溶接の設定

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Tekla Structures 20.0より、以下の詳細設定が追加されました。

XS_AISC_WELD_MARK

この設定値は、20.0SR5より、TRUEに変更されています。値をTRUEとすることで、溶接のソリッド形状や並列・千鳥配置の溶接位置、溶接の上側及び下側の位置が以下のように変更されます。

ソリッド形状

詳細設定の値による違いは以下になります。
FALSE:溶接プロパティのサイズの値が隅肉溶接の”のど厚”としてソリッドが作成されます。
TRUE: 溶接プロパティのサイズの値が”隅肉サイズ”としてソリッドが作成されます。

 

 

 

Image
HintAndTips_189.png

 




並列、千鳥配置

詳細設定の値を変更すると、溶接の配置を並列または千鳥とした際のピッチが以下のように変更されます。
FALSE:隣接する溶接の端部間の距離がピッチの値となります。
TRUE: 隣接する溶接の中心間の距離がピッチの値となります。

 

 

 

 

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HintAndTips_190.png

 




溶接の上側、下側の位置と溶接記号

詳細設定の値を変更すると、溶接の上側及び下側の位置が以下のように変更されます。
FALSE:サイズの上側が溶接記号の矢の側に作成され、下側が矢の反対側に作成されます。
TRUE: サイズの上側が溶接記号の矢の反対側に作成され、下側が矢の側に作成されます。
溶接記号は、基線の下側に溶接プロパティの下側の情報が、基線の上側に溶接プロパティの上側の情報が表示されます。
詳細設定の値をTRUEとすることで、溶接記号の基線の下側に、矢の側に作成される溶接の情報が表示されるようになります。図面上での表記も同様です。

 

 

 

 

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HintAndTips_191.png

 



以上のように、詳細設定をTRUEとすることで、日本の基準に沿った形状の溶接を作成することができます。
SR5以降で新規でモデルを作成した場合には、この詳細設定の値は初期状態でTRUEとなっています。SR5より以前のバージョンでモデルの作成を行っている場合で、この変数をTRUEとするには、詳細設定のダイアログから値を変更してください。

 

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