2020 SP5: 新機能と改良点

Tekla Structures
2020
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2020 SP5: 新機能と改良点

ドキュメント管理の新しいボタンの機能

  • コマンド ロックアンロックフリーズフリーズ解除出図準備のできた図面としてマーク出図準備のできた図面のマーク解除出図出図しない が、ダイアログボックス上部のボタンから素早くアクセスできるようになっています。 ボタンの横にある矢印をクリックすると、このボタンのセットを非表示にできます。 これらのコマンドは、以前と同様にコンテキストメニューで使用できます。

    TTSD-33073

鉄筋の寸法マーク配置設定の制御

これまでは、手動の鉄筋寸法マークの作成では、定義された寸法設定が無視され、常に自由配置を使用して寸法の位置を自動的に決定していました。

今後は、鉄筋寸法マーク プロパティ配置 設定のデフォルト値は、すべての環境で 固定 となります。 鉄筋の寸法マークを作成する際に、寸法線の位置をピックするように求められます。

コンテキストメニュー、またはリボン上の 鉄筋 コマンドの 寸法マーク コマンドを使用して鉄筋の寸法マークを作成できます。

この 配置 設定は、手動の寸法作成時には次のように考慮されます。

  • 二つ以上の鉄筋オブジェクトを選択した場合、寸法マーク コマンドは 固定 オプションを無視し、選択した各鉄筋オブジェクトの鉄筋の寸法マークが自動的に配置されます。

  • 鉄筋オブジェクトをひとつだけ選択した場合で、配置固定 に設定されている場合、寸法の位置をピックするように促すメッセージが表示されます。

  • 鉄筋オブジェクトをひとつだけ選択し、配置移動 に設定している場合、寸法が自動的に配置されます。

  • リボン上の 鉄筋 コマンドを使用すると、鉄筋オブジェクトを選択することなく、鉄筋寸法マークを作成できます。 この場合、鉄筋オブジェクトをピックするように促すメッセージが表示されます:

    • 配置固定 に設定されている場合、寸法の位置をピックするように求めるメッセージが表示されます。また、配置移動 に設定されている場合は、寸法が自動的に配置されます。

