Tekla Model Sharing でのモデルの共有

Tekla Structures
2020
Tekla Structures

Tekla Model Sharing でのモデルの共有

Tekla Model Sharing でモデルの共有を始めるには、Trimble Identity を使用して Tekla Structures にログインする必要があります。まだログインしていない場合、Trimble Identity ログイン ダイアログ ボックスが表示されます。共有するモデルに他のユーザーを招待できます。

モデルの共有の開始

Tekla Model Sharing でモデルを共有し始めると、モデルのオーナーとなります。

モデルの共有を開始するには、従業員として組織に属している必要があります。外部ライセンスをお持ちの場合、モデルの所有権を持つことはできないため、モデルの共有を開始することはできません。従業員と外部ライセンス ユーザーの詳細については、「Trimble Identity および Tekla Online ライセンスの管理」を参照してください。

  1. 共有するシングルユーザー モデルを開きます。
  2. [ファイル] メニューで、[共有 > モデルシェアリングの開始] をクリックします。

    [モデルシェアリングの開始] ダイアログ ボックスが開きます。

  3. [サービス] リストからサービスを選択します。

    Tekla Model Sharing を初めて使用するときにオンプレミス共有サービスが有効になっている場合には、[サービス] リストからこのサービスを選択する必要があります。オンプレミス サービス接続を設定して使用するか、または Tekla サービスを使用できます。Tekla Model Sharing オンプレミス サーバーには、個別のライセンスとインストールが必要です。

  4. 必要に応じて、モデルの [コード] と [説明] を入力します。
    • [コード] は、サイト番号、プロジェクト番号、アカウント番号などです。
    • 会社の規則に基づいて説明を追加します。
  5. [ユーザーを招待] ボックスに電子メール アドレスを入力して、モデル共有に他のユーザーを招待し、ユーザーの役割を [エディタ]、[オーナー]、[プロジェクトビューワー]、または [ビューワー] に設定します。

    複数のユーザーを一度に追加できます。これには、複数の電子メール アドレスをセミコロンで区切って指定します。複数の電子メール アドレスをスペースで区切らないでください。複数のユーザーを一度に追加した場合、すべてのユーザーに同じ役割が割り当てられます。割り当てられた役割は後で変更できます。

  6. [追加] ボタンをクリックしてユーザーをモデルに追加します。
  7. 招待されたユーザーに通知電子メールを送信するには [ユーザーに電子メール通知を送信します。] チェック ボックスをオンにして、ユーザーへのメッセージを入力します。
  8. [開始] ボタンをクリックしてモデル共有を開始します。

    モデルが保存され、共有サービス にアウトされます。

次にモデルを開くには、2 つの方法があります。

  • Tekla Structures を起動したときの Tekla Structures 開始画面で、次のように操作します。
    1. [共有モデル] タブに移動し、Trimble Identityでログインします。
    2. [続ける] をクリックして、[共有モデル] ダイアログ ボックスを開きます。
    3. [このコンピューター上の共有モデルを表示] チェック ボックスをオンにして、モデルをリスト表示します。
    4. [参加] をクリックします。

    [最近] または [すべてのモデル] タブで共有モデルを開くこともできます。インとアウトを行うには、Trimble Identity でログインします。

  • [ファイル > 開く > 共有モデルをブラウズ] から開きます。

新しいユーザーを共有モデルに招待する

  1. 新しいユーザーを招待する共有モデルを開きます。
  2. [ファイル ] メニューで、[共有 > ユーザー] をクリックします。
  3. [ユーザー ] ダイアログ ボックスで、新しいユーザーの電子メール アドレスを [ユーザーを招待 ] ボックスに入力して、ユーザーの役割を [エディタ]、[オーナー]、[プロジェクトビューワー]、または [ビューワー] に設定します。

    複数のユーザーを一度に追加できます。これには、複数の電子メール アドレスをセミコロンで区切って指定します。複数の電子メール アドレスをスペースで区切らないでください。

    複数のユーザーを一度に追加した場合、すべてのユーザーに同じ役割が割り当てられます。割り当てられた役割は後で変更できます。

  4. [追加 ] ボタンをクリックして新しいユーザーをモデルに追加します。
  5. 必要に応じて、新しいユーザーの役割を変更します。
  6. 招待されたユーザーに通知電子メールを送信するには [ユーザーに電子メール通知を送信します。 ] チェック ボックスをオンにして、ユーザーへのメッセージを入力します。
  7. [変更を保存] をクリックしてユーザーを招待します。

Tekla Model Sharing でのユーザーの役割を変更する

ユーザーの役割は、共有モデルの表示および変更に関するユーザーの権限を定義するものです。Tekla Model Sharing のユーザーの役割は、オーナーエディタプロジェクトビューワー、およびビューワーの 4 つです。Tekla Model Sharing でモデルを共有し始めると、モデルのオーナー となります。オーナー は、他のユーザーをモデルに招待し、4 つの役割のうち 1 つを付与できます。

4 つの異なる役割における権限を下の表に示します。

役割 権限

オーナー

オーナー の役割を持つユーザーは、次の操作を行うことができます。

  • 他のユーザーによる変更をインして、自分の変更を共有サービスにアウトする

  • 新しいユーザーを招待する

  • 他のユーザーをリストしてその役割を変更する

  • モデルからユーザーを削除する

  • モデル インスタンスを削除し、モデル関連のデータを共有サービスからすべて削除する

  • モデル コードと説明のプロパティを変更する

1 つのモデルに対して複数のユーザーが同時にオーナー となることができます。モデルを共有し始めたオーナー は、選択したユーザーに オーナー の役割を付与できます。

