コンクリート製作用のツールの更新

Tekla Structures
2019
Tekla Structures

コンクリート製作用のツールの更新

[ エクスポート:ユニテクニック ] に複数の新しい便利な機能が追加され、[ エクスポート:EliPlan ] と [ エクスポート:BVBS ] も改良されました。

エクスポート ユニテクニック (79)

[ エクスポート:ユニテクニック ] が次のように改良されました。

  • エクスポートで、サンドイッチ パネルのシェル間のギャップ幅の値が自動的に認識されてエクスポートされるようになりました。

  • 角処理のサイズが要素の厚さの半分より大きい場合、ライン プロパティのスキャンで角処理が正しく認識されるようになりました。

  • 2 重壁の 2 番目のシェルについて、ライン プロパティのエクスポート機能が改良されています。

  • 電気チューブが、常に Z 位置を Z=0 としてエクスポートされるようになりました。

  • これまでは、2 重壁のシェルを複数の部材から作成する場合に [ 製品外形をカットする ] 設定がオンになっていると、エクスポートから埋込み材が欠落していました。この不具合は修正されました。

  • 取り付け部材がポリゴンと重なっているときに [ 製品外形をカットする ] 設定がオンになっている場合、取り付け部材は対応する長さと幅を持つ単線としてエクスポートされるようになりました。

  • B-rep アイテムとして作成された埋込み材の幅が正しくエクスポートされるようになりました。

  • 2 重壁のシェルの製作上の厚さが計算されるようになり、1 番目のシェルの厚さはトラス梁を含むサブアセンブリの厚さを報告し、2 番目のシェルは、選択したダイアログ ボックスのオプションに関係なく、完全なキャスト ユニットの厚さを報告するようになりました。これにより、製作上の厚さの値が養生槽スロットの最大高さに従うようになります。

  • [ テキスト [テンプレート] #Counter ] オプションで、 <VALUE> を使用して部材のユーザー定義情報を確認できるようになりました。また、同オプションで、 {VALUE} を使用して製品のユーザー定義情報を確認できるようになりました。これにより、テンプレート プロパティを使用してユーザー定義情報を指定するよりも文字列を短くすることができます。

  • オプション [ テキスト [テンプレート] #Counter ] で、テキスト、テンプレート、およびカウンター シンボルのすべての組み合わせを使用できるようになりました。

  • 鉄筋および溶接金網は、エクスポートから除外された場合、キャスト ユニットの周囲の計算には使用されなくなりました。そのため、突き出た鉄筋が除外されている場合、オフセットが作成されなくなります。

  • 新しい表面オブジェクトのユーザー定義情報 [ パレット ベースプレートとして表面を使用 ] を使用して、エクスポート設定で上面や回転を変更することなく、オブジェクトの向きを設定できます。

  • キャスト ユニットで第 1 ステージ (または第 2 ステージ) として指定された複数の部材がある場合にも、2 重壁が正しくエクスポートされるようになりました。

  • 終了フックの曲げ形状を使用した鉄筋または溶接金網ワイヤーでは、境界線の場合、幾何学データ シリーズが系統的に丸められるようになりました。

  • 溶接金網にまとめられた鉄筋グループが正しく折梁展開されるようになりました。

  • 埋込み材としてエクスポートされる鉄筋は、正しい形状でエクスポートされるようになりました。

  • トラス梁は、特に 2 番目のシェルに追加されていない限り、モデリング方法に関係なく 2 重壁の 1 番目のシェルに配置されるようになりました。

  • 両方の 2 重壁シェルが製品内で同じ階層レベルを持つ場合の埋込み材の認識が改良されました。

  • 埋込み材の周囲ボックスが常にパレットに対して垂直にエクスポートされるようになりました。

  • 座標系およびスキャンされた形状が、モデル データベースに保存されている補助線ではなく、単純な線で描画されるようになりました。

  • 幾何学的なプロット データが、カットされたオブジェクトから作成され、異なる厚さを持つ埋込み材に対して最適化されました。幾何学的な線またはポリゴンの中間ポイントの数は、最小数に維持されます。

  • 鉄骨部材の [ 取り付け部材データ仕様 ] タブからのデータ読み込みが正しく機能するようになりました。

  • [ 主部材 ] タブ:

    • ファイル名マスク設定で追加の文字数オプション 13、14、15、16、および 20 を使用できるようになりました。

  • [ TS ライセンス ] タブ:

    • 設定 [ パレット幅を超過した場合は 90° 回転 ] の名前が [ パレット上で自動回転 ] に変更され、機能が変更されています。要素幅がパレットの幅を超えている場合や、要素幅が要素長さを超えている場合に、エクスポートの座標系を +90° または -90° 回転できるようになりました。

    • 設定 [ 位置をスキャン ] を使用して、異なる平面でエクスポートする要素をスキャンできます。同時に 3 つの平面でスキャンできる新しいオプションが追加されました。

  • [ 埋込み材 ] タブ:

    • オプション [ 面をエクスポート ] を [ いいえ ] に設定することによって、仕上げ材をエクスポートしないことを選択できるようになりました。

    • メイン部材周囲ボックスまたはすべての部材の周囲ボックスを角シンボル表示と一緒にエクスポートできるようになりました。これらのオプションは、[ 製品をエクスポート ] リストに追加されています。角シンボルの幅と高さを設定することもできます。

