コンポーネントの改良点

Tekla Structures
2019
Tekla Structures

コンポーネントの改良点

Tekla Structures 2019 では、コンクリート コンポーネントと鉄骨コンポーネントに複数の改良点があります。

コンクリート コンポーネント

埋め込みアンカー (8)

[ 配置 ] タブでは、最も近いトラス梁にアンカーを移動できるようになりました。上部のトラス梁のクラスと名前、およびアンカーの最大変移を選択できます。

鉄筋配置 - 2 重 T 梁 (51)

[ 緊張材パターン ] タブで、外部の .CSV ファイルを使用して、無限数の個々の緊張材を定義できます。

鉄筋配置 - 段付き PC 梁 (55)、鉄筋配置 - PC 梁 (56)

  • ステムあばら筋および段部主筋の作成に変更が加えられ、[ 緊張材端部 ] オプションで [ 両方 ] を使用する場合にユーザー入力間隔を超過しなくなりました。ほとんどの場合、中央では 2 つの間隔が入力値より小さくなります。
  • [ ステム あばら筋 ] (55 用) および [ 段部 主筋 ] タブで、鉄筋グループの詳細なフック プロパティを定義できるようになりました。これらの改良点により、コンポーネントには以前のバージョンとの完全な下位互換性はありません。

段付き PC 躯体 - 鉄筋配置 (55)

  • [ 端部鉄筋ラベル属性 ] タブで、2 番目の鉄筋セットを制御できるようになりました。

梁鉄筋 (63)

[ パラメータ ] タブで追加のリンクを作成することを選択できるようになりました。

あばら筋配置 (67)

偶数または奇数の位置ごとに鉄筋ポリゴンを時計回りに回転させることができるようになりました。[ 最初のあばら筋 ] ボックスに値 (1、2、3、4 など) を入力すると、奇数の位置にある鉄筋ポリゴンが回転します。 2 番目のあばら筋 ] ボックスに値を入力すると、偶数の位置にある鉄筋ポリゴンが回転します。

ストリップ フーチング鉄筋 (75)

[ あばら筋 ] タブで、新しいフック タイプとして 2 重あばら筋鉄筋を作成できるようになりました。[ あばら筋 ] タブに横断方向の設定が追加され、曲げ方向がイメージとして表示されるようになりました。

位置決めピン付きシーティング (75)、両面位置決めピン付きシーティング (76)、位置決めピン付きフランジ シーティング (77)、両面位置決めピン付きフランジ シーティング (78)

柱を基準としてベアリング プレートを作成できるようになりました。改良により、[ 両面位置決めピン付きフランジ シーティング (78) ] には、以前のバージョンの Tekla Structures との完全な下位互換性がなくなっています。

丸柱の鉄筋 (82)

[ 詳細 (主筋) ] タブで、作成された鉄筋を親部材のカットによってカットするかどうかを選択できるようになりました。

正方形柱の鉄筋 (83)

  • [ 中間リンク ] タブで、すべてのあばら筋を単一のグループとして作成するかどうかを選択できるようになりました。
  • [ あばら筋 ] タブで、あばら筋グループ間のギャップを定義できるようになりました。

スラブ・壁の開口部の鉄筋詳細 (84)

  • 既存の孔を補強し、作成している孔の位置オフセットを適用できるようになりました。

フーチング定着筋 (87)

新しい [ 下部かぶり ] タブを使用して、鉄筋グループごとに一意の下側かぶり厚を設定できるようになりました。もう 1 つのオプションでは、すべての角鉄筋と側面鉄筋に共通の下側かぶり厚を設定します。

RC 階段 (95)

  • [ 部材 ] タブで仕上げ済み床面レベルを作成するかどうかを選択できるようになりました。仕上げ済み床面レベルはオフセット階段ポリゴンから作成されたポリゴンで定義され、図面に使用されます。ポリゴンの各頂点で作成されるダミー部材のプロファイル、プロパティ、およびオフセットを定義します。
  • 新しい [ 側桁の鉄筋 ] タブで、側桁の鉄筋を作成できるようになりました。
  • [ バー C ] タブには、新しい鉄筋踊り場形状のオプション、および段鼻形状適応の設定があります。
  • [ バー E ] タブでは、ステップの傾斜した縁端部と平行にあばら筋およびピンを作成することを選択できるようになりました。
  • [ バー K ] タブには、新しい鉄筋形状と適切な I バーに関するオプションがあります。
  • [ バー L ] タブでは、最上段と最下段の間で鉄筋を作成するかどうかを定義できるようになりました。

