変換ファイル
変換ファイル (.cnv) では、Tekla Structures のプロファイル、ツイン プロファイル、および材質の名前を他のソフトウェアで使用されている名前にマッピングします。
変換ファイルは、各行の 1 番目の列に Tekla Structures で使用されている名前を記述し、2 番目の列に他のソフトウェアで使用されている名前を記述した単純なテキストファイルです。この 2 つの列は、スペースで区切ります。プロファイル変換ファイルには、すべてのパラメトリック プロファイルを入力する必要があります。
モデルのインポート時とエクスポート時に同じ変換ファイルを使用できます。また、ほとんどのインポート/エクスポート ツールで、変換ファイルの場所を指定できます。
変換ファイル名をパスなしで入力すると、Tekla Structures によって現在のモデル フォルダからファイルが検索されます。ボックスを空白のままにすると、 の詳細設定 XS_PROFDB で指定されているファイルが、Tekla Structures によって検索されます。ツールでパスと変換ファイルを指定できない場合も同様です。
Tekla Structures では、標準インストールに複数の変換ファイルが用意されています。また、独自の変換ファイルを作成することもできます。Standard の変換ファイルは、環境フォルダである ...\ProgramData\Trimble\Tekla Structures\<version>\environments\ フォルダの下の \profil フォルダにあります。正確な場所は環境によって異なることがあります。変換ファイルの拡張子は、常に .cnv です。
これらの手順は、すべてのエクスポート タイプおよびインポート タイプには適用されないことに注意してください。変換ファイルに関する具体的な手順がツールに含まれている場合は、エクスポートまたはインポートの手順に指示が含まれています。
変換ファイルの作成
Tekla Structures インストールに付属する変換ファイルがニーズに合わない場合は、独自の変換ファイルを作成できます。
例
SDNF変換ファイルの例を次に示します。
SDNF
! Profile name conversion Tekla Structures -> SDNF
! If Converted-name does not exist, it will be the same
! as Tekla Structures-name.
! Tekla Structures-name Converted-name
H100*50*5*7 H100X50
H100*100*6*8 H100X100
H125*60*6*8 H125X60
H125*125*6.5*9 H125X125
H148*100*6*9 H148X100
H150*75*5*7 H150X75
H150*150*7*10 H150X150
H175*90*5*8 H175X90
H194*150*6*9 H194X150
H198*99*4.5*7 H198X99
H200*100*5.5*8 H200X100
H200*200*8*12 H200X200
H200*204*12*12 H200X204
誤りのある変換ファイルと正しい変換ファイルの例を次に示します。エラー部分が強調表示されています。
00100782 4 0 2 "brace" "Tread 4" 1 "TREAD4.5" "" 0.000000 0 0 0.000000 1.000000 0.000000 16.250000 13.154267 3.857143 15.500000 13.154267 3.857143 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
00100782 4 0 2 "brace" "Tread_4" 1 "TREAD4.5" "A36" 0.000000 0 0 0.000000 1.000000 0.000000 16.250000 13.154267 3.857143 15.500000 13.154267 3.857143 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ツイン プロファイル変換ファイル
Tekla Structures には、ツイン プロファイルの個別の変換ファイルが用意されています。プロファイル変換ファイルの前にツイン プロファイル変換ファイルが読み込まれるので、元のモデルのプロファイルをインポートに含める必要があります。
ツイン プロファイル変換ファイルは、プロファイル頭マーク (文字のみ) とスペースで区切られたプロファイル間の距離 (mm単位) が含まれたテキスト ファイルです。Tekla Structures では、指定された頭マークを持つすべてのプロファイルがツイン プロファイルに変換されます。
ツイン プロファイル変換ファイルには、twin_profiles.cnv という名前を付けることができ、次のような行を含めることができます。
DL 20
プロファイル間の距離は、同じプロファイル頭マークを持つすべてのプロファイルで同じになります。 たとえば、頭マークが DL であるプロファイルでは常に同じ間隔が使用されます。 別の間隔値を使用する場合は、別のプロファイル頭マークを使用する必要があります。
また、次のように、ツイン プロファイルをプロファイル変換ファイルに追加して、DL プロファイルを L プロファイルに変換する必要があります。
L200*20 DL200/20-20
制限事項
-
ツイン プロファイル変換は、数字で始まるプロファイルには使用できません。 つまり、ツイン アングルを 2L として定義することはできません。 代わりに、ツイン プロファイルの頭マークとして DL を使用する必要があります (例:
DL200/20-20. -
ツイン プロファイル変換は FEM インポートの場合は機能しません。 SP3D では、Tekla Structures と同じように部材間のギャップを制御できないため、さまざまな変換およびマッピングを簡単に行うことができません。このため、ツイン プロファイルとしてではなく、それぞれのアングルを個別にモデリングすることをお勧めします。 2 つの部材としてモデリングされた部材を変換する方が簡単です。