      メイン部材周囲ボックスを角シンボルと一緒にエクスポートします。

      すべての部材の周囲ボックスを角シンボルと一緒にエクスポートします。

  • [ 鉄筋コンクリート ] タブ:

    • 設定 [ 収集済み ] の新しいオプション [ 鉄筋をエクスポート ] を使用して、未収集の鉄筋を除外するかどうかを指定できるようになりました。

    • トラス梁をプロットするための新しいオプションが追加されています。

      • トラス梁上弦プロファイルとして (デフォルト): 主弦 (上弦) の形状とすべての情報がエクスポートに含まれます。

      • トラス梁下弦プロファイルとして :トラス梁は 1 つのオブジェクトとしてエクスポートされますが、数量は 2 で、間隔が含まれます。

      • 弦プロファイルすべてトラス梁として :上記と同じく 1 つのオブジェクトですが、数量は 3 です。

      • 終了シンボルを持つ上弦プロファイルとして :2 つの取り付け部材シンボルが、トラス梁の方向に向いて上弦の終点に配置され、線の長さは 20 mm です。また、上記の BRGIRDER 情報が含まれます。

      • 終了シンボルを持つ下弦プロファイルとして :4 つの取り付け部材シンボルが、トラス梁の方向に向いて下弦の終点に配置され、線の長さは 20 mm です。また、上記の BRGIRDER 情報が含まれます。

      • 上弦プロファイル終了シンボルのみ :2 つの取り付け部材シンボルが、トラス梁の方向に向いて上弦の終点に配置され、線の長さは 20 mm です。BRGIRDER はありません。

      • 下弦プロファイル終了シンボルのみ :4 つの取り付け部材シンボルが、トラス梁の方向に向いて下弦の終点に配置され、線の長さは 20 mm です。BRGIRDER はありません。

    • 設定 [ 曲げ鉄筋(展開) ] に新しいオプション [ 溶接金網のみ ] が追加されました。このオプションを使用すると、別の曲げ鉄筋を曲げた状態でエクスポートしながら、曲げ溶接金網を折梁展開された状態でエクスポートできます。

    • 設定 [ 鉄筋の長さ ] に新しいオプション [ 端の線 (すべての脚の長さ) ] が追加され、鉄筋の縁端にある鉄筋の脚の長さが計算されるようになりました。

    • 新しい設定 [ 鉄筋グループ化 ] を使用して、類似する鉄筋を等間隔でグループ化できるようになりました。類似した鉄筋が、1 つ RODSTOCK 行を使用して、適切な数量と間隔でエクスポートされます。オプションは [ はい ] および [ いいえ ] (デフォルト) です。鉄筋グループ化は、単純な金網および鉄筋の製作に使用することを主な目的としています。
  • [ SLABDATE ブロック データ仕様 ] タブ:

    • 新しい設定 [ アイテムの指定 ] を使用して、エクスポートされた要素に関するデータを指定できます。

    • 新しい設定 [ 輸送タイプ ] を使用して、輸送手段の情報をエクスポートできるようになりました。

    • 2 重壁の製作上の厚さのエクスポートが変更されました。[ キャストユニットの幅 ] オプションを使用すると、両方のシェルのキャストユニット厚がエクスポートされます。

    • 新しい設定 [ 露出クラス ] を使用して、露出クラスをエクスポートできるようになりました。

  • [ パレット ] タブ:

    • 新しい設定 [ Y 軸で整列 ] を使用して、要素を Y 方向に整列させることができるようになりました。以下の整列オプションから選択できます。

      • 要素の上端をパレットの上端に
      • 要素の上端をパレットの中心線に
      • 要素の中心線をパレットの中心線に
      • 要素の下端をパレットの中心線に
      • 要素の下端をパレットの下端に
  • [ 検証 ] タブ:

    • 鉄筋および溶接金網の脚の長さ、および溶接金網の定着および間隔を検証できるようになりました。

    • 無効な鉄筋を非自動でエクスポートするか、またはエクスポートしないかを選択できるようになりました。

エクスポート: EliPlan (68)

[ エクスポート:EliPlan ] が次のように改良されました。

  • [ 製品コード ] タブの新しい設定 [ データ内容 ] で、さまざまな製品コード マッピングを使用できるようになりました。

  • カットされた中空スラブについて、長さ L1 および L2 データのエクスポート機能が改良されています。

  • 斜めにカットされたスラブに作成されたカットが L1 および L2 値の計算に影響しなくなりました。

BVBS エクスポート

[ エクスポート:BVBS ] が次のように改良されました。

  • 鉄筋の複数のセグメントの曲げ角度が 0 度の場合、連続する直線区間としてエクスポートされます。

  • エクスポートされた円形鉄筋と螺旋鉄筋は、中心線の半径ではなく円弧の内側の半径を取得するようになりました。この値はレポート プロパティ DIM_R から照会され、DIM_R がない場合は鉄筋の形状から計算されます。

  • 円形鉄筋および螺旋鉄筋の間隔が誤っていました。この不具合は修正されました。

  • 新しいユーザー定義情報 BVBS_BENDING_ROLL が追加されています。 BVBS_BENDING_ROLL ユーザー定義情報は鉄筋から取得されます。このユーザー定義情報の新しい設定 [ Bending roll diameter ] を含む鉄筋プロパティに [ BVBS ] タブが追加されています。

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