カスタムコンポーネント

Tekla Structures
2020
Tekla Structures

カスタムコンポーネント

プロジェクト用にカスタマイズしたジョイント、部材、シーム、およびディテールを定義できます。これらをカスタム コンポーネントと呼びます。カスタム コンポーネントは、Tekla Structures システム コンポーネントと同様に使用することができます。カスタム コンポーネントを編集することによって、モデル内の変更に自動的に対応するインテリジェントなパラメトリック カスタム コンポーネントを作成できます。

どのような場合に使用するか

事前定義されたシステム コンポーネントの中にすべてのニーズを満たすコンポーネントが見つからない場合には、カスタム コンポーネントを定義します。特に、多数の複雑なモデル オブジェクトを作成してそれらを複数のプロジェクト間でコピーする必要がある場合に、必要です。

利点

[アプリケーションとコンポーネント] カタログにカスタム コンポーネントを定義して保存しておけば、カタログからコンポーネントに簡単にアクセスして、同じモデルの別の場所で使用できます。カスタム コンポーネントを変更する必要が生じた場合でも、変更を一度行うだけで済みます。変更内容を保存すると、モデル内のカスタム コンポーネントのすべてのコピーに変更内容が自動的に適用されます。カスタム コンポーネントをモデル間で .uel ファイルとしてインポートおよびエクスポートしたり、カスタム コンポーネントを同僚と共有したり、カスタム コンポーネントをモデル テンプレートに保存して、使用されたテンプレートに基づく各新規モデルで利用可能にすることができます。

カスタム コンポーネント タイプ

次の 4 つのタイプのカスタム コンポーネントを作成できます。

タイプ

説明

カスタム パーツ

ジョイントおよびディテールを含めることができるオブジェクトのグループを作成します。

注記: モデルに表示されたときに、その他のカスタム コンポーネントとは異なり、カスタム部材にはコンポーネント シンボル 付きません。カスタム部材は、梁と同じ位置プロパティを持ちます。

カスタム ジョイント

ジョイント オブジェクトを作成し、メイン部材に副部材を接続します。メイン部材を接続点でつなげることができます。

カスタム ディテール

ディテール オブジェクトを作成し、1 つの部材のピックした位置に接続します。

カスタム シーム

シーム オブジェクトを作成し、2 つの点でピックして作成した線に沿って部材を接続します。通常、部材は平行になります。

カスタム パーツの例

カスタム パーツは、1 つまたは複数の部材で構成され、多くの場合、複雑な組成をしています。次の図は、カスタム パーツのいくつかの例を示しています。

鋼材

会社の標準ブレース プレート

ハニカム梁および孔あき梁

ビルド梁/柱

ビルド梁

標準ガラス固定具

プレキャストコンクリート

サンドイッチ パネル

リフター

標準埋込み材/挿入材

標準梁

カスタム ジョイントの例

カスタム ジョイントを使用して、メイン部材を最大 30 個の副部材に接続することができます。ジョイントは、メイン部材と副部材の端部の間に作成されます。次の図は、カスタム ジョイントのいくつかの例を示しています。

鋼材

ビルド プレート シート

せん断プレート

一般的な日本式間柱ジョイント

プレキャストコンクリート

ベース ディテール

ダブル T から L プロファイル

柱の切り取り部

壁パネル ジョイント

カスタム ディテールの例

カスタム ディテールを使用して、1 つの部材に詳細情報 (追加プレートや切り取り部など) を追加することができます。次の図は、カスタム ディテールのいくつかの例を示しています。

鋼材

カバー プレート

キャスト ベース

木材ベース

アウトリガー (スチフナー) およびアウトリガー プレート (スチフナー)

プレキャストコンクリート

ドアおよび窓

柱パターン

中空端部ディテール

吊りディテール

模擬ジョイント/抱き

側面ポケット

カスタム シームの例

カスタム シームを使用して、メイン部材を最大 30 個の副部材に接続することができます。1 つのメイン部材にのみカスタム シームを使用することもできます。シームは、部材の長さに沿って作成されます。次の図は、カスタム シームのいくつかの例を示しています。

鋼材

鉄骨階段ステップ

ターンバックル枠

手摺

プレキャストコンクリート

ダブル T ジョイント

パネル間グラウト チューブ ジョイント

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