Tekla Structures 2025 における詳細設定の変更点

Tekla Structures
変更済み: 12 2月 2025
2025
Tekla Structures

Tekla Structures 2025 における詳細設定の変更点

Tekla Structures 2025 には、いくつかの新しい詳細設定があり、いくつかの詳細設定は廃止されました。さらに、一部の詳細設定の機能が変更されました。

詳細設定を使うと、実際のニーズ、プロジェクト固有の必要条件、工業規格などに合わせて Tekla Structures をカスタマイズすることができます。[詳細設定] ダイアログまたは初期化ファイルで、詳細設定の値を変更できます。

新しい詳細設定

XS_ANGLE_GRADIAN_SIGN

図面の角度寸法で使用するグラディアン記号を設定するには、XS_ANGLE_GRADIAN_SIGN 詳細設定を使用します。デフォルト値は "g" です。

この詳細設定は、Tekla Structures 2024 SP4 で既に導入されています。

XS_DRAWINGS_LINE_CAP_STYLE

XS_DRAWINGS_LINE_CAP_STYLE 詳細設定を使用して、ライン キャップ スタイルを定義することにより、PDF 印刷出力にある線の終端の形状を調整します。

値0:

値1:

値2:

この詳細設定は、Tekla Structures 2024 SP4 で既に導入されています。

XS_​DISPLAY_​RPC_​COMPONENT_​CONSOLE_​WINDOW

XS_DISPLAY_RPC_COMPONENT_CONSOLE_WINDOW 詳細設定を使用して、モデルでシステム コンポーネントを追加または変更するときにコマンド プロンプト ウィンドウを表示するかどうかを制御します。コマンド プロンプト ウィンドウには、コンポーネントの追加または変更に関する情報が表示されます。詳細設定を TRUE に設定すると、ウィンドウが表示されます。デフォルト値は、FALSE です。

XS_ENABLE_US_SURVEY_UNIT

XS_ENABLE_US_SURVEY_UNIT 詳細設定を TRUE に設定して、モデル内の単位系を国際/フィート・インチ単位から米国サーベイフィートに変更します。デフォルト値は、FALSE です。

XS_​SHOW_​LICENSE_​ERROR_​MESSAGE_​FOR_​BYPASS_​INI

Bypass.ini ファイルを使用して Tekla Structures 起動画面をバイパスした場合、XS_SHOW_LICENSE_ERROR_MESSAGE_FOR_BYPASS_INI 詳細設定を TRUE に設定し、ライセンスの取得に関連するエラー メッセージを表示します。

teklastructures.ini または env_<environment>.in ファイルで XS_SHOW_LICENSE_ERROR_MESSAGE_FOR_BYPASS_INI=TRUE を設定します。

XS_TSEP_TO_BE_INSTALLED_ORG_DIR

user.ini ファイルの XS_TSEP_TO_BE_INSTALLED_ORG_DIR 詳細設定を使用して、自動的にインストールする .tsep ファイルの場所を定義できます。このフォルダーとその内容は、Tekla Structures により管理されます。

変更された詳細設定

鉄筋位置番号を書式設定する新しいオプション

新しい書式設定オプション %REBAR_SEQ_POS% を、次の詳細設定と共に使用して鉄筋シーケンス番号を表示できるようになりました。

XS_​DO_​NOT_​CREATE_​ASSEMBLY_​DRAWINGS_​FOR_​LOOSE_​PARTS

詳細設定 XS_DO_NOT_CREATE_ASSEMBLY_DRAWINGS_FOR_LOOSE_PARTSTRUE に設定にすると、部材が 1 つしかないが、鉄筋、工場ボルト、またはスタッドが取り付けられている製品が、ルース部材と見なされなくなりました。以前は、この詳細設定を TRUE に設定すると、スタッド付きベース プレートに製品図を作成できなくなりました。これらの製品の製品図面を作成できるようになりました。

XS_​REBARSET_​SHOW_​MODIFIERS_​CREATED_​BY_​COMPONENTS

この詳細設定のデフォルト値が FALSE から TRUE に変更されました。

XSR_​DISABLE_​ASSEMBLY_​UDA_​INHERITANCE

以前は、IFC4 エクスポートでは、製品にユーザー定義情報が定義されていない場合、常に製品のメイン部材のユーザー定義情報値が使用されていました。この機能は、詳細設定 XSR_DISABLE_ASSEMBLY_UDA_INHERITANCE を使用して無効にできるようになりました。詳細設定を TRUE に設定し、ユーザー定義情報が製品レベルで設定されていない場合、ユーザー定義情報は空のままになるか、製品レベルのデフォルト値が使用されます。FALSE に設定された場合、ユーザー定義情報はメイン部材から継承されます。

XS_​USE_​INTEGRATED_​BUILDING_​HIERARCHIES

この詳細設定のデフォルト値が FALSE から TRUE に変更されました。

XS_MODEL_TEMPLATE_DIRECTORY

XS_MODEL_TEMPLATE_DIRECTORY に複数のフォルダー パスを設定できるようになりました。

廃止された詳細設定

XS_​DO_​NOT_​CLIP_​NATIVE_​OBJECTS_​WITH_​CLIP_​PLANE

この詳細設定は、表示 > クリップ の [参照オブジェクトのみクリップ] コマンドに置き換えられました。

XS_​CONNECT_​UPLOAD_​MODEL_​FOLDER と XS_​UPLOAD_​SHARED_​MODEL_​TO_​CONNECT

これらの詳細設定は、ファイル > Trimble Connect の [モデルアップロードの設定] に置き換えられました。

各 Tekla Structures バージョンで廃止された詳細設定のリスト

廃止された詳細設定 ページには、バージョン 2018 以降の Tekla Structures で廃止された詳細設定に関する情報が記載されています。

役に立ちましたか?
前へ
次へ