  • [ パラメータ ] タブには、下部踊り場の新しい形状があります。

  • [ 溶接金網 ] タブ、[ 下部アンカー バー ] タブ、[ 上部アンカー バー ] タブ、および [ Z アンカー バー ] タブで、鉄筋および溶接金網の各タイプに名前、頭マーク、および開始番号を定義できるようになりました。

コンクリ-ト柱-梁 (110)

  • [ アンカー バー ] タブで、X 方向と Y 方向の両方のチューブ プロファイルのオフセットを定義できるようになりました。

  • [ ソケット ] タブで [ 対称形の脚 ] 設定を使用して、カスタム パーツのソケットを対称的に作成するかどうかを選択できるようになりました。
  • [ パラメータ ] タブで、クラスまたは名前の検索を使用して、余分な副部材を見つけてカットできるようになりました。副部材の最大幅を定義して、副部材をこの幅にカットすることもできます。

コンクリート梁 - 梁 (112)

  • ネオプレンを定義するときに、[ 部材 ] タブで、ネオプレンをメイン部材と副部材の間のカット間隔を埋められるようにフィットさせるか、ネオプレンを長方形で作成するかどうかを選択できるようになりました。

  • [ アンカー ] タブで、チューブをメイン部材に合わせて配置するか、副部材の上部または下部に合わせて配置するかどうかを選択できるようになりました。

2 重壁エッジと開口部鉄筋

[ ピクチャー ] タブに、新しいかぶり厚オフセット C3 が追加されました。[ 鉄筋 ] タブおよび [ 開口 ] タブで、縁端と開鉄筋の (鉄筋ではなく、あばら筋のみを作成する) 新しいオプションが追加されました。

溶接金網

メイン部材および副部材の最小長さを個別に制御できるようになりました。

鉄筋カプラー、鉄筋端部アンカー

  • [ 鉄筋カプラー ] および [ 鉄筋端部アンカー ] コンポーネントが変更され、これらを鉄筋セットで使用する場合、端部固有のユーザー定義情報の値が端部モディファイアーで設定されるようになりました。鉄筋セットの場合、端部モディファイアーのプロパティのねじ切り長、追加製作長、およびねじ切りタイプの値が (カスタムのユーザー定義情報の値の代わりに) 設定されます。

    カプラー/端部アンカー コンポーネントで制御されるねじ切りタイプを取得するには、この値を RebarCoupler.Udas.dat ファイルに追加する必要があります。

  • [ 鉄筋カプラー ] が変更され、[ 属性 ] タブで新しい寸法属性を使用して、2 本の鉄筋の間の間隔を制御できるようになりました。この値は、手動で設定することも、自動属性ファイルを使用して設定することもできます。

    [ 鉄筋端部アンカー ] が変更され、鉄筋セットで使用すると、指定されたオフセットを使用して鉄筋が短縮され、アンカーに元の鉄筋端部と同じかぶりが設定されるようになりました。コンクリート カバーは自動にすることも、(入力) 端部ディテール モディファイアーを使用して上書きすることもできます。

壁レイアウト

  • [ ユーザー定義情報 ] タブの内容をカスタマイズする場合、[ 壁レイアウト レイヤー スワッパー ] ツールを使用するときにレイヤーのユーザー定義情報値を入れ替えないことを WallLayout.Udas.dat ファイルに定義できるようになりました。これを行うには、行の末尾に NoSwap を追加します (4 番目のフィールド)。 string comment j_comment NoSwap.
  • [ 壁レイアウト ] が変更され、上部/下部の [ 形状ディテール ストリップ ] が部材の縁端の極値によってデフォルトで延長されるようになりました。

壁配置 T 形接続材

[ シームの追加 ] 設定に新しいオプション [ 第一レイヤーのみ ] が追加されました。このオプションを使用すると、最初のレイヤーのみが 2 つの部材に分割されます。これまでは、[ いいえ ] オプションにこの機能がありました。[ いいえ ] オプションを選択しても最初のレイヤー部材は分割されず、代わりに部材を 2 つのソリッド オブジェクトに分割するカットが作成されるようになりました。

