図面のマーク プロパティ

Tekla Structures
変更済み: 15 1月 2025
2025
Tekla Structures

図面のマーク プロパティ

さまざまなタイプのマークのプロパティを使用して、マークの内容、配置、表示に影響する設定を表示および変更します。マークのプロパティは、図面を作成する前と開いている図面で調整できます。

次に示すすべての設定が、必ずしもすべてのマークで使用できるとは限らないことに注意してください。さらに、図面およびビュー レベルのプロパティのマーク プロパティは、プロパティ パネルのプロパティとは異なる範囲に設定されるか、または別の方法で名前が付けられる場合があります。

マークを手動で追加する方法の詳細については、「図面での部材マークの手動追加」および「図面への鉄筋マークの追加」を参照してください。

プロパティ パネルまたはダイアログでマーク プロパティを開くには、次のようにします。

  • 開いている図面で、マークをクリックします。プロパティ パネルが開いていない場合、マークをダブルクリックします。
  • 図面プロパティ パネル オブジェクトリストで、マークのタイプを選択して、マーク プロパティを開きます。これを行うには、図面内のオブジェクトを選択しないでください。
  • ダイアログでマーク プロパティを開くには、[クイック起動] で「 マーク プロパティ」を入力し、表示されたリストから目的のマークのプロパティを選択します。

図面レベルおよびビュー レベルでは、マークのプロパティを次のいずれかの方法で開くことができます。

  • [図面とレポート] タブで、[図面のプロパティ] をクリックし、図面タイプを選択して、対応するマーク (一般図) のボタンをクリックするか、図面ビュー プロパティに移動して、オプション ツリー (他の図面タイプ) で対応するマークをクリックします。
  • 開いている図面で、図面の背景をダブルクリックし、対応するマーク (一般図) のボタンをクリックしてマーク プロパティに直接移動するか、ビュー プロパティに移動してオプション ツリーで対応するマークをクリックします。
  • 開いている図面で、図面 > プロパティ に移動して、[ビュー] を選択し、オプション ツリーで対応するマークをクリックします。

プロパティ パネルの現場打ちマーク プロパティ

以下のプロパティの大部分は、図面レベルおよびビュー レベルでも使用できます。

設定

説明

プロパティ パネルでのプロパティの保存、読み込み、および検索
  • 既存のプロパティを読み込むには、リストからプロパティを選択します。
  • 変更したプロパティを保存するには、[] をクリックします。プロパティを別の名前で保存することもできます。
  • プロパティを検索するには、プロパティ名を入力します。
マーク
マーク エディタ ビュー

(1) [プロパティ] または [設定値] ボタンをクリックして、マーク エディタ ビューでプロパティ名またはプロパティ値を表示します。これらのボタンは、既存のマークを編集する場合に使用できます。

(2) マークのプレビューには、追加した要素、およびそのマークに対して選択した表示が表示されます。要素を別の場所にドラッグできます。要素を削除するには、要素の右上隅にある赤色の削除ボタン をクリックします。

(3) 新しい要素。 [新しい要素] ボタンを使用して [要素] リストを開き、マークに追加する要素を選択します。使用可能な要素は、選択したオブジェクトのタイプによって異なります。マークに既に要素が含まれている場合、その要素にはテキスト [使用中] が表示されます。要素を検索することもできます。リストに目的のユーザー定義情報が見つからない場合は、検索ボックスに属性の名前を入力し、Enter キーを押して追加することができます。

マーク要素の詳細については、「図面マークのマーク要素」を参照してください。

(4) [%] ボタンをクリックすると、プレビューに現在のズーム レベルが表示されます。マウスの中ボタンをスクロールすることで、ズームインまたはズームアウトすることができます。ボタンをクリックすると、最適サイズにズームできます。

フォント

[フォント色]、[フォント]、[フォント高さ] (ビューおよび図面レベルのプロパティの [フォント] 設定)

要素のテキストで使用するフォントのタイプ、色、および高さを定義します。

標準色を使用することも、カスタム RGB 色を定義することもできます。

[...] をクリックすると、他のフォントを選択できます。

デフォルトのマークフォントを変更するには、詳細設定 XS_​MARK_​FONT を使用します。

[内側枠]、[外側枠] (ビューおよび図面レベルのプロパティの [要素を囲む枠] および [マークを囲む枠])

,フレーム色

1 つまたは複数の要素、またはマーク全体のフレーム タイプと色を定義します。

標準色を使用することも、カスタム RGB 色を定義することもできます。

[内側枠] 設定は、ビジュアル エディターで要素または内側枠を選択したときのみ有効になります。

数値
単位表示形式

エディタ ビューで選択した長さと径要素の単位と表示形式を変更します。

[背景] (ビューおよび図面レベル プロパティの [背景マスク])

