新しいクリップ ボックス - モデル ビューで点群、参照モデルの詳細、モデルの詳細に焦点を当てます
Tekla Structures 2025 で新しいクリップ ボックスを使用すると、モデルの残りの部分を非表示にすることにより、モデル内の特定の領域を分離できます。
クリップ ボックスを使用すると、複数のクリップ平面を作成することなく、モデル上で必要な詳細部に焦点を絞ることができます。モデルの領域を分離し、ワンクリックで詳しく調べることができます。1つのモデルビューにつき1つのクリップ ボックスを作成できます。
クリップ ボックスを使用して、次のいずれかの操作を実行できます。
- モデル内の点をピックすることにより、モデルのより広い領域を囲むクリップ ボックスを作成します。クリップ ボックスのデフォルト サイズは 5000 x 5000 x 5000 mm です。
- モデル内の選択したオブジェクトの周囲にクリップ ボックスを作成します。
加えて、 で [参照オブジェクトのみクリップ] チェックボックスをオンにするか、[クイック起動] でコマンドを見つけることにより、参照モデル オブジェクトと点群だけに平面とクリップ ボックスを作成できるようになりました。選択すると、ネイティブ Tekla Structures オブジェクトはクリッピングされません。このチェックボックスをオフにすると、すべてのビューのクリップ平面とクリップ ボックスが、すべてのオブジェクトをクリッピングします。
この新しい [参照オブジェクトのみクリップ] オプションは、以前に使用していた詳細設定 XS_DO_NOT_CLIP_NATIVE_OBJECTS_WITH_CLIP_PLANE を置き換えるものです。
ピックした点の周囲にクリップ ボックスを作成する
- [表示] タブで、 をクリックするか、[クイック起動] でコマンドを見つけます。
- モデルで、クリップ ボックスの中心点をピックします。
クリップ ボックスが作成されます。クリップ ボックスの軸は作業平面に追従します。

- クリップ ボックスの位置を変更するには、クリップ ボックスの新しい中心点を指示します。
- クリップ ボックスの作成を終了するには、Esc キーを押します。
- クリップ ボックスのサイズを調整するには、クリップ ボックスを選択します。
直接変更ハンドルがクリップ ボックスに表示されます。

- ハンドルをドラッグするか、寸法値を変更します。
選択したオブジェクトの周囲にクリップ ボックスを作成する
デフォルト サイズのクリップ ボックスに加えて、選択した部材、製品、ボルト、鉄筋、参照モデル、参照オブジェクト、または建物階層内の建物またはスペースの周囲にクリップ ボックスを作成できます。この場合、クリップ ボックスには選択したオブジェクトのみ含められます。
- モデル内で、クリップ ボックスを作成するオブジェクトを選択します。
- 右クリックして [クリップ ボックスの作成] を選択します。
クリップ ボックスは、選択したオブジェクトの周囲に作成されます。クリップ ボックスの方向は、選択したオブジェクトの座標系に従います。

- クリップ ボックスのサイズを調整するには、クリップ ボックスを選択します。
直接変更ハンドルがクリップ ボックスに表示されます。

- ハンドルをドラッグするか、寸法値を変更します。