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Tekla のライセンスで使用される LMTOOLS オプションおよび設定
Tekla のライセンスで使用される LMTOOLS オプションおよび設定
LMTOOLS は、ライセンスサーバーを管理できるグラフィカルユーザーインターフェイスです。このユーティリティは、Flexera Softwareにより提供されます。
Flexera Softwareの [FlexNet Manager] を使用してライセンスを管理している場合は、 [LMTOOLS] を使用しないでください。
Tekla のライセンス以外にも、FlexNet や FLEXIm を使用する他のソフトウェアのライセンスを管理できます。また、クライアント コンピューターで LMTOOLS を実行して、ライセンス サーバーにおけるライセンスの状態を確認することもできます。
[スタート] メニューまたは [スタート] 画面 (Windows オペレーティング システムによって異なる) から、 [Tekla ライセンス] > [LMTOOLS] に移動します。
[Service/License File]タブ
オプション/設定 | 説明 |
---|---|
Configuration using License File | 使用しません。 |
Configuration using Services | Tekla ライセンスを管理するときは、必ず [Service/License File] タブで [Configuration using Services] と [ Tekla Licensing Service ] が選択されている必要があります。これらのオプションは、Tekla ライセンス サーバーのインストール時にデフォルトで選択されます。ライセンス サーバーを手動で設定する必要がある場合は、「 手動での Tekla ライセンス サーバーの設定 」を参照してください。 |
LMTOOLS ignores license path environment variables | 使用しません。 |
[System Settings]タブ
[System Settings] タブには、 LMTOOLS が実行されているコンピュータのデバイスとオペレーティングシステムに関する一般的な情報が表示されます。ライセンスに関連するすべての情報が表示されます。たとえば、サーバーコンピュータのホスト名を確認できます。
オプション/設定 | 説明 |
---|---|
Hostid Settings | Computer/Hostname Username CPU ID IP Address Etnernet Address Disk Volume Serial Number FLEXID |
Time Settings | System Time Zone GMT Time Difference from UTC MSDOS Time Local Time Windows Directory |
Save HOSTID info to a file | hostid情報をテキストファイルに保存します。 |
[Utilities]タブ
[Server Status] タブのステータスリストに表示される情報を変更するには、 [Utilities] タブで値を定義します。デフォルトでは、ステータスリストには、接続されているすべてのライセンスサーバーに関する情報が表示されます。
オプション/設定 | 説明 |
---|---|
File Name Browse Find Version |
ファイルにリンクされたFlexNet Licensingのバージョンを調べます。エラーの診断に役立ちます。ファイルを参照し、 [Find Version] をクリックします。 |
Vendor Name Path Add Vendor Path Override Path List All Vendor Paths |
ベンダー名とパスの例 [Vendor Name] : tekla [Path] : 27007@myserver (ポートとライセンスサーバーコンピュータの名前/ホスト名) Tekla ライセンス サーバーに使用される [Vendor Name] は「 tekla 」(すべて小文字) です。 ライセンスサービスを追加して [Server Status] タブのステータスリストに含まれるようにするには、 [Vendor Name] ボックスと [Path] ボックスにベンダー情報を入力し、 [Add Vendor Path] をクリックします。 特定のライセンスサーバーの情報のみをステータスリストに表示するには、 [Vendor Name] ボックスと [Path] ボックスにベンダー情報を入力し、 [Override Path] をクリックして、ステータスリストに表示される既存のライセンスサーバーを変更します。 [List All Vendor Paths] ボタンをクリックすると、 [Server Status] タブに詳細が表示されるすべてのライセンスサービスが示されます。 |
[Start/Stop/Reread]タブ
[Start/Stop/Reread] タブでは、ライセンスサーバーを停止および起動し、サーバーの停止に関連する設定を調整できます。
Tekla ライセンス サーバーに関する操作を実行する場合、 [FlexNet license services installed on this computer] リストで [ Tekla Licensing Service ] を有効にする必要があります。 [Service/License File] タブのサービス リストから [ Tekla Licensing Service ] を選択できます。
オプション/設定 | 説明 |
---|---|
FlexNet license services installed on this computer | ライセンスサーバーコンピュータで使用できるすべてFlexNetライセンスサービスがリストされます。 Tekla ライセンス サーバーに関する操作を実行する場合、必ず、 [FlexNet license services installed on this computer] リストで [ Tekla Licensing Service ] が有効であることを確認します。
