管理者向けリリース ノーツ: その他の一般的な改良点

Tekla Structures
変更済み: 11 3月 2025
2025
Tekla Structures

管理者向けリリース ノーツ: その他の一般的な改良点

このバージョンの Tekla Structures には、これらの全般的な改良が含まれています。

カスタム オブジェクト タイプ

開口部、アンカー バー、パイプなどの新しいオブジェクト タイプと作成コマンドを Tekla Structures ユーザー インターフェイスに追加し、ユーザーに展開できるようになりました。

カスタム オブジェクト タイプを、tab_page("HiddenAttributes") にある独自の objects.inp ファイルに追加します。

attribute("__CustomObjectType", "albl_Custom_object_type", string, "%s", no, none, "0.0", "0.0")
{
value("", 0)
}

PDF のライン キャップ スタイルを定義する新しい詳細設定

新しい XS_DRAWINGS_LINE_CAP_STYLE 詳細設定を使用すると、ライン キャップ スタイルを定義することにより、PDF 印刷出力にある線の終端の形状を調整できます。

この改良点の詳細については、Tekla Structures 2025 リリース ノートの「Tekla Structures 2025 における詳細設定の変更点」を参照してください。

必要に応じて、.ini ファイル内の詳細設定の値を変更します。

TrimBIM へのエクスポート

TrimBIM (.trb) ファイルを Tekla Structures で直接作成し、どの IFC プロパティ セットを TrimBIM ファイルに含めるか選択できるようになりました。

この改良点の詳細については、Tekla Structures 2025 リリース ノートの「Trimble Connect により改良された TrimBIM ワークフロー」を参照してください。

新しいオプションと機能に独自のデフォルト値を使用する場合、standardファイルを更新してください。

角度寸法におけるグラディアンの使用

図面の角度寸法において、度の代わりにグラディアン (ゴン) を使用できるようになりました。

この改良点の詳細については、Tekla Structures 2025 リリース ノートの「図面のその他の改良点」を参照してください。

新しい XS_ANGLE_GRADIAN_SIGN 詳細設定を使用して、図面で使用されるグラディアン符号を設定することができます。デフォルト値は "g" です。必要に応じて、.ini ファイル内の XS_ANGLE_GRADIAN_SIGN 詳細設定の値を変更します。

テンプレート エディターでのワッシャーとナットの改良点

レポートでナットとワッシャーを正しく結合させることができるように、テンプレート エディターのボルト製品内でナットとワッシャーを分離できるようになりました。

これらの改良点の詳細については、Tekla Structures 2025 リリース ノートの「Tekla Structures 2025 におけるテンプレート エディターとテンプレートの新機能」を参照してください。

ボルト照会レポート(TS_Report_Inquire_Bolt.rpt)にはすでに修正が含まれています。カスタム テンプレートを使用する場合、テンプレートを更新します。

自動的にインストールされる .tsep ファイルの新しい詳細設定

user.ini ファイルで新しい XS_TSEP_TO_BE_INSTALLED_ORG_DIR 詳細設定を使用して、組織内のすべてのユーザーに自動的にインストールされる .tsep ファイルの場所を定義できます。

必要に応じて、.ini ファイル内の詳細設定の値を変更します。

Management Console for Tekla Model Sharing における機能強化

これらの新しい機能強化は、Management Console for Tekla Model Sharing の管理者が組織の共有モデルをより安全かつ効率的に管理するのに役立ちます。

マルウェア スキャンによるセキュリティの強化

Tekla Structures を使用して書き出された共有モデルへの新しい変更でマルウェアがスキャンされるようになりました。マルウェアの可能性が検出された場合、Management Console for Tekla Model Sharing に通知が表示され、モデルを作成したユーザーと、そのモデルの [オーナー] ロールを持つユーザーに電子メールが送信されます。また、デフォルトではモデルは自動的にロックされ、読み込みと書き出しの両方が行われなくなります。モデルのロックを管理するために、マルウェアが検出されたときにモデルをロックする という新しい設定が追加されました。「Management Console での設定の管理」をご覧ください。

モデルを調査して問題を解決した後、 Tekla Model Sharing 管理者はモデルのロックを解除できます。

詳しくは、「Management Console でのモデルのロックおよびモデル バージョンの削除」をご覧ください。

個別のTeklaモデルシェアリング管理者の役割のサポート

アクセス制御を改善するため、組織の管理者は Tekla Online Admin Tool でユーザーに新しい [Tekla Model Sharing 管理者] の役割を割り当てることができるようになりました。完全な Tekla Online 管理者であるユーザーに加えて、[Tekla Model Sharing 管理者] の役割を持つユーザーは、組織の共有モデルを管理できます。

複数の組織を管理する

Management Console for Tekla Model Sharing では、複数の組織のモデル管理がサポートされるようになりました。複数の組織の Tekla Model Sharing 管理者となっているユーザーは、モデルを管理する組織を選択することができます。

詳細については、「 管理コンソールで組織を選択する」を参照してください

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