リボンのカスタマイズ

Tekla Structures
2020
Tekla Structures

リボンのカスタマイズ

必要に応じて、[リボン エディタ ] を使用してリボンをカスタマイズできます。たとえば、ボタンのサイズや形状を変更できます。簡単にアクセスするために、ユーザー定義コマンドを作成して、リボンにお気に入りのコンポーネントや拡張機能を指定できます。

リボン エディタ を開くには、[ファイル メニュー > 設定 > ユーザー設定 > リボン] をクリックします。

[リボン エディタ] で、次の操作ができます。

  • 新しいボタンをリボンに追加する

  • リボンの既存のボタンを移動する

  • リボンのボタンのサイズを変更する

  • ボタンのアイコンとテキストを変更する

  • 不要なボタンを削除する

  • 新しいコマンドを作成し、それらのコマンドのボタンを追加する

  • リボンに区切りバーを追加する

  • 新しいタブを追加する

注:

モデリング リボンをカスタマイズする場合は、モデリング モードの [リボン エディタ ] を開きます。

図面リボンをカスタマイズする場合は、図面モードの [リボン エディタ ] を開きます。

現在のライセンスで使用できるリボンのみをカスタマイズできます。

カスタマイズしたリボンは ..\Users\<user>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures\<version>\UI\Ribbons フォルダーに保存されます。フォルダーが見つからない場合は、コンピューターで隠しファイルおよびフォルダー を表示できることを確認します。

社内の管理者は、カスタム プロパティ パネル レイアウトと同じように、組織全体にカスタム リボンまたはカスタム タブを配布する ことができます。

リボンへのボタンの追加

ボタンを追加するには、ボタン タイプとボタンの表示設定を選択し、コマンドをリボンまたはクイックアクセスツールバーにドラッグします。

目的 操作

単一のコマンド用のボタンを追加する

  1. [リボン アイテムの追加 ] リストで、[単純ボタン] を選択します。

  2. [コマンド ] リストで、リボンに追加するコマンドを選択します。

    コンポーネント、マクロ、拡張機能も追加できます。リストを参照するか、[検索] ボックスを使用してコンテンツにフィルターをかけます。たとえば、[溶接金網の作成] コマンドや他の金網に関連するコンポーネントを見つけるには、「金網」と入力します。

  3. [表示設定 ] リストで以下を行います。

    • ボタンにアイコンを表示するかどうかを選択します。アイコンのサイズの選択、伸縮可能アイコンを使用する場合はその選択、アイコン イメージの参照などを行います。

    • ボタンにテキストを表示するかどうかを選択します。

  4. プレビュー[] でボタンの表示を確認します。必要に応じて、ボタンの表示設定を変更します。

  5. ボタンをリボンにドラッグします。

    青色はボタンが挿入される場所を示します。

特定のコマンドのオンとオフを切り替えるトッグル ボタンを追加する

これを使用して、たとえば、[ファイル メニュー > 設定 > スイッチ] からリボンに任意のスイッチを追加します。単一のスナップ スイッチや選択スイッチをリボンに追加することもできます。