壁溝シーム

[ 縁端形状 ] タブの新しい [ フィッティングの作成 ] オプションを使用して、部材端のフィッティングを作成するかどうかを制御できるようになりました。

壁溝シーム、壁ジョイント

  • [ 接続材 ] タブで、壁の上端の最後の鉄筋/埋込み材の位置を制御できるようになりました。
  • [ 縁端形状 ] タブに新しい縁端形状オプションが追加されています。このオプションを使用すると、グルーブを作成して、いずれかの段鼻を指定した距離だけ短縮できます。
  • [ 接続材 ] タブで、ジョイントの下部/シームの始点にあるフリーの鉄筋のオフセットを制御できるようになりました。
  • 壁の厚みを増加できる、[ 厚みを増加 ] タブが追加されています。
  • 部材カットを作成するか、または追加の部材カットのみを作成するかを選択し、カットの名前を定義できるようになりました。これは、[ 壁ジョイント ] で両方の壁に個別に設定できます。追加の部材カットの部材プロパティについては、保存された設定ファイルを選択します。

鉄骨コンポーネント

結合プレート (14)、スチフナー済みエンド レート (27)、補剛エンド プレート (65)、両面エンド プレート (142)、エンド プレート (144)

[ ボルト ] タブでボルト コメントを定義できるようになりました。

三角材 (19)

新しい [ ] タブで、作成した三角プレートの角処理を定義できるようになりました。

[チューブ ガセット (20)]

[ ブレース接合 ] タブで、コネクション プレート スチフナーを作成し、スチフナーの角を定義できるようになりました。

溶接された T (32)

製品位置番号と [ 仕上げ ] プロパティを [ 部材 ] タブで定義できるようになりました。

ハンチ (40)

[ ] タブでボルト タイプを定義できるようになりました。

クランク梁 (41)

[ ピクチャー ] タブで部材間のギャップを定義できるようになりました。

シート継手 1 (52)

[ 副部材ボルト ] タブで、すべての基本的なボルト プロパティと、長孔、ボルト セット、およびボルト長の増加のプロパティを定義できるようになりました。

チューブ ガセット ラップ付 (59)

[ ブレース接合 ] タブで、割込プレートの幅を定義できるようになりました。

ガセット ラップ付 (58)、チューブ ガセット ラップ付 (59)、ガセット クロス ラップ付 (60)

[ ガセット ] タブで、ジョイントのメイン部材と副部材を貫通して延長するファスナー プレートを作成できるようになりました。ファスナー プレート周辺の個々のカットのサイズも定義できます。

ボルト ガセット (11)、ガセット クロス (62)

[ ピクチャー ] タブで、メイン部材を貫通するガセット プレートを作成するかどうかを選択できるようになりました。

ボルト ガセット (11)、チューブ ガセット (20)、ガセット クロス (62)

ガセットとベース プレートの間に溶接を作成できるようになりました。

ガセットクロス (62)

  • 両方のコネクション プレートを作成するときに、[ ブレース接合 ] タブでフィラー プレートの作成側を定義できるようになりました。
  • ベース プレートを使用せずに、ガセット プレートをブレースに平行に作成できるようになりました。

角鋼管ブレース 特殊 (66)

[ 角鋼管ブレース 特殊 (66) ] に [ 設計 ] タブが追加されました。

レール ジョイント (70)

[ S ボルト ] タブで、ボルト セットを定義できるようになりました。

スプライス ジョイント (77)

  • 溶接 6 と 7 が追加されました。
  • [ 溶接開先 ] タブで、溶接アクセス孔の形状を変更できるようになりました。副部材の溶接タイプを定義できるようになりました。

  • [ パラメータ ] タブで、フランジ プレートの作成側を選択できるようになりました。これまで、この設定は [ 溶接開先 ] タブにありました。

クリップアングル (116)

[ ボルト ] タブで、ボルトのカット長さを定義できるようになりました。

梁 - 梁溶接 (123)

[ ] タブで、溶接アクセス孔のオフセットを定義できるようになりました。

シンプルシアープレート (146)

[ ボルト ] タブで、ボルトのカット長さを定義できるようになりました。

フィン プレート 3 (149)、フル デプス拡張 (185)

[ ボルト ] タブでボルト付けの方向を定義できるようになりました。

オフショア (194)

ハンチ付き梁フランジのギャップ距離を定義できるようになりました。

補剛ベース プレート (1014)

[ 部材 ] タブで、プレート、ウェブ プレート、フランジ プレート、およびレベリング プレートの [ クラス ] プロパティを定義できるようになりました。プレート、ウェブ プレート、フランジ プレート、レベリング プレート、フィッティング プレート、追加の梁、水平プレート、および L プロファイルの [ 仕上げ ] プロパティを定義できるようになりました。

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