マークおよび注記に関連するいくつかの改良点があります。[ 図面内容管理 ] で、新しいプロパティ列をリストに追加し、既存のプロパティ列を変更および移動したり、非表示にしたりできるようになりました。いくつかの新しい建築オブジェクト カテゴリーが追加されています。リボンには、選択したマークを点の周りに整列する新しいコマンドも追加されています。
[ 図面内容管理 ] のリストへの新しいプロパティ列の追加、および既存のプロパティ列の変更が可能になりました。これまでは、プロパティ列を編集できず、列数が固定されていました。列を削除したり、列の順序を変更することもできます。さらに、内容管理カテゴリーに加えられた編集が、特定の xml ファイルに保存されるようになりました。生成されたファイルは、ユーザー定義の設定としてローカライズして使用できます。
[ 図面内容管理 ] で新しいプロパティ列を追加するには、カテゴリーの横にある矢印ボタンをクリックしてカテゴリーを展開し、プロパティ列のタイトル行にある + ボタンをクリックします。
新しい [ プロパティの編集/追加 ] ダイアログ ボックスで、左側のリストから必要なプロパティを選択し、右側のリストにドラッグします。[ 検索 ] ボックスを使用して、プロパティを検索します。同じ列に複数のプロパティを追加できます。次に、プロパティ列の名前を入力し、[ OK ] をクリックします。
列のセルにカスタム テキストを追加するには、[ カスタム テキスト ] を選択し、表示される [ テキスト ] ボックスに必要なテキストを入力します。 Enter キーを押して、カスタム テキストを右側のリストに追加します。
使用可能なプロパティ リストに表示されていない必要なプロパティを追加する、または object.inp ファイルで定義されたユーザー定義情報を追加するには、[ カスタム プロパティ ] を選択し、表示された [ プロパティ ] ボックスに必要なプロパティまたは UDA を入力します。次に、 Enter キーを押して、プロパティを右側のリストに追加します。
値がない場合でもプロパティ セルを表示するには、[ 列の空のフィールドを表示 ] オプションを選択します。
プロパティ列を変更するには、列名を右クリックし、[ 編集 ] を選択します。
プロパティ列を削除するには、列名を右クリックし、[ 削除 ] を選択します。
列を新しい位置にドラッグするだけで、[ 図面内容管理 ] での既存の列の順序を変更できます。
どのカテゴリーも選択していない状態で [ 図面内容管理 ] パネルを右クリックし、表示されるリストの表示カテゴリーをクリックすることで、そのカテゴリー タイプを非表示にすることができます。
Tekla Structures 2019 以降では、すべての一般プロパティが DrawingContentManagerCategories.xml ファイルに保存されます。このファイルは、デフォルトで ..\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\environments\common\system フォルダーに置かれています。プロパティ列の変更 (新しい列、編集された列、列の順序) は、現在のモデル フォルダーの下の \attributes フォルダーにある DrawingContentManagerCategories_<user>.xml ファイルにすべて保存されます。
まず、 Tekla Structures は、ユーザー固有の設定ファイルである DrawingContentManagerCategories_ <user>.xml を検索します。ファイルが見つからない場合、 Tekla Structures は、次に DrawingContentManagerCategories.xml を検索します。
ファイル名から _<user> を削除するだけで、ユーザー固有のファイルから汎用ファイルに変換できます。
汎用的な設定ファイルを検索する際のフォルダーの検索順序は次のようになります。
[ ジョイント ] で、カテゴリー タイプの [ 隣接鉄筋 ] および [ 図面内容管理 ] が使用できるようになりました。現在の図面で、ジョイントおよび隣接鉄筋オブジェクトの図面内容 (マークやアソシエート マークなど) を確認および編集できるようになっています。
隣接鉄筋オブジェクトおよび隣接鉄筋マークに関連するすべてのコマンドが、コンテキスト メニューで使用できるようになりました。次の操作を迅速かつ簡単に行うことができます。
シングル鉄筋マークまたはアソシエート マークを選択した単体の鉄筋または鉄筋のグループに追加する
寸法マーク、注記寸法マーク、または寸法線を、選択した鉄筋のグループに追加する
鉄筋グループ内の鉄筋の位置を調整する
図面内の鉄筋オブジェクトの表示/非表示を切り替える
鉄筋マークを追加、変更、または削除する
コンポーネント オブジェクトが図面にシンボルで表示されるようになりました。ジョイントの表示シンボルは、デフォルトでは、 ..\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\environments\common\symbols\ のフォルダーにある xsteel.sym ファイルのシンボル番号 142 です。シンボル エディターでジョイントの表示シンボルを変更できます。シンボル エディターの詳細については、『 Symbol Editor User's Guide 』を参照してください。
[ 図面内容管理 ] のリストからオブジェクトを選択した場合、コンポーネント オブジェクトは図面でハイライトされますが、それ以外の場合は非表示になります。
[ 図面内容管理 ] のリストからコンポーネント オブジェクトを選択した場合、コンポーネント マークを追加、変更、または削除できます。
[ ジョイント ] カテゴリーにはコンポーネントのジョイント タイプのみが表示されることに注意してください。
図面モードの [ 注記 ] タブには、選択したマークを点の周りに整列させるための新しいコマンド [ ポイントに合わせる ] があります。この新しいコマンドでは、引出し線と交差しないように配置されます。
[ 直交 ] がオンになっている場合、線は 0 度、90 度、180 度、または 270 度の角度で配置されます。
コマンドの実行中にマウスの中ボタンを押したままにして、マークの角度を変更することもできます。
このコマンドを使用するには、整列するマークを選択し、コマンドを選択して点をピックします。
新しい [ 一列に整列 ] メニューにマーク整列コマンドが追加されました。