Tekla Structures インストールのフォルダ構造
デフォルトでは、Tekla Structures アプリと環境は、Windows 認定の要件によって異なる場所に分かれています。
デフォルトでは、ファイルは以下のフォルダにインストールされます。
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Tekla Structures アプリは、..\Program Files\Tekla Structures\<version>\ フォルダにインストールされます。
Tekla Structures が Program Files フォルダにインストールされている場合、すべてのユーザーがアプリを実行できますが、変更することはできません。設定ファイルは、非表示の Program Data フォルダに別個にインストールされます。Program Files フォルダにインストールするには、コンピューターの管理者権限が必要です。
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環境と拡張機能は、非表示の ..\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\ フォルダにインストールされます。
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ユーザー設定は、Tekla Structures アプリがインストールされる場所に関係なく、必ず各ユーザーの ..\Users\<username>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures\<version>\ フォルダにインストールされます。各ユーザーは、各自のユーザー設定に含まれるファイルにアクセスできます。
Tekla Structures をインストールするときに、インストール フォルダを選択できます。デフォルトのインストール フォルダを使用するか、C:\TeklaStructures などの通常のファイル フォルダに Tekla Structures をインストールできます。
ユーザーが Tekla Structures アプリ、環境、または設定を変更できないようにする場合、デフォルトのインストール フォルダを使用することをお勧めします。
ユーザーが Tekla Structures のすべてのファイルに簡単にアクセスできるようにする必要がある場合や、ユーザーが管理者権限を使用して Tekla Structures をインストールできない場合、通常のファイル フォルダに Tekla Structures をインストールすることをお勧めします。通常のファイル フォルダに Tekla Structures をインストールすると、ユーザー設定を除くすべてのファイルがそのフォルダにインストールされます。そのフォルダにアクセスできるユーザーは、インストール、設定、および環境ファイルすべてにアクセスできます。
Tekla Structures の隠しファイルおよびフォルダ
Tekla Structures アプリが Program Files フォルダーにインストールされている場合、Tekla Structures の実行に必要なファイルの一部は隠しフォルダーにあるため、表示されません。
必要に応じて、Windows の [フォルダー オプション] を使用して隠しファイルおよびフォルダーを表示できます。
Tekla Structures アプリに関連するファイル
Tekla Structures アプリのほか、以下のようなファイルが ..\Program Files\Tekla Structures\<version>\ フォルダーの下にインストールされています。
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contentattributes_global.lst
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contentattributes_userdefined.lst
(米国の環境の場合: contentattributes_customer.lst)
環境に関連するファイル
環境のほか、たとえば、以下のようなファイルが ..\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\ フォルダーの下にインストールされています。
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analysis_design_config.inp
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contentattributes.lst
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dimension_marks.sym
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InquiryTool.config
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objects.inp
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objects.inp
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privileges.inp
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product_finishes.dat
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rebar_config.inp
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TeklaStructures.lin
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TilePatternCatalog.dtd
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TilePatternCatalog.xml
ファイルの正確な場所は、環境ファイルのフォルダー構成によって異なることがあります。
ユーザー設定に関連するファイル
ユーザー設定のほか、たとえば、以下のファイルが ..\Users\<username>\AppData\Local\Trimble\Tekla Structures\<version>\ フォルダーの下にユーザーごとにインストールされています。
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user.ini
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options.bin
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カスタマイズしたプロパティ パネル レイアウト PropertyTemplates.xml と PropertyTemplates.Drawing.xml ファイル
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カスタマイズしたリボンおよびカスタマイズしたタブの ..xml ファイル
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カスタマイズしたコンテキスト ツールバーの .xml ファイル
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カスタマイズしたツールバーの .json ファイル
社内フォルダの構造
中央のプロジェクト フォルダと企業フォルダを使用すると、バックアップとアップグレードが簡単になります。たとえば、新しいバージョンの Tekla Structures にアップグレードする場合、または、会社のロゴを更新する場合、ファイルの置き換えは 1 か所だけで済みます。
Tekla Model Sharing を使用しない場合、モデルや、会社固有の設定およびプロジェクト固有の設定を維持する設定ファイルを保存するのに、中央ファイル サーバー上のプロジェクト フォルダと企業フォルダを使用することをお勧めします。Tekla Structures は、中央ファイル サーバーから設定を読み込みます。
Tekla Model Sharing を使用している場合、Tekla Structures サブスクリプションに含まれる Trimble Connect クラウド サービスを通じてプロジェクト フォルダと企業フォルダを同期できます。
重要な Tekla Structures フォルダのバックアップ
モデル フォルダと、企業およびプロジェクト フォルダには、重要な情報と作業が保存されます。これらのフォルダや設定のバックアップを作成することが重要です。
自動バックアップをスケジュールするシステムが会社にある場合は、モデルで干渉が発生する可能性を避けるために、夜間の勤務時間外にバックアップを実行するよう、システムをスケジュールします。
ウイルス保護と Tekla Structures フォルダ
ウイルス対策ソフトウェアが原因で、モデルおよび図面をモデル フォルダに保存するときに問題が発生する場合があります。これらの問題は、特にネットワーク ドライブにモデルを保存した場合に発生する場合があります。
Tekla Structures をウイルス対策システムのセーフ リストに追加し、モデル フォルダでの操作がブロックまたはスキャンされないようにウイルスからの保護を設定することを強くお勧めします。