    • 寸法を手動または自動で配置した後は、別の鉄筋オブジェクトをピックするように促すメッセージが表示されます。

    TTSD-28816、TTSD-40760

修正リスト

不具合番号 開発分野 説明
TSAC-4906 Concrete components ハンチ接合(14):以前は、場合によっては、柱上のカスタムパーツが予期しない位置に作成されていました。 これは修正されました。
TSAC-4916 Concrete components コンクリート杭基礎(1030)パーツタブで、TeklaStructuresライセンスにかかわらず部材の頭番号と開始番号のフィールドが表示されるようになりました。
TTSD-36845 Concrete components 壁レイアウト:壁レイアウトを作成するときに、部材の表現を半透明(Ctrl + 2)やグレースケール(Ctrl + 3)にしたとき、オブジェクトが点滅しなくなりました。
TSAC-1579 Steel components 溶接T(32):Tプロファイルと親部材の間にボルトを作成できるようになりました。
TSAC-4153 Steel components シーティングキャップ(37)ピクチャータブでエンドプレートと子部材の間の距離を定義できるようになりました。
TSAC-4842 Steel components フルデプス拡張(185):以前は、スチフナーの位置が正しくありませんでした。 これは修正されました。
TSAC-4843 Steel components フルデプス拡張(185):以前は、タブプレートが誤った寸法で作成されていました。 これは修正されました。
TSAC-4927 Steel components 階段Z板(S74):以前は、Z形ステップの前部の立上り長さがゼロの場合、上部のステップが正しく作成されませんでした。これは修正されました。
TSAC-4952 Steel components ボルトガセット(11):以前は、ガセットプレートによる開口拡大サイズがゼロの場合、ガセットプレートが2重に作成されていました。 これは修正され1枚のプレートのみが作成されます。
TTSD-39164 Steel components 平面からに2つの値を持つ鉄筋グループのミラーリングで、すべての間隔タイプで正しく機能するようになりました。
TTSD-41488 Steel components XS_USE_OLD_MACRO_INPUT_POINT_VISIBILITY 詳細オプションを使用して、モデルビューで入力ポイントを選択できる必要があるまれなケースで、古いコンポーネントの入力点の可視性を復元できるようになりました。この設定は、モデル内の新しいコンポーネントオブジェクトにのみ影響し、既存のコンポーネントには影響しないことに注意してください。 次のように、詳細オプションを .ini ファイルに追加します。
set XS_USE_OLD_MACRO_INPUT_POINT_VISIBILITY=TRUE
TTSD-34275 Import, export, interoperability 参照モデル:RevitからのIFC参照モデルで、一部のスラブが表示されない場合がありました。 これは修正されました。
TTSD-38161 Import, export, interoperability 参照モデル:参照モデルがTeklaStructrues部材より手前に表示されるという問題は修正されました。
TTSD-38584 Import, export, interoperability 参照モデル:回転させた参照モデルが図面の断面ビューで完全に表示されない場合がありました。 これは修正されました。
TTSD-40123 Import, export, interoperability IFC4エクスポート:エクスポートされたb-rep形状のコンクリート部材でボリューム計算が失敗することがありました。これは修正されました。
TTSD-40127 Import, export, interoperability 参照モデル:参照モデルの競合により、参照モデルにクォーテーション記号が表示される場合がありました。 これは修正されました。
TTSD-40453 Import, export, interoperability IFC2x3エクスポート:IFC2x3エクスポートは、仕上げ材がエクスポートされない場合がありましたがこれは修正されました。
TTSD-40509 Import, export, interoperability IFC2x3エクスポート:負の北方向角度値を持つ基点を定義した場合にも、エクスポートが機能するようになりました。
TTSD-40848 Import, export, interoperability 参照モデル:TeklaStructuresでIfcの参照モデルオブジェクトが正しいスケールで表示されていませんでした。 これは修正されました。
TTSD-40888 Import, export, interoperability 参照モデル:DWG参照モデルでは、比較的長いラインがある場合、一部の短いラインが省略されることがありました。 これは修正されました。
TTSD-41051 Import, export, interoperability IFCエクスポート:基点の座標が0以外の場合でも、エクスポートで階の標高が正しくエクスポートされるようになりました。
TTSD-41404 Import, export, interoperability IFCエクスポート:鉄筋セットのグループのエクスポートで一部壊れた鉄筋が含まれていました。 これは修正されました。
TTSD-41410 Import, export, interoperability 図面をDWG/DXFにエクスポート:図面内の一部のテキスト要素にフォントが設定されていない場合に、エクスポートがクラッシュしなくなりました。 この場合、デフォルトでArialが使用されます。
TTSD-41419 Import, export, interoperability 以前は、 special_flag オプションが yes に設定されているユーザー定義属性(UDA)をインポートしたとき、そのオブジェクトが変更されたとして認識されない場合がありました。 これは修正されました。
TSAC-4888 Drawings 図面の詳細基準線ラベルコマンドが正しく機能するようになりました。 以前は、Tekla Structures 2020の一部のSPバージョンでは機能していませんでした。
TTSD-38567 Drawings ビューの外側にハッチングを配置するときのデフォルトのハッチスケールが以前に比べて大きすぎるという問題が修正されました。
TTSD-38664 Drawings 図面で鉄筋の位置の調整をおこなうと、他の鉄筋の鉄筋マークが意図しない移動をしていました。 これは修正されました。
TTSD-39632 Drawings 鉄筋セットの鉄筋寸法マークに鉄筋解説図が表示されないという問題が修正されました。
TTSD-40629 Drawings 図面内の寸法をドラッグすると、まれにアプリケーションエラーが発生する場合があります。 これは修正され、アプリケーションエラーは発生しなくなりました。
TTSD-40631 Drawings スナップショットを撮る際、不正なラインオブジェクトが含まれていると、まれにTeklaStructuresのアプリケーションエラーが発生することがありました。 これは修正されました。
TTSD-40674 Drawings ASSEMBLY_POS 属性は、図面のボルトマークで使用されたときに値を返しませんでした。 これは修正されました。
TTSD-40683 Drawings 鉄筋の解説図の特定の線が正しく描画されていませんでした。これは修正されました。
TTSD-40839 Drawings 鉄筋を含む図面が開けずTekla Structuresが中断してしまうケースがありました。 これは修正されました。
 
TTSD-41398 Drawings 図面のクローン作成の安定性が向上しました。
TTSD-41427 Drawings 図面レイアウト: キープランを含むレイアウトの変更がより確実に機能するようになりました。
TTSD-41431 Drawings 図面でポリラインを編集したとき、始端側のポイントが2重にできるこがありましたが、これは修正されました。
TTSD-41518 Drawings 図面を作成すると、アプリケーションエラーが発生する場合がありました。これは修正されました。
TTSD-40833 Tekla Model Sharing 以前は、Tekla Structuresがクラッシュまたは動作を停止し、共有モデルでの書き込み中にTeklaStructuresプロセスを終了する必要があった場合、図面ファイルがないためにモデルを再度開くことができませんでした。 これは修正されました。
TTSD-38837 Reinforcement 鉄筋グループのミラーリングは、最初または最後の鉄筋が除外されているグループでも正しく機能するようになりました。
TTSD-39384 Reinforcement

