Tekla のライセンスで使用される LMTOOLS オプションおよび設定

Tekla Structures
2019
Tekla Structures

Tekla のライセンスで使用される LMTOOLS オプションおよび設定

LMTOOLS は、ライセンスサーバーを管理できるグラフィカルユーザーインターフェイスです。このユーティリティは、Flexera Softwareにより提供されます。

注:

Flexera Softwareの [FlexNet Manager] を使用してライセンスを管理している場合は、 [LMTOOLS] を使用しないでください。

Tekla のライセンス以外にも、FlexNet や FLEXIm を使用する他のソフトウェアのライセンスを管理できます。また、クライアント コンピューターで LMTOOLS を実行して、ライセンス サーバーにおけるライセンスの状態を確認することもできます。

[スタート] メニューまたは [スタート] 画面 (Windows オペレーティング システムによって異なる) から、 [Tekla ライセンス] > [LMTOOLS] に移動します。

[Service/License File]タブ

オプション/設定 説明
Configuration using License File 使用しません。
Configuration using Services Tekla ライセンスを管理するときは、必ず [Service/License File] タブで [Configuration using Services] と [ Tekla Licensing Service ] が選択されている必要があります。これらのオプションは、Tekla ライセンス サーバーのインストール時にデフォルトで選択されます。ライセンス サーバーを手動で設定する必要がある場合は、「 手動での Tekla ライセンス サーバーの設定 」を参照してください。
LMTOOLS ignores license path environment variables 使用しません。

[System Settings]タブ

[System Settings] タブには、 LMTOOLS が実行されているコンピュータのデバイスとオペレーティングシステムに関する一般的な情報が表示されます。ライセンスに関連するすべての情報が表示されます。たとえば、サーバーコンピュータのホスト名を確認できます。

オプション/設定 説明
Hostid Settings

Computer/Hostname

Username

CPU ID

IP Address

Etnernet Address

Disk Volume Serial Number

FLEXID

Time Settings

System Time Zone

GMT Time

Difference from UTC

MSDOS Time

Local Time

Windows Directory

Save HOSTID info to a file

hostid情報をテキストファイルに保存します。

[Utilities]タブ

[Server Status] タブのステータスリストに表示される情報を変更するには、 [Utilities] タブで値を定義します。デフォルトでは、ステータスリストには、接続されているすべてのライセンスサーバーに関する情報が表示されます。

オプション/設定 説明
File Name

Browse

Find Version

ファイルにリンクされたFlexNet Licensingのバージョンを調べます。エラーの診断に役立ちます。ファイルを参照し、 [Find Version] をクリックします。

Vendor Name

Path

Add Vendor Path

Override Path

List All Vendor Paths

ベンダー名とパスの例

[Vendor Name] : tekla

[Path] : 27007@myserver (ポートとライセンスサーバーコンピュータの名前/ホスト名)

Tekla ライセンス サーバーに使用される [Vendor Name] は「 tekla 」(すべて小文字) です。

ライセンスサービスを追加して [Server Status] タブのステータスリストに含まれるようにするには、 [Vendor Name] ボックスと [Path] ボックスにベンダー情報を入力し、 [Add Vendor Path] をクリックします。

特定のライセンスサーバーの情報のみをステータスリストに表示するには、 [Vendor Name] ボックスと [Path] ボックスにベンダー情報を入力し、 [Override Path] をクリックして、ステータスリストに表示される既存のライセンスサーバーを変更します。

[List All Vendor Paths] ボタンをクリックすると、 [Server Status] タブに詳細が表示されるすべてのライセンスサービスが示されます。

[Start/Stop/Reread]タブ

[Start/Stop/Reread] タブでは、ライセンスサーバーを停止および起動し、サーバーの停止に関連する設定を調整できます。

注:

Tekla ライセンス サーバーに関する操作を実行する場合、 [FlexNet license services installed on this computer] リストで [ Tekla Licensing Service ] を有効にする必要があります。 [Service/License File] タブのサービス リストから [ Tekla Licensing Service ] を選択できます。

オプション/設定 説明
FlexNet license services installed on this computer

ライセンスサーバーコンピュータで使用できるすべてFlexNetライセンスサービスがリストされます。

Tekla ライセンス サーバーに関する操作を実行する場合、必ず、 [FlexNet license services installed on this computer] リストで [ Tekla Licensing Service ] が有効であることを確認します。

  • [Service/License File] タブのサービス リストから [ Tekla Licensing Service ] を選択して、有効にします。

Start Server

[このコンピュータにインストールされているFlexNetライセンスサービス] リストで有効になっているライセンスサーバーを起動します。

Stop Server

[このコンピュータにインストールされているFlexNetライセンスサービス] リストで有効になっているライセンスサーバーを停止します。このボタンをクリックすると、ステータスバーに" Stopping the Server "というメッセージが表示され、数秒後にライセンスサーバーが停止します。サーバーが停止してもメッセージは変わりません。