[非透過] を選択して、図面のマークで隠されている部分を非表示にします。

[透明] を選択して図面のマークによって隠されている部分を表示し、線による模様などを見えるようにします。

引出し線

結合マークの引出し線がどのように表示されるかを定義します。

次の [引出し線] のいずれかを選択します。

引出し線: 常に引出し線を使用します。

指定方向または引出し線: 部材に沿ってマークを配置するスペースがあるかどうかをチェックします。不可能であれば、Tekla Structures により引出し線が使用されます。

指定方向: マークを常に部材に沿って配置します。スペースが不足していると、マークが他の要素にオーバーラップする可能性があります。

水平に部材内: マークを常に部材の内側に配置します。

部材に沿って部材内: マークを常に部材の内側に配置し、なおかつ部材の軸に平行にします。

水平に、または引出し線付きで部材内: 部材の内側にマークを配置するスペースがあるかどうかをチェックします。不可能であれば、Tekla Structures により、部材に沿って引出し線と共にマークが配置されます。

部材に沿って、または引出し線付きで部材内: 部材の内側にマークを配置するスペースがあるかどうかをチェックし、マークを部材の軸に揃えます。不可能であれば、Tekla Structures により、部材に沿って引出し線と共にマークが配置されます。

部材に沿って中心に配置: 部材マークを部材面に沿って、その中央の位置に配置します。

平行: マークは鉄筋に対して平行です。

平行または引出し線: マークは鉄筋ラインに対して平行です。マークに十分なスペースがない場合は、引出し線が作成されます。

結合マーク

鉄筋グループ マーク

マークを結合する場合、または鉄筋グループ マークを追加する場合は、次の [結合マーク] または [鉄筋グループ マーク] のオプションのいずれかを選択します。

[グループ毎に引き出し線一つ] を選択すると、オブジェクト グループごとに 1 つの引出し線が作成されます。

[一行毎に引出し線] を選択すると、マークを結合してオブジェクトの列ごとに 1 つの引出し線が作成されます。

[平行引出し線] を選択すると、マークを結合して平行引出し線を作成します。

[引出し線を一点に集中] を選択すると、マークを結合して 1 点に集約する引出し線が作成されます。

[垂直引出し線] を選択すると、鉄筋グループに垂直な引出し線のあるマークを作成できます。グループ平面内の各鉄筋に引出し線付きのマークを作成します。

[最初と最後に引出し線] を選択すると、鉄筋グループに垂直な引出し線のあるマークを作成できます。グループ内の最初と最後の鉄筋にマークを作成します。

垂直引出し線の長さを制御するには、詳細設定 XS_MARK_LEADER_LINE_LENGTH_FOR_PERPENDICULAR ([ファイル > 設定 > 詳細設定 > マーク - 一般]) を使用します。デフォルト値は、0 mm です。

矢印

一覧された [矢印] タイプのいずれかを選択します。

同一キャストユニットに同じマーク

この設定は、結合鉄筋マークの場合に使用されます。

[グループ毎に引き出し線一つ] を選択すると、鉄筋グループごとに 1 つの引出し線が作成されます。

[一行毎に引出し線] を選択すると、マークを結合して鉄筋の列ごとに 1 つの引出し線を作成します。

[平行引出し線] を選択すると、マークを結合して平行引出し線を作成します。

[引出し線を一点に集中] を選択すると、マークを結合して 1 点に集約する引出し線が作成されます。

[マージしない] を選択すると、マークは結合されません。Tekla Structures により、マークごとに独立した引出し線が作成されます。このオプションは、ビューと図面レベルのプロパティでのみ使用できます。

[マージしない] を選択した場合でも、Tekla Structures で自動的に結合されるマークのマーク内容を定義する必要があります。

配置

詳細設定 XS_MARK​_INTELLIGENT​_PLACING は、マークの配置を制御します。

配置

マークを整列させる場所を選択します。

中心

引出し線

[引出し線] オプションは、ボルト マーク、ジョイント マーク、部材マーク、隣接部材マーク、現場打ちコンクリート マーク、鉄筋マーク、隣接鉄筋マーク、鉄筋マーク (結合)、仕上げ材マークに使用できます。

回転

マークの回転を定義します。

配置方法

[移動] を選択すると、マークの適切な位置が Tekla Structures により自動的に検索されます。

[固定] を選択すると、マークを任意の位置に配置できます。

[固定] オプションを選択した場合、図面を更新してもマークの位置は維持されますが、[移動] を選択した場合は、Tekla Structures が注記オブジェクトの最適な位置を自動的に探します。