  1. [リボン アイテムの追加 ] リストで、[ボタンのチェック] を選択します。

  2. [コマンド ] リストで、オンとオフを切り替えることができるコマンドを選択します。

    オンとオフを切り替えることができるコマンドの横にはチェック ボックスがあります。

  3. [表示設定 ] リストで以下を行います。

    • ボタンにアイコンを表示するかどうかを選択します。アイコンのサイズの選択、伸縮可能アイコンを使用する場合はその選択、アイコン イメージの参照などを行います。

    • ボタンにテキストを表示するかどうかを選択します。

  4. プレビュー [] でボタンの表示を確認します。必要に応じて、ボタンの表示設定を変更します。

  5. ボタンをリボンにドラッグします。

    青色はボタンが挿入される場所を示します。

ボタンの下にコマンドのグループがあるドロップダウン ボタンを追加する

  1. [リボン アイテムの追加 ] リストで、[ドロップ ダウン ボタン] を選択します。

  2. [表示設定 ] リストで以下を行います。

    • ボタンにアイコンを表示するかどうかを選択します。アイコン イメージを参照します。

    • ボタンにテキストを表示するかどうかを選択します。

  3. プレビュー [] でボタンの表示を確認します。必要に応じて、ボタンの表示設定を変更します。

  4. ボタンをリボンにドラッグします。

    このボタンは、単一のコマンドに使用できる空のプレースホルダーです。ドロップダウン ボタンの機能を有効にするには、コマンドを追加する必要があります。

    1. [リボン アイテムの追加 ] リストで、[単純ボタン] を選択します。

    2. [コマンド ] リストで、ドロップダウン リストに追加するコマンドを選択します。

    3. [表示設定 ] リストで、ボタンの表示を設定します。

    4. ボタンをドロップダウン リストにドラッグします。

      青色はボタンが挿入される場所を示します。下矢印にマウス ポインターを配置すると、リストが開いて、コマンドをリストにドラッグできます。矢印を再度クリックするまで、リストは開かれたままになります。

    5. ドロップダウン ボタンに必要な数だけコマンドを追加します。

単一のコマンド用のボタンと、下にコマンドのグループがあるドロップダウン ボタンを追加する

  1. [リボン アイテムの追加 ] リストで、[分割ボタン] を選択します。

  2. [コマンド ] リストで、分割ボタン全体のメイン ボタンとしてリボンに追加するコマンドを選択します。

  3. [表示設定 ] リストで以下を行います。

    • ボタンにアイコンを表示するかどうかを選択します。アイコンのサイズの選択、伸縮可能アイコンを使用する場合はその選択、アイコン イメージの参照などを行います。

    • ボタンにテキストを表示するかどうかを選択します。

  4. プレビュー [] でボタンの表示を確認します。必要に応じて、ボタンの表示設定を変更します。

  5. ボタンをリボンにドラッグします。

    これで、ボタンに単一のコマンドが追加されました。ドロップダウン リストにコマンドを追加する必要があります。

    1. [リボン アイテムの追加 ] リストで、[単純ボタン] を選択します。

    2. コマンド ] リストで、ドロップダウン リストに追加するコマンドを選択します。

    3. 表示設定 ] リストで、ボタンの表示を設定します。

    4. ボタンをドロップダウン リストにドラッグします。

      青色はボタンが挿入される場所を示します。下矢印にマウス ポインターを配置すると、リストが開いて、コマンドをリストにドラッグできます。矢印を再度クリックするまで、リストは開かれたままになります。

