tekla_dstv2dxf_.def ファイルの説明

Tekla Structures
変更済み: 14 11月 2024
2025
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tekla_dstv2dxf_<env>.def ファイルの説明

tekla_dstv2dxf_<env>.def ファイルは、tekla_dstv2dxf.exe を使用して DSTV を DXF 形式に変換する際に使用されます。これには、必要な変換設定がすべて含まれています。.def ファイルは、..\Tekla Structures\<version>\bin\applications\Tekla\Tools\dstv2dxf フォルダー内にあります。

DSTV から DXF への変換設定について説明します。

変換の詳細については、「DSTV から DXF への変換 (以前の変換ツール)」を参照してください。

環境設定 [ENVIRONMENT]

INCLUDE_SHOP_DATA_SECTION=FALSE

工場データ システムにより記述された CNC ソフトウェアに DXF ファイルをより適切にインポートできるように、DXF ファイルに特殊なデータ セクションを含めるかどうかを定義します。この特殊なデータ セクションを DXF ファイルに含めると、AutoCAD で DXF ファイルを判読できなくなります。

オプション: TRUE, FALSE

NO_INFILE_EXT_IN_OUTFILE=TRUE

入力ファイルの拡張子を出力ファイルに追加する場合に使用します。

オプション:

TRUE:p1001.dxf

FALSE:p1001.nc1.dxf

DRAW_CROSSHAIRS=HOLES

孔および長孔に十字を表示します。

オプション: HOLES, LONG_HOLES, BOTH, NONE

HOLES:

LONG_HOLES:

BOTH:

NONE:

SIDE_TO_CONVERT=FRONT

部材のどちら側を変換するかを定義します。

オプション: FRONT, TOP, BACK, BELOW

どの部材面を DXF ファイルに表示するかを定義します。この設定は、本来プレート用に設計されています。

最も一般的なオプションは、FRONT です。プレートをさらに回転する必要がある場合は、この設定を BACK に変更してみてください。SIDE_TO_CONVERT 設定に加えて、NC ファイルを作成する際に、詳細設定 XS_DSTV_WRITE_BEHIND_FACE_FOR_PLATETRUE に設定して、プレートの背面データを NC ファイルに含める必要があります。

OUTPUT_CONTOURS_AS=POLYLINES

ポリゴンをポリラインまたはラインと円弧として変換します。

オプション: POLYLINES, LINES_ARCS

注:

OUTPUT_CONTOURS_AS=LINES_ARCS に設定した場合:

  • 長孔のラインと円弧の間にギャップ/オフセットが生じる場合があります。
  • 2D DXF の代わりに 3D DXF が生成されることがあります。

OUTPUT_CONTOURS_AS=POLYLINES に設定した場合、NC を作成する際に Inner corner=0 が設定されていると、DXF ファイルが正しくないことがあります。

CONTOUR_DIRECTION=REVERSE

ポリゴン方向を定義します。このオプションを選択すると、頂点の座標および書き込まれる順序が変更されます。DXF ファイルをテキスト エディターで開くと、違いを確認できます。"reverse" は時計回りで、"forward" は反時計回りです。

オプション: REVERSE, FORWARD

CONTOUR_DIRECTION は、OUTPUT_CONTOURS_AS=POLYLINES に設定している場合にのみ機能します。LINES_ARCS を使用するように設定した場合、出力は常に FORWARD (反時計回り) になります。

CONVERT_HOLES_TO_POLYLINES=TRUE

孔をポリラインに変換します。

オプション: TRUE, FALSE

MAX_HOLE_DIAMETER_TO_POINTS=10.0

DXF ファイルで小さな孔を点に変換します。

MAX_HOLE_DIAMETER_TO_POINTS に値を設定すると、その値より直径が小さい孔が HOLE_POINT_SIZE および HOLE_POINT_STYLE 設定に従います。この種の点のビジュアル化では、一方の孔が他方の孔よりも大きいか小さいかを示す孔シンボルは表示されなくなり、すべて同じサイズになります。

HOLE_POINT_STYLE=33 および HOLE_POINT_SIZE=5

孔のポイントのスタイルおよびサイズ。

1 は円です。ただし、この設定は使用されていません。

2 は + です。

3 は X です。

4 は短い線です。

33 は円です。

34 は + 付きの円です。

35 は X 付きの円です。

36 は短い線付きの円です。

SCALE_DSTV_BY=0.03937

0.03937 を使用してフィート・インチ単位に変換します。

1.0 を使用してメートル単位に変換します。

ADD_OUTER_CONTOUR_ROUNDINGS=FALSE

孔を丸めに追加します。これは、[内角の形状] を使用して作成された丸めにのみ影響します ([NC ファイル設定] ダイアログ ボックスにある [孔とカット] タブの [1] 設定)。孔のサイズの情報は、[NC ファイル設定] ダイアログ ボックスの [半径] 値から DSTV ファイルに取得されます。dstv2dxf コンバーターでは、孔のサイズを調整することはできません。

