Fltprops.inp ファイルにおける平鋼の材質、厚み、幅の定義
Fltprops.inp ファイルを使用して、図面とレポート内のプレートに表示される平鋼の材質、厚さ、幅を定義します。
Fltprops.inp ファイルは、環境フォルダ ..\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\Environments\ の下にあるいずれかのフォルダ内の \profil フォルダにあります。正確な場所は環境によって異なることがあります。デフォルト環境では、Fltprops.inp は、..\ProgramData\Trimble\TeklaStructures\<version>\Environments\default\General\Shared に格納されています。
Fltprops.inp ファイルをモデル フォルダ、プロジェクト フォルダ、または企業フォルダにコピーし、新しい場所のファイルを変更します。
ファイルの最初の行には、平鋼の材質の定義 (引用符 " " で囲まれている。スペースなし) と、その後にプレート厚が含まれています。材質を定義しない場合は、すべての平鋼ですべての材質を使用できます。その後の行では、使用可能な平鋼の幅が定義されます。
単位はミリメートルです。
例
Fltprops.inp には次のデータが含まれています。
5,6,"S235",8,10,"S275J0",10,15
40,45
50,55
60,65
70,75
100,110
200,220
このデータの場合、図面およびレポート内の次のプレートが平鋼として Tekla Structures に表示されます。
|
プレート |
材質 |
|---|---|
|
5x40、5x45、6x50、6x55 |
すべての材質 |
|
8x60、8x65、10x70、10x75 |
S235 |
|
10x100、10x110、15x200、15x220 |
S275J0 |
必要に応じて、板・フラットバーに関連する詳細設定を [詳細設定] ダイアログ ボックスで設定します。
XS_USE_FLAT_DESIGNATION: Tekla Structures により、平鋼の呼び寸法が使用されます。つまり、製作のためにプレートが同等の平鋼として表示されます。
XS_FLAT_PREFIX: 平鋼には、この詳細設定の値として設定されている頭マークが割り当てられます。
XS_FLAT_TOLERANCE: Tekla Structures は、この値を使用してプレートの幅をチェックし、平鋼に変換するかどうかを判断します。
XS_FLAT_THICKNESS_TOLERANCE: Tekla Structures は、この値を使用して板厚をチェックし、平鋼に変換するかどうかを判断します。
XS_CHECK_FLAT_LENGTH_ALSO: この詳細設定を TRUE に設定すると、Tekla Structures によりプレートの長さとプレート幅がチェックされた後、fltprops.inp にある平鋼の利用可能な寸法と比較されます。