    5. ドロップダウン ボタンに必要な数だけコマンドを追加します。

また、コマンドをリボンの上にあるクイックアクセスツールバーにドラッグすることもできますし、リボンの左側にある固定されたコンテナにドラッグすることもできます。

ボタンの移動

リボンにあるボタンを再配置できます。下にあるドロップダウン ボタン同士を入れ替えることはできないことに注意してください。

  1. 移動するボタンを選択します。

    ボタンがハイライトされます。

  2. ボタンを新しい位置にドラッグします。

    青色はボタンが挿入される場所を示します。たとえば次のようになります。

ボタンのサイズ変更

既存のボタンのサイズを変更できます。

  1. サイズを変更するボタンを選択します。

  2. ボタンの辺または角にマウス ポインターを移動し、白い矢印記号を表示します。

  3. 矢印をドラッグして、新しいサイズを指定します。

    ボタンのサイズがそれに応じて変更されます。他のボタンは、必要に応じてリボンの前方に自動的に移動します。

  4. ボタンをダブルクリックして展開します。

    ボタンが、ボタンの周囲にある空白部分を完全に埋めます。

ボタンの表示設定の変更

ボタンの表示設定を変更できます。

  1. 変更するボタンを選択します。
    • 新しいボタンを追加する場合: [ コマンド ] リストでコマンドを選択します。

      ボタンの現在のプロパティが [表示設定 ] リストに表示されます。

    • ボタンがリボンに既に存在する場合: リボン上でボタンを選択して右クリックします。

  2. アイコンを変更するには、次のいずれかのオプションを選択します。
    1. なし:ボタンでアイコンを使用しません。
    2. コマンド: 大きいアイコン: デフォルトの大きいアイコン (32x32) を使用します。
    3. コマンド: 小さいアイコン: デフォルトの小さいアイコン (16x16) を使用します。
    4. コマンド: 伸縮可能アイコン:伸縮可能なベクター形式のアイコンを使用します。
    5. ギャラリー (ビットマップ):Tekla Structures アイコン ギャラリーから大きいまたは小さいビットマップ アイコンを選択します。
    6. ギャラリー (拡張可能):Tekla Structures アイコン ギャラリーから伸縮可能アイコンを選択します。
    7. カスタム: 適切なイメージ ファイルを選択し、カスタム アイコンを定義します。 推奨サイズは、大きいボタンでは 32x32 ピクセルで、小さいボタンでは 16x16 ピクセルです。 カスタム イメージが適切なサイズで表示されない場合は、イメージ ファイル解像度の DPI 設定を確認してください。 推奨 DPI は 96 です。
  3. 名前を変更するには、次のいずれかのオプションを選択します。
    • なし:ボタンで名前を使用しません。

    • コマンド: フル テキスト:名前のデフォルトの完全バージョンを使用します。

    • コマンド: 短いテキスト:名前のデフォルトの短いバージョンを使用します。

    • カスタム:ボタンのカスタム名を入力します。

コマンド エディタを使用したユーザー定義コマンドの作成

ユーザー定義コマンドを作成して、ファイルまたは URL にリンクすることができます。コマンド エディタを使用して、ユーザー定義コマンドを作成します。

  1. [ファイル メニュー > 設定 > ユーザー設定 > ユーザー定義コマンド] の順にクリックして、コマンド エディタを開きます。
  2. [新規] をクリックします。
  3. コマンドの一意な ID を入力し、[OK] をクリックします。

    たとえば、Tekla Discussion Forum へのリンクを作成します。コマンドの ID として OpenTeklaDiscussionForum を入力します。

    他のプロパティを含む新しい列が表示されます。

  4. [フル ネーム] および [短縮名] ダイアログ ボックスに、コマンドの名前を入力します。

    この名前は Tekla Structures ユーザー インターフェイスに表示されます。2 つの別名として、フル ネームと短いバージョンを定義できます。たとえば、コマンドのフル ネームとして、Tekla Discussion Forum を入力し、短いバージョンとしてフォーラムを入力します。

  5. [大きいアイコン]、[小さいアイコン]、および [伸縮可能アイコン] 設定で、コマンドのアイコンを選択します。

    3 つの代用アイコンとして、大きいアイコンと小さいアイコン、または伸縮可能なベクター形式のアイコンを定義できます。

    独自のアイコンを使用するか、Tekla Structures アイコン ギャラリーから適切なアイコンを選択できます。

  6. [ツールティップ] ボックスに、コマンドのツールティップを入力します。

    たとえば、「Tekla discussion forum に移動」と入力します。

  7. [実行] ボックスで、ファイルまたは URL を指定します。

    たとえば、次のように入力します: https://forum.tekla.com

  8. [使用可能状況] で、コマンドが使用可能になるモードを選択します。
  9. [上書き保存] をクリックして新しいコマンドを保存します。
  10. リボン エディタに移動します。
  11. ボタン タイプを選択します。
  12. [コマンド] リストで、作成した新しいコマンドを検索します。
  13. 必要に応じて、[表示設定] リストで、ボタンの表示設定を変更します。
  14. 新しいボタンをリボンにドラッグします。

  15. ユーザー定義コマンドを変更するには、リボン上でコマンドを右クリックし、他のコマンドの場合と同様にコマンド プロパティを編集します。

区切りバーの追加

垂直および水平の区切りバーを追加すると、リボン上のボタンを小さいグループに分けることができます。

  1. [リボン アイテムの追加] リストで、[区切り文字] を選択します。
  2. [表示設定] リストで、水平バーを追加するか垂直バーを追加するかを選択し、バーの太さを選択します。

    [プレビュー] で区切りバーの表示を確認します。

  3. プレビュー アイテムをリボンにドラッグします。
  4. バーの方向または線の太さを変更するには、タブ上のバーを右クリックし、[配置] または [厚さ] を選択します。
  5. バーを削除するには、リボン上のバーを選択し、キーボードで Delete キーを押します。

    または、リボン上のバーを右クリックして、[削除] を選択します。

ボタンの削除

  1. リボン上のボタンを選択します。
  2. キーボードで Delete キーを押します。

    または、リボン上のボタンを右クリックして、[削除] を選択します。

タブの追加、非表示、および編集

リボン タブの追加、移動、リボン タブの名前の変更、リボン タブの配置方法の選択を行うことができます。現在のプロジェクトに必要ない場合、一部のタブを非表示にできます。 たとえば、鉄骨部材のみをモデリングする場合、一時的に [コンクリート] タブを非表示にできます。

