図面の鉄筋設定(rebar_config.inp)

Tekla Structures
2018
Tekla Structures

図面の鉄筋設定(rebar_config.inp)

Tekla Structures では、 ..\ProgramData\Tekla Structures\<version>\environments\<environment>\system フォルダーにある rebar_config.inp ファイル内の設定を使用して、図面の鉄筋に関連する次の点が定義されます。

  • 選択された領域に固有の鉄筋の曲げ明細

  • 鉄筋寸法の切り上げ切捨て

  • 溶接金網、緊張材、アンボンドに使用できるシンボル

  • 鉄筋の引き抜きの表示

rebar_config.inp のエントリのリストと説明を以下に示します。

エントリ

説明

MergeOneFormat

現在未使用。これらのプロパティは図面プロパティに定義します。

MergeTwoOrMoreFormats

MergeAndFormat

LeaderLinetype

DimensionMarkSpacingSeparator

= "/"

鉄筋マークの区切り文字に影響します。

ExactDimensionMarkSpacingSeparator

= " + "

鉄筋マークに含まれるそれぞれの正確な間隔値を分ける区切り文字。

ExactDimensionMarkPcsSeparator

= "*"

鉄筋マークに含まれる鉄筋の数とそれぞれの正確な間隔値を分ける区切り文字。

BendingAngleTolerance

角度の許容値を設定します。 設定された許容値と異なる、許容範囲に満たない角度が認識され、正しい曲げ形状で作成されます。

許容値は、角度ではなくラジアンとして入力してください。 ラジアンのデフォルト値は0.001です。これは、角度0.0573に相当します。 これは、すべての曲げ形状に当てはまります。

BentRebarTolerance

許容値を設定します。この値によっては、わずかに曲がった鉄筋の形状が直線になります。

鉄筋の直径が20 mmで半径が200 mの場合、値は20/200000 = 0.0001になります。

長い鉄筋の場合に鉄筋の正しい形状を取得できるように、この変数で正しい円弧状鉄筋を定義します。このオプションは、鉄筋の直径と半径の関係を比較する際に使用されます。関係が BentRebarTolerance より小さい場合、鉄筋はbend_type_1になり、それ以外の場合はbend_type_34になります。

PullOutBendingRadiusAsMultiplier

mmではなく乗数を使用して引出しの曲げ半径を示すには、1に設定します。

GroupBarMark

現在未使用。

MarkingDimAttributes

現在未使用。

ScheduleCountry

使用する曲げ明細を定義します。テンプレートとレポート内の曲げ形状に影響します。使用できる明細は、FIN、SWE、UK、USです。

モデルのナンバリングを行うと、この情報に従って鉄筋の曲げ形状が指定されます。 たとえば、デフォルトの環境での曲げ形状は、A、B、Cなどの文字となります。

ScheduleDimensionRoundingDirection

ScheduleTotalLengthRoundingDirection

オプションは、次のとおりです。

  • "UP" :鉄筋寸法の切り上げ

  • "DOWN" :鉄筋寸法の切り捨て

  • "NEAREST" :鉄筋寸法の切り上げ切り捨てを行います。

ScheduleDimensionRoundingAccuracy

鉄筋寸法の切り上げ切り捨ての精度を設定します。デフォルトは、1 mmです。

ScheduleDimensionRoundingDirection で選択したオプションに従って、 Tekla Structures により個々の鉄筋寸法の切り上げ切り捨てが行われます。

ScheduleTotalLengthRoundingAccuracy

鉄筋全長の切り捨て切り上げの精度を設定します。デフォルトは、10 mmです。

ScheduleTotalLengthRoundingDirection で選択したオプションに従って、 Tekla Structures により個々の鉄筋寸法の切り上げ切り捨てが行われます。

BentSymbolFile

使用可能な鉄筋曲げシンボルが含まれるシンボルファイルを参照します。デフォルトでは、 bent.sym ファイルを参照します。デフォルト環境では、このファイルは ..\ProgramData\Tekla Structures\<version>\\environments\common\symbols フォルダにあります。