エディタ

エディタ の役割を持つユーザーは、次の操作を行うことができます。

  • 他のユーザーによる変更をインして、自分の変更を共有サービスにアウトする

  • モデルを編集する

  • 他のユーザーを表示する

プロジェクトビューワー

プロジェクトビューワー の役割を持つユーザーは、次の操作を行うことができます。

  • 他のユーザーによる変更をインして、自分の変更を共有サービスにアウトする

  • モデルを表示する。ただし、モデル オブジェクトの変更はできない

  • 他のユーザーを表示する

プロジェクトビューワー の役割を持つユーザーは、次の操作を行うことができません。

  • ナンバリングに影響を与えるユーザー定義情報を変更する

  • 基準線を追加および変更する

  • 梁やその他のオブジェクトを作成するモデルをインポートおよび更新する

プロジェクトビューワー の役割でモデルを開くと、Tekla Structures の再起動が必要になることに注意してください。

プロジェクトビューワー の役割における共有モデルでの権限は、プロジェクト ビューワー構成 で利用可能な機能に対応します。

ビューワー

ビューワー の役割を持つユーザーは、次の操作を行うことができます。

  • 他のユーザーの変更をインする

  • モデルを表示する

ビューワー の役割を持つユーザーは、次の操作を行うことができません。

  • 変更を共有サービスにアウトする

  • モデル オブジェクトを選択する

  • エクスポート コマンドを使用する

ビューワー の役割でモデルを開くと、Tekla Structures の再起動が必要になることに注意してください。

以下のいずれかの方法でモデルを共有から切り離すと、共有モデルへの自分のアクセス権限が解除されることに注意してください。

  • モデルを共有から除外 する ([モデルシェアリングから除外 ] コマンドを使用)

  • Tekla Structures の次のバージョンにアップグレードする

  • [名前を付けて保存] コマンドを使用してモデルを保存する

オーナー の役割を持つユーザーは、以下の手順でユーザーの役割を変更できます。

  1. ユーザーの役割を変更する共有モデルを開きます。
  2. [ファイル ] メニューで、[共有 > ユーザー] をクリックします。
  3. [ユーザー ] ダイアログ ボックスで、役割を変更するユーザーを選択します。
  4. [役割 ] 列の矢印をクリックし、リストからユーザーの新しい役割を選択します。
  5. 役割が変更されたユーザーに電子メールで通知を送信する場合は、[ユーザーに電子メール通知を送信します。 ] チェック ボックスをオンにします。
  6. 必要に応じて、電子メール通知に短いメッセージを書き添えます。

    メッセージを書き添えた場合、招待されたユーザーと役割が変更されたユーザーの全員に同じメッセージが届きます。

  7. [変更を保存] をクリックします。

共有モデルからユーザーを削除する

オーナー の役割を持つユーザーは、共有モデルから不要なユーザーを削除できます。

  1. [ファイル ] メニューで、[共有 > ユーザー] をクリックします。
  2. ユーザー ] ダイアログ ボックスで、削除するユーザーを選択します。
  3. ボタンをクリックして、モデルに対するそのユーザーのアクセス権限および変更権限を削除します。

    誤って ボタンをクリックしても、再度ボタンをクリックすれば、ユーザーの権限の削除をキャンセルできます。

  4. モデルから削除するすべてのユーザーに対して、手順 2 と 3 を繰り返します。
  5. [変更を保存] をクリックして、モデルからユーザーを削除します。

ユーザーと共有操作に関する情報を表示する

Tekla Model Sharing のユーザー情報やモデルに対する基本的な共有操作を確認する場合、または新しいユーザーを共有モデルに招待する場合は、[ファイル > 共有 > ユーザー] を選択して [ユーザー] ダイアログ ボックスを開きます。

オプション 説明

名前

ユーザーの名前。

電子メール

ユーザーの電子メール アドレス。

役割

ユーザーの役割: オーナーエディタプロジェクトビューワー、またはビューワー

モデルを共有し始めると、モデルのオーナーとなり、他のユーザーの役割を設定できます。役割は、必要に応じて後で変更できます。

さまざまな役割を使用して、共有モデルに関するユーザーの権限を管理できます。

1 つのモデル内に複数のオーナーが存在してもかまわない点に注意してください。

参加済み

招待されたユーザーがモデルに参加していることを示します。

日付

ユーザーがモデルに参加した日付。

変更者

ユーザーを招待したユーザーまたはユーザーの役割を最後に変更したユーザー。

前回の読み込み

ユーザーが前回のインを行った日付。

下矢印付きの数値は、共有サービスで使用可能な更新パケットの総数を示しています。

矢印の横の数値は、ユーザーがインしたパケットの数を示しています。

前回のアウト

ユーザーが前回アウトした日付。

上矢印付きの数値は、共有サービスで使用可能な更新パケットの総数を示しています。

矢印の横の数値は、ユーザーがアウトした前回のパケットの数を示しています。

選択したユーザーのモデルに対する権限を削除します。

オーナー の役割を持つユーザーのみ、共有サービスから他のユーザーを削除できます。

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