各種注記オブジェクトの配置の詳細については、「マーク、寸法、アソシエート マーク、テキスト、シンボルの位置プロパティ」を参照してください。

[位置] (ビューおよび図面レベル プロパティの [配置区域])

マークを配置する場所を Tekla Structures が検索する領域を定義します。

距離

(1) [距離 s] (ビューおよび図面レベルの [検索マージン]) は、マークの周囲に残す空の余白です。

(2) [距離 d 最小値] (ビュー及び図面レベルの [最小距離]) は部材からマークまでの最小距離です。

(3) [距離 d の最大値] (ビュー及び図面レベルの [最大距離]) は部材からマークまでの最大距離です。

[距離 s] と [距離 d 最小値] に大きい値を入力すると、マークの配置が正常に機能しなくなることに注意してください。

ビューおよび図面レベルの追加マーク プロパティ

図面レベルおよびビュー レベルのマーク プロパティには、プロパティ パネルでは使用できない追加の表示設定が含まれています。

設定

説明

[内容] タブ

内容

図面レベルおよびビュー レベルでは、特定のタイプのマークの追加情報を選択する必要があります。

  • たとえば部材マークの場合、部材マークの設定を、メイン部材と副部材のそれぞれについて、さらにサブアセンブリのメイン部材と副部材のそれぞれについて個別に定義する必要があります。

  • ボルト マークの場合、ボルト マークが現場ボルトなのか工場ボルトなのかを選択する必要があります。

  • 鉄筋マークの場合は、鉄筋マークが単体の鉄筋、鉄筋グループ、または溶接金網用であるかどうかを選択する必要があります。

一般 (または一部のマークの [表示設定]) タブ

マーク表示

表示

ビュー内でのマークの表示設定を定義します。

[分配対象] を選択すると、ビューにマークが分配されます。Tekla Structures は、他のビューに表示されていないマークだけを作成します。

[常に] では、他のビューの設定に関係なく、常にビュー内にマークが作成されます。

[分配時優先] は [分配対象] と同様に機能しますが、優先ビューは優先順位が高くなります。

[分配対象] は、図面内の 1 つのビューだけに選択します。その他のビューを [分配対象] に設定すると、マークは [表示] が [分配時優先] に設定されたビューだけに配置されます。

このオプション [表示しない] では、マークは作成されません。

マーク表示

ビュー平面外にある部材

ビュー平面外にある部材のマークを表示するかどうかを定義します。

[表示] は、図面のビュー平面外にある部材のマークを表示します。

[表示しない] は、ビュー平面外にある部材のマークを表示しません。

マーク表示

マーク結合

この設定は部材マークと仕上げ材マークを対象としています。

[オン] を選択すると、マークが結合されます。

部材マークの結合距離などのその他の結合の原則の詳細については、「マークの結合」を参照してください。デフォルトでは、部材からの最大結合距離は 1200 mm です。

ボルトマークの表示

メイン部材

副部材

サブアセンブリメイン部材

サブアセンブリメイン副部材

ボルト マークの表示設定を定義します。

[表示] を選択すると、ボルト マークが表示されます。

[表示しない] を選択すると、ボルト マークが表示されません。

次の詳細設定もボルト マークの表示に影響を及ぼします。

XS_BOLT_MARK_IS_ALWAYS_VISIBLE

XS_BOLT_MARK_IS_ALWAYS_VISIBLE_IN_GA

サイズを無視

この設定はボルト マークを対象としています。

標準サイズのボルト マークを図面から除外します。Tekla Structures で、定義したサイズのボルト マークが図面に表示されなくなります。

[サイズを無視] 設定と一緒に使用できる詳細設定がいくつかあります。このため、最初に無視するサイズを入力し、次に詳細設定を行います。

XS_OMITTED_DIAMETER_TYPE は、無視するサイズがボルト (値 BOLT) または孔 (値 HOLE) のサイズであるかどうかを定義します。

XS_OMITTED_BOLT_TYPE を使用して、ボルト セットに基づいて、無視されたボルト マークを除外することができます。ボルト セット名 (7990 など) を値として入力します。ワイルドカード (* または ? など) を使用することもできます。

XS_OMITTED_BOLT_ASSEMBLY_TYPE を使用して、ボルト タイプに基づいて、無視されたボルト マークを除外することができます。値は、SITESHOP、および SITE_AND_SHOP です。

鉄筋マークプロパティの [結合] タブ
[優先する合体方向] (鉄筋マーク プロパティの [結合] タブ)。

[垂直方向マージ] を選択すると、図面の垂直方向にマークを結合します。

[水平方向マージ] を選択すると、図面の水平方向にマークを結合します。

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