目的 操作

新しいタブを追加する

  1. [リボン アイテムの追加 ] リストで、[タブ] を選択します。

  2. [テキスト] ボックスに、タブの名前を入力します。

  3. [タブの追加] をクリックして、リボンに追加します。

リボンのタブの順序を変更する

タブ タイトルをドラッグ アンド ドロップします。

タブの整列方法を選択する

リボン領域を右クリックし、いずれかの [ナビゲーション モード] オプションを選択します。

  • スクロールを表示:タブを切り替えたときのリボンの移動が最小限に抑えられます。

  • 左に整列:リボンの左側からアイコンが開始します。

  • タブに整列:現在のタブの左側からアイコンが開始します。

現在のプロジェクトに必要ないタブを非表示にする

  1. タブ タイトルの上にマウス ポインターを置きます。

    タブ タイトルの横に小さな目のシンボルが表示されます。

  2. 目のシンボル をクリックします。

    目のシンボルが変化し、タブ タイトルが灰色になります。

[表示] タブがリボンに表示されなくなります。リボンをスライドさせると、非表示のタブが次のように表示されます。

非表示のタブを再表示するには、目のシンボルを再度クリックします。

タブの名前を変更する

タブを右クリックし、[名前の変更] を選択します。タブの新しい名前を入力します。

タブの削除

タブを選択し、Delete キーを押します。

または、タブを右クリックし、[削除] を選択します。

リボンの保存

変更に問題がないことを確認したら、カスタマイズしたリボンを保存します。

  1. リボン エディタで、 [保存する] ボタンをクリックします。
  2. Tekla Structuresに戻り、新しいリボンを読み込むかどうかをプログラムに尋ねられたら、[はい]をクリックします。
    変更内容に合わせてリボンが更新されます。

変更の確認

元のリボンと変更後のリボンを比較できます。 別のタブに何を追加または削除したか、何を移動したかを確認できます。

  1. カスタマイズしたリボンをまだ保存していない場合は保存します。
  2. [比較] ボタンをクリックします。
  3. [ リボンを比較 ] ダイアログ ボックスで、変更内容を確認します。

    例:

    • 存在しません: これらのコマンドを削除しました。

    • 移動済み: これらのコマンドを新しい場所に移動しました。

    • カスタマイズした追加: これらのコマンドを追加しました。

    注:

    元のリボンは、現在の構成で Tekla Structures をインストールするときに付属していたリボン ファイルを意味します。

  4. 削除したコマンドを元に戻す場合は、[リボンを比較] ダイアログ ボックスからそのコマンドをリボンにドラッグします。
  5. 完了したら、[閉じる] をクリックします。

リボンのバックアップと復元

デフォルトのTekla Structuresリボンをいつでも復元できます。 デフォルト設定を復元すると、カスタマイズした内容が完全に削除されるため、復元する前に、カスタマイズしたリボンのバックアップコピーを必ず保存します。 バックアップファイルを使用すると、カスタマイズしたリボンを再び使用したり、リボン設定を他のコンピューターにコピーしたり、カスタマイズしたリボンを共同で作業しているメンバーと共有したりできます。

  1. カスタマイズしたリボンのバックアップ コピーを保存するには、次のようにします。
    1. リボン エディタで、 [保存する] ボタンをクリックします。
    2. ..\Users\<user>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures\<version>\UI\Ribbons フォルダーに移動します。
    3. 目的のリボン ファイルのコピーを作成し、別のフォルダーに保存します。

      リボンには、Tekla Structures 構成に従って名前が付けられます。 たとえば、完全構成では、モデリング リボン ファイルの名前は albl_up_Full--main_menu.xml です。

  2. [復元] ボタンをクリックして、 Tekla Structures のデフォルトのモデリング リボンまたは図面リボンを復元します。
  3. カスタマイズしたリボンを再び使用するには、次のようにします。
    1. バックアップ ファイルを、..\Users\<user>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures\<version>\UI\Ribbons フォルダーにコピーします。
    2. Tekla Structures に戻り、新しいリボンを読み込むかどうかをプログラムに尋ねられたら、[はい] をクリックします。

      変更内容に合わせてリボンが更新されます。

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