更
Tekla Structures 2020 では、DirectX レンダリング モデル ビューが強化されました。
透明なモデル ビューに部材の縁端線が破線として表示される
DirectX レンダリング モデル ビューで、別の部材の背後に隠れている部材の縁端線は、レンダリング オプションが次のいずれかであるすべての透明なビューで破線として表示されるようになりました。
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部材ワイヤフレーム/コンポーネント ワイヤフレーム (Ctrl/Shift+1)
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部材半透明ワイヤフレーム/コンポーネント半透明ワイヤフレーム (Ctrl/Shift+2)
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部材グレースケール/コンポーネント グレースケール (Ctrl/Shift+3)
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選択部材のみ表示/選択コンポーネント部材のみ表示 (Ctrl/Shift+5)
破線の縁端陰線を使用すると、たとえば、部材フランジがウェブに向かっているか離れていくかや、より複雑な 3D ビューではどの部材が上にあるのかを明確に確認できます。
破線を使用すると、Tekla Structures の透明ビューのパフォーマンスも向上します。
DirectX レンダリング ビューで部材の陰線を表示しない場合、詳細設定 XS_USE_DASHED_HIDDEN_LINES を FALSE に設定します。Tekla Structures を再起動して新しい値をアクティブにします。Tekla Structures により透明なビューで前のデプス剥離方法が使用されます。
この詳細設定を FALSE に設定すると、パフォーマンス上のメリットはなくなります。
モデル オブジェクトの外形線の太さ
DirectX レンダリング モデル ビューでは、鉄筋以外のすべてのモデル オブジェクトで、外形線が以前よりも太くなっています。鉄筋の外形線は、以前と同じままです。
この変更により、以前発生していた外形線のぼやけが改善されます。
XS_USE_ANTI_ALIASING_IN_DX のデフォルト値を変更
DirectX レンダリング ビューでは、アンチエイリアシングがデフォルトでオンになっています。詳細設定 XS_USE_ANTI_ALIASING_IN_DX が、デフォルトで TRUE
に設定されています。以前は、デフォルト値は FALSE
でした。
スナップ シンボルの外観の小規模な変更
スナップ シンボルが以前より少し厚くなりました。この変更により、モデリング中にスナップ シンボルが見やすくなります。