例: スケッチによる対称 C 形プロファイルの作成

Tekla Structures
変更済み: 14 11月 2024
2025
Tekla Structures

例: スケッチによる対称 C 形プロファイルの作成

この例では、変数を使用してスケッチ プロファイルを作成する方法を示します。

タスクを完了すると、寸法が b1 = b2、h2 = h3 の対称 C 形プロファイルが作成されます。モデルでプロファイルを使用する場合、以下の寸法を変更できます。

  • 幅 (b1)

  • 全体高さ (h1)

  • 高さ (h2)

  • 厚さ (P1)

  • 角処理 (P2)

例: C 形プロファイルのスケッチ

まず、プロファイルのアウトラインをスケッチします。

  1. スケッチエディタを開きます。
  2. [ポリラインのスケッチ] コマンドを使用して、大まかな C 形プロファイルを作成します。

    この段階では、プロファイルが対称である必要はありません。また、寸法が正確である必要もありません。

  3. [水平拘束の追加] コマンドと[垂直拘束の追加] コマンドを使用して、線を真っ直ぐにします。

  4. プロファイルに「CSHAPE」という名前を付けて保存します。

例: スケッチ プロファイルへの寸法の追加

プロファイルのアウトラインをスケッチしたら、寸法を追加できます。

  1. [水平寸法のスケッチ] コマンドを使用して、距離 b1 および b2 を作成します。

  2. [垂直寸法のスケッチ] コマンドを使用して、距離 h1、h2、および h3 を作成します。

  3. [変数] ダイアログ ボックスで、以下の距離の値を入力します。

    名前

    値のタイプ

    変数タイプ

    表示・非表示

    ラベル名

    b1

    150.00

    150.00

    長さ

    距離

    表示

    [幅]

    b2

    =b1

    150.00

    長さ

    距離

    非表示

    [幅]

    h1

    300.00

    300.00

    長さ

    距離

    表示

    [高さ]

    h2

    70.00

    70.00

    長さ

    距離

    表示

    [高さ]

    h3

    =h2

    70.00

    長さ

    距離

    非表示

    [高さ]

  4. 距離 b1、h1、および h2 の [表示・非表示] が [表示] に設定されていることを確認します。
  5. スケッチ プロファイルを保存します。

例: スケッチの厚さの設定

寸法をスケッチ プロファイルに追加したら、スケッチの厚さを定義できます。

  1. [変数] ダイアログ ボックスで、以下の操作を行います。
    1. [追加] をクリックして、パラメーター変数 P1 を追加します。
    2. [] 列に、20.00 を入力します。
    3. [表示・非表示] 列で、[表示] を選択します。
    4. [ラベル名] 列に「厚さ」と入力します。
  2. [スケッチブラウザー] で、パラメーター変数 P1 を使用して厚さを設定します。
    1. [厚さ] を右クリックして、[式の追加] を選択し、「=P1」と入力します。
    2. [押し出しタイプ] を右クリックして、[式の追加] を選択し、「=2」と入力して、ポリラインの内側に押し出されたスケッチを取得します。

  3. スケッチ プロファイルを保存します。

例: スケッチ プロファイルの角処理の変更

スケッチの厚さを設定したら、スケッチ プロファイルの角処理を変更できます。

  1. スケッチエディタ で、以下の操作を行います。
    1. 角処理シンボル をダブルクリックします。
    2. [角処理プロパティ] ダイアログ ボックスで、角処理のタイプを [ライン] に変更し、[変更] をクリックします。
    3. すべての角処理に対して手順 1a ~ b を繰り返します。
  2. [変数] ダイアログ ボックスで、以下の操作を行います。
    1. [追加] をクリックして、パラメーター変数 P2 を追加します。
    2. [] ボックスに、10.00 を入力します。
    3. [表示・非表示] ボックスで、[表示] を選択します。
    4. [ラベル名] ボックスに「角処理」と入力します。
  3. [スケッチブラウザー] で、以下の操作を行います。
    1. [角処理拘束] をダブルクリックして、角処理プロパティを開きます。
    2. [コーナー処理 X] を右クリックして、[式の追加] を選択し、「=P2」と入力します。
    3. [コーナー処理 Y] に同じ値を入力します。
    4. すべての角処理に対して手順 4a ~ c を繰り返します。

  4. スケッチ プロファイルを保存します。

例: モデル内でのスケッチ プロファイルの使用

スケッチ プロファイルが完成したので、モデル内で使用できます。

  1. 部材をダブルクリックし、プロパティ パネルに部材プロパティを開きます。
  2. [Profile] ボックスの横にある [...] ボタンをクリックします。

    [プロファイルの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. プロファイル ツリーの最後にある [その他] グループを開いて、[CSHAPE] プロファイルを選択します。
  4. 必要に応じて、[一般] タブでプロファイルの寸法を変更します。

  5. [OK] をクリックして変更内容を適用します。
  6. 点をピックしてモデル内に部材を配置します。

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