MeshSymbolFile

使用可能な溶接金網シンボルが含まれる溶接金網シンボルファイルを指定します。図面内で使用可能な溶接金網シンボルに影響します。

デフォルトでは、 ...\Tekla Structures\<version>\\environments\common\symbols フォルダ内の mesh.sym ファイルを参照します。

StrandSymbolFile

使用可能な緊張材シンボルが含まれる緊張材シンボルファイルを指定します。図面に影響します。

デフォルトでは、 ...\Tekla Structures\<version>\environments\common\symbols フォルダ内の strand.sym ファイルを参照します。

UnbondingSymbolFile

使用可能なアンボンドシンボルが含まれるアンボンドシンボルファイルを指定します。

RebarMeshSize

鉄筋の格子サイズのテンプレート。

PullOutDimensionFormat

寸法を表示する書式を定義します。

書式は、寸法プロパティの書式に従います。

オプションは、次のとおりです。

  • 0 = ###

  • 1 = ###[.#]

  • 2 = ###.#

  • 3 = ###[.##]

  • 4 = ###.##

  • 5 = ###[.###]

  • 6 = ###.###

  • 7 = ### #/#

  • 8 = ## # /##.## #

PullOutDimensionPrecision

精度レベルを設定します。 精度は次の式を使用して計算されます: 1/値 = 精度

たとえば、メートル法では 1、10、100、フィート・インチ法では 2、4、8、16、32 といった値を使用できます。

PullOutDimensionUnit

使用する単位を定義します。

オプションは、次のとおりです。

  • 0 = 自動

  • 1 = mm

  • 2 = cm

  • 3 = m

  • 4 = インチ

  • 5 =フィートとインチ

PullOutColor

補強材マークの引出しの色を設定します。

オプションは、次のとおりです。

  • 1 = 黒

  • 2 = 赤

  • 3 = 明るい緑

  • 4 = 青

  • 5 = シアン

  • 6 = 黄

  • 7 = マゼンタ

PullOutVisibleLineType

引き抜きの鉄筋形状の線種を設定します。

オプションは、次のとおりです。

1 =

2 =

3 =

4 =

5 =

6 =

7 =

PullOutRepresentation

表示タイプを設定します。

オプションは、次のとおりです。

  • 0 = 単一

  • 1 = 二重

  • 2 = 塗りつぶし

  • 3 = 棒

PullOutAngleColor

引き抜きの角度の色を設定します。

オプションは、次のとおりです。

  • 1 = 黒

  • 2 = 赤

  • 3 = 緑

  • 4 = 青

  • 5 = シアン

  • 6 = 黄

  • 7 = マゼンタ

  • 8 = 茶

  • 9 = 緑

  • 10 = 紺青

  • 11 = 深緑

  • 12 = オレンジ

  • 13 = グレー

PullOutAngleLineType

引き抜きでの角度線の線種を設定します。

オプションは、次のとおりです。

  • 1 =

  • 2 =

  • 3 =

  • 4 =

  • 5 =

  • 6 =

  • 7 =

PullOutLeaderLineMinLength

寸法テキストを指し示す小さい引出し線の最小長を設定します。 デフォルト値は10 mmです。引出し線を完全にオフに切り替えるには、大きい値を使用します。

PullOutShowDuplicateDims

1つの鉄筋について重複する寸法を複数回表示するかどうかを定義します。

オプションは、次のとおりです。

  • 0 = 重複する寸法は表示されません(デフォルト)

  • 1 = 同間隔寸法および平行寸法は表示されますが、類似したフックの寸法は表示されません

  • 2 = 同間隔寸法および平行寸法は表示されませんが、両方のフック寸法は表示されます

  • 3 = すべての寸法が表示されます

  • 4 = フック寸法は表示されません

  • 5 = フック寸法、または同間隔寸法と平行寸法は表示されません

PullOutShowUSHookDims

90度超のフックの寸法をUS/NA方式で表示する場合に定義します。

オプションは、次のとおりです。

  • 0 = ヨーロッパ方式のフック寸法(=足の長さ)を表示(デフォルト)

  • 1 = 90度超のフックについて、US方式のフック寸法(=直線長)を表示

US/NA (A)とヨーロッパ方式(B)のフックの寸法の相違については、次の図を参照してください。

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