高度な変換機能を使って、線およびレイヤのタイプ、色、または太さを変換できます。この方法により、ターゲットソフトウェア(AutoCADなど)で使用する線タイプを取得します。
デフォルトでは、 ..\Tekla Structures\<version>\environments\common\inp フォルダの LineTypeMapping.xml ファイルが変換に使用されます。
線タイプのマッピングを独自に定義する必要がある場合は、 LineTypeMapping.xml をテンプレートとして使用できます。
注: 線タイプマッピングファイルを変更するときは、有効なドキュメント構造を維持するために、XMLの検証機能を備えたエディタを使用します。
独自の線タイプマッピングを定義するには、以下のいずれかの操作を行います。
目的
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操作
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線タイプのみに従ってマッピングする
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XMLエディタでマッピングファイルを開きます。
線タイプ情報のみを入力します。
たとえば、すべてのレイヤ内にある、線タイプが XKITLINE01 のすべての線が DASHED にエクスポートされます。
マッピングファイルをモデルフォルダに保存します。
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線タイプとレイヤに従ってマッピングする
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XMLエディタでマッピングファイルを開きます。
線タイプとレイヤ名を入力します。
マッピングを適用するレイヤを LayerName 属性に定義します。
LayerName 属性を設定しない場合、 Tekla Structures ではどのレイヤにも使用できる線タイプマッピングが使用されます。 LayerName 属性を設定した場合、 Tekla Structures ではそのレイヤだけに対応する線タイプマッピングが使用されます。
たとえば、 BEAM レイヤにある、線タイプが XKITLINE01 のすべての線が DASHED にエクスポートされます。 Tekla Structures では、デフォルトでこの種類のマッピングが最初に検索されます。
線の色は Color 属性に定義します。色の値をAutoCADカラーインデックス(ACI)コード(0~255の番号)で入力します。
線の太さは Weight 属性に定義します。値を100分の1ミリメートル単位で入力します。
マッピングファイルをモデルフォルダに保存します。
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LineTypeMapping.xml ファイルは、次のように構成されます。
- 最初のセクションは、XMLとドキュメントタイプの定義で構成されます。このセクションを変更または削除しないでください。
- ここには、使用可能なマッピングが定義されています。これらのマッピングを独自のマッピングのテンプレートとして使用できます。
例
最初の例では、新しい Mapping 要素が追加されています。ここでは Beam レイヤの XKITLINE00 線が BORDER 線タイプに、色が 10 、太さが 1.00 mmにそれぞれ変換されます。
2番目の例では、新しい Mapping 要素が追加されています。ここでは Part レイヤの XKITLINE02 線が HIDDEN2 線タイプに、レイヤ名が Part_Hidden 、色が 8 、太さが 1.00 mmにそれぞれ変換されます。
LineTypeMapping.xml ファイルを使用すると、陰線を個別レイヤにエクスポートできます。陰線は単独のレイヤに定義する必要があります(ここでは、 Part_Hidden )。
注: エクスポートを正常に実行するには、レイヤ(ここでは、 Part_Hidden )が [レイヤの変更] ダイアログボックスの使用可能なレイヤリストに含まれている必要があります。