[Stop Server] でサーバーが停止されない場合、 [Force Server Shutdown] チェックボックスを選択し、 [Stop Server] をもう一度クリックします。

ReRead License File

ライセンスサーバーを停止および起動せずに更新します。ライセンスの変更に関してライセンスサーバーに手動で通知する場合は、このボタンを使用する必要があります。

詳細については、「 手動サーバー通知を使用した Tekla ライセンスの認証 」を参照してください。

詳細設定

Restrict lmdown to work only from node where lmgrd is running

このオプションを選択した場合、サーバーコンピュータでのみサーバーを停止できます。クライアントコンピュータでライセンスサーバーを誤って停止することがなくなります。

このオプションを使用することをお勧めします。

Disable lmdown utility, use task manager

このオプションを選択した場合は、 LMTOOLS でサーバーを停止できません。サーバーは、Windowsタスクマネージャでのみ停止できます。

Disable ’lmremove’ of license file

Tekla ライセンスでは使用されません。

[Server Status]タブ

[Server Status] タブには、ライセンスサーバーとライセンスの状態が表示されます。ここでは、使用中または持出し中のライセンスの数、サーバーで現在ライセンスを使用しているユーザー、持ち出されているコンピュータライセンスを確認できます。

Tekla ライセンス サーバーとライセンスの状態のみを確認する場合、 [Individual Daemo] ボックスに「 tekla 」と入力し、 [Perform Status Enquiry] をクリックします。

ライセンスサーバー情報の例を以下に示します。

  1. ライセンスサーバーのport@hostname
  2. ライセンスサーバーが稼働中
  3. Tekla IDを使用したライセンスサーバーが稼働中
  4. 状態を確認するたびに表示されるTeklaServerのデフォルト値

ライセンス情報の例を以下に示します。

  1. ライセンス情報が表示されている構成を示します。この例の場合は鉄骨・RC・PCa詳細設計です。
  2. ライセンスサーバー上の認証取得済みのライセンスの数
  3. 使用中のライセンスの数(ライセンスサーバーからチェックアウト済みまたは持出し中)
  4. 持出し中のライセンス
  5. ライセンスを持ち出したコンピュータ
  6. Tekla ライセンス バージョン
  7. ライセンスが持ち出された日時
  8. ライセンスサーバーからチェックアウトされたライセンス
  9. ユーザーがライセンスをチェックアウトしたコンピュータとディスプレイ。この場合、ユーザーはuser4で、コンピュータおよびディスプレイ名はcomputer7です。
  10. ライセンスのチェックアウト元のライセンスサーバーのホスト名/ポート。
  11. Tekla Structures セッションが開始された日時
  12. 他の構成のライセンスの使用。この場合はプレキャストです。

[Server Diags]タブ

[Server Diags] タブには、ライセンスサーバーとライセンスの詳細が表示され、診断情報が示されます。ライセンスとその状態の詳細については、「 Tekla License Administration Tool のオプションと設定 」を参照してください。

注:

ライセンスサーバーに問題がある場合 tekla.lictekla.opttekla_debug.log ファイルのコピーを最寄りの Tekla Structures サポートに送信します。 [Server Diags] タブの情報は、問題を解決できるほど詳しいものではありません。

  • 診断情報を表示するには、 [Perform Diagnostics] をクリックします。

LMTOOLS ライセンスサーバーとライセンス診断情報の例を以下に示します。

  1. ライセンスサーバーのport@hostname
  2. すべての Tekla ライセンス サーバーのインストールに共通の情報
  3. 情報が表示される構成の種類。この場合はビューワーです。
  4. Tekla ライセンス バージョン
  5. ライセンスサーバーのホスト名
  6. ライセンスの有効期限です。この場合は永久です。

[Config services]タブ

[Config Services] タブの値は、Tekla ライセンス サーバーのインストール時に自動的に入力されます。ただし、ライセンス サーバーのインストール中に問題が発生し、ライセンス サーバーが自動的に起動しなかった場合には、 [Config Services] タブで設定を手動で行う必要があります。

Tekla Licensing Service[Trusted storage in use] チェック ボックスを常にオンにします。

このタブで追加または選択するデータの詳細については、「 手動での Tekla ライセンス サーバーの設定 」を参照してください。

注:

LMTOOLS で Tekla ライセンス サーバーに関連する設定内容を変更する場合、つまり何か操作を実行する場合は、 [Service Name] リストで [ Tekla Licensing Service ] をあらかじめ選択しておく必要があります。

[Borrowing]タブ

警告:

Tekla License Borrow Tool を使用して、Tekla ライセンスを持ち出します。Tekla ライセンスには、 [LMTOOLS] の [Borrowing] タブは使用しないでください。

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