オプション: TRUE, FALSE

ADD_OUTER_CONTOUR_ROUNDINGS=FALSE:

ADD_OUTER_CONTOUR_ROUNDINGS=TRUE:

MIN_MATL_BETWEEN_HOLES=2.0

長孔変換で孔どうしをどこまで近づけることができるかを定義します。

INPUT_FILE_DIR= および OUTPUT_FILE_DIR=

入力および出力ファイル用のフォルダー。

DEBUG=FALSE

DOS ウィンドウで処理中のデータを表示します。

オプション: TRUE または FALSE

テキスト仕様 [TEXT_SPECS]

TEXT_OPTIONS=PQDG

DXF ファイルで使用するテキスト オプションを定義します。

S は、面記号を追加します (Side:v)。

P は、部材マークを追加します (Part: P/1)。

B は、部材マークおよび面記号を追加します (Part: P/1 Side: v)。

Q は、数量を追加します (Quantity: 5)

G は、鋼材の等級を追加します (Material: A36)。

T は、厚さを追加します (Thickness: 3)

D は、プロファイルの説明を追加します (Desc: FL5/8X7)。

TEXT_POSITION_X=30.0 および TEXT_POSITION_Y=30.0

DXF ファイルの原点 <0,0> を基点としたテキストの最初の行の左下隅の X/Y 位置。

TEXT_HEIGHT=0.0

TEXT_HEIGHT は使用されていません。テキスト高さは、テキスト レイヤーでも常に 10.0 です。

テキスト アイテムの頭マーク

テキスト アイテムにさまざまな頭マークを定義できます。頭マークは、オプション CONCATENATE_TEXT0 に設定されている場合にのみファイルに書き込まれます。

次の頭マーク定義を使用することができます。

PART_MARK_PREFIX=Part:

SIDE_MARK_PREFIX=Side:

STEEL_QUALITY_PREFIX=Material:

QUANTITY_PREFIX=Quantity:

THICKNESS_PREFIX=Thickness:

DESCRIPTION_PREFIX=Desc:

CONCATENATE_TEXT=1

テキスト アイテム (部材マーク、数量、プロファイル、等級) を 1 行または 2 行に結合します。

オプション:

0:テキスト行は結合されません。頭マークは、このオプションでのみ機能します。

1:部品マーク テキストを 1 行に表示し、その他のテキストをもう 1 つの行に結合します。

2:すべてのテキストを 1 行に表示します。

CONCATENATE_CHAR=+

テキスト アイテムの区切り文字 (最大 19 文字) を定義します。

さまざまなテキスト仕様の例

下の例では、次の設定が使用されています。

TEXT_OPTIONS=PQDG

TEXT_POSITION_X=30.0

TEXT_POSITION_Y=30.0

TEXT_HEIGHT=0.0

PART_MARK_PREFIX=Part:

SIDE_MARK_PREFIX=Side:

STEEL_QUALITY_PREFIX=Material:

QUANTITY_PREFIX=Quantity:

THICKNESS_PREFIX=Thickness:

DESCRIPTION_PREFIX=Desc:

CONCATENATE_TEXT=1

CONCATENATE_CHAR=+

下の例では、次の設定が使用されています。TEXT_OPTIONS=B, CONCATENATE_TEXT=0:

その他のレイヤー [MISC_LAYERS]

エンティティ レイヤー名 テキスト高さ 出力形式
TEXT TEXT 7 使用されていません。常に一般的なテキスト高さ定義 (10.0) と同じです。
OUTER_CONTOUR CUT 7
INNER_CONTOUR CUTOUT 4
PART_MARK SCRIBE 3 このオプションに値を設定しないでください。値を設定すると、DXF ファイルは作成されません。
PHANTOM LAYOUT 4
NS_POP_PMARK NS_POP_MARK 5 POP_CIRCLE 2.0 (POP_CIRCLE または POP_POINT の後にサイズ)
FS_POP_PMARK FS_POP_MARK 6 1.0

この "1.0" は、向こう側のポップマークに使用される孔の直径です。この値は、machinex.ini ファイルの "drill thru" オプションの値と一致する必要があります。