以前は、テーパー曲線タイプの鉄筋グループで平面からのオフセットの2つ目の入力値が正しく機能しない場合がありました。これは修正されました。

TTSD-40016 Reinforcement 鉄筋セット:以前は、範囲選択で正しくハンドルが選択されない場合がありました。これは修正されました。
TTSD-40397 Reinforcement 鉄筋セットの曲げ定着など端部フックで、鉄筋の接続条件が厳しすぎることによって、フックが正しくできない場合がありました。この問題は修正されました。
TTSD-41293 Reinforcement 鉄筋セットのガイドラインによる鉄筋の作成コマンドで鉄筋セットを作成するとき、プロパティパネルで変更したプロパティで鉄筋が作成されるようになりました。
TTSD-33607 Modeling オブジェクトロックダイアログボックスに溶接オブジェクトが表示されるようになりました。
TTSD-39502 Modeling ジオメトリの編集にいくつかの移動制限が追加され、結果として不正な頂点の移動やソリッドシェイプの安定性が向上しました。
TTSD-40182 Modeling 以前は、カスタムコンポーネントの .uel ファイルが正しく読み取られないことがありました。 これにより、TeklaStructuresがクラッシュする可能性がありました。 これは修正されました。
TTSD-40381 Modeling 以前は、図面が開いている場合、選択部材にズームコマンドがモデルビューで機能しませんでした。 これは修正されました。
TTSD-40517 Modeling 場合によっては、ジオメトリ編集モードでアイテムにエッジを追加できないことがありました。 これは修正されました。
TTSD-41354, TTSD-41280 Modeling 以前は、モデルビューでハンドルを選択するとき、 Alt + 範囲選択で一部のハンドルが選択されていませんでした。 これは、次の場合に発生しました:
  • 交差選択がオフ。
  • 直接変更スイッチが有効でない。
  • Alt + 範囲選択 を使用。
これは修正され Alt + 範囲選択でハンドルが正しく選択されるようになりました。
TTSD-40684 Core モデルを保存するときに、使用されなくなったメッセージパネルを開こうとすると、TeklaStructuresがクラッシュする場合がありました。 これは修正されました。
TTSD-20740 Tools and components カスタムコンポーネントをインポートする場合、 .uel ファイル内に複数のカスタムコンポーネントがあり、そのうちいくつかのカスタムコンポーネントがインポートに失敗した場合、正常にインポートされたコンポーネントについてはそのまま使用可能になりました。 以前は、モデルを再度開くか、正しい .uel のインポートが必要でした。
TTSD-39559 Tools and components 他のコンポーネントを含むカスタムコンポーネントを操作するとき、余分な点オブジェクトが追加されることがありました。 これは修正されました。
さらに、モデルデータベースの診断および修復機能が改善され、これらの余分な点が削除されるようになりました。
TTSD-41307 Tools and components 以前は、カスタムコンポーネントエディタで定数値の後に"=P1 ";,などの式を追加すると、TeklaStructuresがクラッシュする場合がありました。これは修正されました。
  
TTSD-41529 Tools and components 以前は、一部のダイアログボックスを閉じるとまれにメモリが破損したりクラッシュしたりする可能性がありました。 これは修正されました。
TTSD-8122 Tools and components システムコンポーネントのダイアログボックスで名前付保存ボタンの幅が広がり、名前付保存のテキストが正しく表示されるようになりました。
TTSD-35100 User interface DirectXレンダリングで参照モデルがTeklaStructuresオブジェクトの手前に描画されるという問題が修正され、実際の位置に応じた見え方に修正されました。
TTSD-36324 User interface DirectXレンダリングを使用しているときにある角度でスクリーンショットを撮ると、スクリーンショットに本来ないはずの黄色の格子や枠線が写ることがありましたが、これは修正されました。
TTSD-40106 User interface カスタムコンポーネントエディタで、鉄筋セットの丸めプロパティとステップのテーパーのプロパティを変更できるようになりました。
TTSD-40501 User interface 以前は、溶接金網のフックは、プロパティパネルのフックを変更してもカスタムフック設定を保持していませんでした。 これは修正されました。
TSAC-4764 Import, export, interoperability (concrete) エクスポートユニテクニック(79) SLABDATEブロックデータ仕様タブのプロジェクト座標のエクスポート設定が改善され、2つの新しいオプションはい 、プロジェクトの基準点はい。現在の基準点が追加されました。 オプションはい、プロジェクトの基準点はプロジェクトの基準点を使用し、オプションはい、現在の基準点 strong>はモデルで現在選択されている基準点を使用します。 さらに、オプションはい strong>ははい、モデルの原点に名前が変更されました。
TSAC-4926 Import, export, interoperability (concrete) エクスポートユニテクニック(79)埋込み材タブの新しい設定カットエッジのエクスポートを使用して、ラインカット、フィッティング、面取りを MOUNPART ブロックとしてエクスポートできるようになりました。形状は単純な線になり、 MOUNPART の名前は固定です。 ラインカットとフィッティングは、カットエッジに沿ってプロットされます。 面取りは、エッジの内側の線にプロットされます。
TSAC-4990 Import, export, interoperability (concrete) エクスポートユニテックニック(79):コンクリートパネルとしてエクスポートされた断熱材は、正しいレイヤータイプ02でエクスポートされるようになりました。
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