|
Start Server |
[このコンピュータにインストールされているFlexNetライセンスサービス] リストで有効になっているライセンスサーバーを起動します。 |
Stop Server |
[このコンピュータにインストールされているFlexNetライセンスサービス] リストで有効になっているライセンスサーバーを停止します。このボタンをクリックすると、ステータスバーに" Stopping the Server "というメッセージが表示され、数秒後にライセンスサーバーが停止します。サーバーが停止してもメッセージは変わりません。 [Stop Server] でサーバーが停止されない場合、 [Force Server Shutdown] チェックボックスを選択し、 [Stop Server] をもう一度クリックします。 |
ReRead License File |
ライセンスサーバーを停止および起動せずに更新します。ライセンスの変更に関してライセンスサーバーに手動で通知する場合は、このボタンを使用する必要があります。 詳細については、「 手動サーバー通知を使用した Tekla ライセンスの認証 」を参照してください。 |
詳細設定 | |
Restrict lmdown to work only from node where lmgrd is running |
このオプションを選択した場合、サーバーコンピュータでのみサーバーを停止できます。クライアントコンピュータでライセンスサーバーを誤って停止することがなくなります。 このオプションを使用することをお勧めします。 |
Disable lmdown utility, use task manager |
このオプションを選択した場合は、 LMTOOLS でサーバーを停止できません。サーバーは、Windowsタスクマネージャでのみ停止できます。 |
Disable ’lmremove’ of license file |
Tekla ライセンスでは使用されません。 |
[Server Status]タブ
[Server Status] タブには、ライセンスサーバーとライセンスの状態が表示されます。ここでは、使用中または持出し中のライセンスの数、サーバーで現在ライセンスを使用しているユーザー、持ち出されているコンピュータライセンスを確認できます。
Tekla ライセンス サーバーとライセンスの状態のみを確認する場合、 [Individual Daemo] ボックスに「 tekla 」と入力し、 [Perform Status Enquiry] をクリックします。
ライセンスサーバー情報の例を以下に示します。
- ライセンスサーバーのport@hostname
- ライセンスサーバーが稼働中
- Tekla IDを使用したライセンスサーバーが稼働中
- 状態を確認するたびに表示されるTeklaServerのデフォルト値
ライセンス情報の例を以下に示します。
- ライセンス情報が表示されている構成を示します。この例の場合は鉄骨・RC・PCa詳細設計です。
- ライセンスサーバー上の認証取得済みのライセンスの数
- 使用中のライセンスの数(ライセンスサーバーからチェックアウト済みまたは持出し中)
- 持出し中のライセンス
- ライセンスを持ち出したコンピュータ
- Tekla ライセンス バージョン
- ライセンスが持ち出された日時
- ライセンスサーバーからチェックアウトされたライセンス
- ユーザーがライセンスをチェックアウトしたコンピュータとディスプレイ。この場合、ユーザーはuser4で、コンピュータおよびディスプレイ名はcomputer7です。
- ライセンスのチェックアウト元のライセンスサーバーのホスト名/ポート。
- Tekla Structures セッションが開始された日時
- 他の構成のライセンスの使用。この場合はプレキャストです。
[Server Diags]タブ
[Server Diags] タブには、ライセンスサーバーとライセンスの詳細が表示され、診断情報が示されます。ライセンスとその状態の詳細については、「 Tekla License Administration Tool のオプションと設定 」を参照してください。
ライセンスサーバーに問題がある場合 tekla.lic 、 tekla.opt 、 tekla_debug.log ファイルのコピーを最寄りの Tekla Structures サポートに送信します。 [Server Diags] タブの情報は、問題を解決できるほど詳しいものではありません。
- 診断情報を表示するには、 [Perform Diagnostics] をクリックします。
LMTOOLS ライセンスサーバーとライセンス診断情報の例を以下に示します。
- ライセンスサーバーのport@hostname
- すべての Tekla ライセンス サーバーのインストールに共通の情報
- 情報が表示される構成の種類。この場合はビューワーです。
- Tekla ライセンス バージョン
- ライセンスサーバーのホスト名
- ライセンスの有効期限です。この場合は永久です。
[Config services]タブ
[Config Services] タブの値は、Tekla ライセンス サーバーのインストール時に自動的に入力されます。ただし、ライセンス サーバーのインストール中に問題が発生し、ライセンス サーバーが自動的に起動しなかった場合には、 [Config Services] タブで設定を手動で行う必要があります。
Tekla Licensing Service の [Trusted storage in use] チェック ボックスを常にオンにします。
このタブで追加または選択するデータの詳細については、「 手動での Tekla ライセンス サーバーの設定 」を参照してください。
LMTOOLS で Tekla ライセンス サーバーに関連する設定内容を変更する場合、つまり何か操作を実行する場合は、 [Service Name] リストで [ Tekla Licensing Service ] をあらかじめ選択しておく必要があります。
[Borrowing]タブ
Tekla License Borrow Tool を使用して、Tekla ライセンスを持ち出します。Tekla ライセンスには、 [LMTOOLS] の [Borrowing] タブは使用しないでください。