役割設定 - role_<role>.ini
role_<role>.ini ファイルには、一般的な役割固有の設定を定義するすべての詳細設定が含まれます。
このファイルは環境フォルダ ..\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\environments\ から読み取られます。正確な場所は環境によって異なることがあります。
role_<role>.ini ファイルは変更しないでください。一部の環境設定を変更する必要がある場合は、必要な詳細設定をこのファイルからユーザーの user.ini ファイルにコピーしてそこで設定を変更するか、[詳細設定] ダイアログ ボックスで設定を変更します。
role_<role>.ini ファイルには、ローカル領域の一般的な役割要件に従って設定される詳細設定が格納されています。この設定は env_<environment name>.ini の環境設定とは異なります。グローバルなデフォルトの環境設定ファイル env_global_default.ini には、詳細設定の完全なリストが格納されています。role_<role>.ini 内の詳細設定設定は、env_<environment>.ini 内の設定よりも優先されます。
サブスクリプション設定を使用したリボン選択の役割の使用
サブスクリプション設定を使用したリボン選択は主に、Trimble および販売店のローカライズ担当者が設定することを目的としている点に注意してください。
サブスクリプションを使用すると、役割を使用し、特定の役割に対して表示するリボンを制御できます。環境内の役割固有の .ini ファイル (role_Steel_Detailer.ini や role_Rebar_Detailer.ini など) には、詳細設定 XS_RIBBON_CONFIGURATION_DIAMOND、XS_RIBBON_CONFIGURATION_GRAPHITE、XS_RIBBON_CONFIGURATION_CARBON が含まれています。これらの詳細設定は、特定の役割のリボンを定義します。
詳細設定は、リボン ファイルのライセンス ID 番号、またはサブスクリプション設定のライセンス ID 番号を指している必要があります。新しいライセンス ID 番号を作成することはできません。
詳細設定が設定されていない場合、各サブスクリプション ライセンス設定のデフォルト リボンが Tekla Structures により使用されます。
例:
[プレキャスト] の役割を選択したユーザーの場合、role_Precast_Detailer.ini ファイルで次の設定を使用できます。
set XS_RIBBON_CONFIGURATION_CARBON=albl_up_Carbon
set XS_RIBBON_CONFIGURATION_GRAPHITE=albl_up_PC_Detailing
set XS_RIBBON_CONFIGURATION_DIAMOND=albl_up_PC_Detailing
例については、環境で使用する role_<role>.ini ファイルを参照してください。
独自の環境と役割を使用している管理者:役割 (材木の詳細設計者など) の場合、たとえば ..\<environment>\Timber\Detailing\Ribbons などにリボン ファイル用のフォルダを作成できます。カスタマイズしたリボン ファイルをフォルダに配置し、その特定の役割の XS_SYSTEM パス定義にフォルダを含めます。