POP_CIRCLE 2.0 (POP_CIRCLE または POP_POINT の後にサイズ)

カラー テーブル

1 = 赤

2 = 黄

3 = 緑

4 = シアン

5 = 青

6 = マゼンタ

7 = 白

8 = 濃い灰色

9 = 淡い灰色

孔レイヤー [HOLE_LAYERS]

レイヤー名 最小呼び径 最大呼び径
P1 8.0 10.31 7
P2 10.32 11.90 7
P3 11.91 14.0 7

長孔レイヤー [SLOT_LAYERS]

タイプと色はシンボルに影響を与えますが、長孔のアウトラインまたは矢印 (疑似矢印) の色は MISC_LAYERS 定義の PHANTOM レイヤー定義により定義されます。

レイヤー名 最小呼び径 最大呼び径 最小 "b" 最大 "b" 最小 "h" 最大 "h" タイプ 疑似
13_16x1 20.62 20.65 4.75 4.78 0.0 0.02 3 3 PHANTOM_OUTLINE
13_16x1-7_8 20.62 20.65 26.97 26.99 0.0 0.02 3 3 PHANTOM_OUTLINE

以下に、疑似タイプの異なる 4 つの例を示します。その他の設定は、Slot type=1HOLE_POINT_STYLE=33、および HOLE_POINT_SIZE=1 です。

PHANTOM_ARROW:

PHANTOM_BOTH:

PHANTOM_OUTLINE:

PHANTOM_NONE:

寸法 "b" および "h" の説明については、以下の図を参照してください。

長孔タイプの例

以下の例では、異なる長孔タイプが使用されていますが、その他の設定は同じです。

  • 長孔レイヤーの色は 3 (緑) です。
  • 孔レイヤーの色は 6 (マゼンタ) です。
  • 疑似レイヤーの色は 1 (赤) です。
  • 長孔レイヤーの疑似タイプ: PHANTOM_OUTLINE
  • 孔のポイントの設定: HOLE_POINT_STYLE=35, HOLE_POINT_SIZE=10
長孔タイプ 説明
SLOT_TYPE_1

1 つの孔シンボルが長孔の中心に表示されます。孔シンボルは、HOLE_POINT_STYLE および HOLE_POINT_SIZE 設定に従います。長孔シンボルが選択した疑似設定 (この例では、PHANTOM_OUTLINE) に従って作成されます。円の色は長孔レイヤーの色に従い、長孔の色は疑似レイヤーの色に従います。

SLOT_TYPE_2

2 つの孔シンボルが長孔に表示されます。孔シンボルは、HOLE_POINT_STYLE および HOLE_POINT_SIZE 設定に従います。長孔シンボルが選択した疑似設定 (この例では、PHANTOM_OUTLINE) に従って作成されます。孔シンボルの色は孔レイヤーの色に従い、長孔の色は疑似レイヤーの色に従います。

SLOT_TYPE_3

1 つの円が長孔の中心に表示されます。円のサイズは、実際の孔のサイズに対応しています。円の色は長孔レイヤーの色に従い、長孔の色は疑似レイヤーの色に従います。長孔シンボルが選択した疑似設定 (この例では、PHANTOM_OUTLINE) に従って作成されます。

SLOT_TYPE_4

2 つの円が長孔に表示されます。円のサイズは、実際の孔のサイズに対応しています。2 つの円が互いに接する場合は、1 つの円が長孔の中央に作成されます。長孔シンボルが選択した疑似設定 (この例では、PHANTOM_OUTLINE) に従って作成されます。円の色は孔レイヤーの色に従い、長孔の色は疑似レイヤーの色に従います。

SLOT_TYPE_5

孔シンボルが最初の長孔の中心点に表示されます。孔シンボルは、HOLE_POINT_STYLE および HOLE_POINT_SIZE 設定に従います。長孔シンボルが選択した疑似設定 (この例では、PHANTOM_OUTLINE) に従って作成されます。孔シンボルの色は孔レイヤーの色に従い、長孔シンボルの色は疑似レイヤーの色に従います。

SLOT_TYPE_6

1 つの円が最初の長孔の中心点に表示されます。長孔シンボルが選択した疑似設定 (この例では、PHANTOM_OUTLINE) に従って作成されます。円の色は孔レイヤーの色に従い、長孔シンボルの色は疑似レイヤーの色に従います。

SLOT_TYPE_7

孔シンボルは作成されません。長孔シンボルが選択した疑似設定 (この例では、PHANTOM_OUTLINE) に従って作成されます。長孔の色は長孔レイヤーの色に従います。

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