管理者向けリリース ノーツ: common\inp フォルダーの再編成

Tekla Structures
変更済み: 12 2月 2025
2025
Tekla Structures

管理者向けリリース ノーツ: common\inp フォルダーの再編成

common\inp フォルダーは、さまざまな種類のコンテンツがより具体的なフォルダーに保存されるよう再編成されました。objects*.inp ファイル内のさまざまなタブのユーザー定義情報定義も、いくつかの別個のファイルに移動されました。

設定を common\inp フォルダーから自分のフォルダーにコピーしなくても、一部の設定グループのみ使用できるようになりました。たとえば、グローバル ユーザー定義情報定義を除外して IFC プロパティ セットを含めたり、グローバル ユーザー定義情報定義の一部のみ使用したりすることができます。

コンテンツを自分のフォルダーにコピーする必要がなくなったため、Tekla Structures の更新時にコンテンツを比較およびマージする必要がなくなりました。更新プロセスにかかる時間が短縮され、適切なコンテンツが自動的に含められます。

common\inp フォルダーの内容に次の変更が加えられました。

内容 フォルダーの変更
IFC プロパティ セット 設定ファイルは、common\collaboration\ifc に移動されました
パラメトリック clb プロファイル *.clb ファイルは、common\profil に移動されました
ハッチング パターン hatch_types1.PAT ファイルは、common\system に移動されました。ハッチング パターンのフォルダー検索順序が、他の設定ファイルと同じになりました。
bin\teklastructures.ini ファイルに、次のファイル パスが追加されました。
set XS_INP=%XSDATADIR%\environments\common\inp\;%XSDATADIR%\environments\common\profil\;%XSDATADIR%\environments\common\collaboration\ifc

以前は、すべてのグローバル ユーザー定義情報が common\inp フォルダー内の objects*.inp ファイルにありました。[ユーザー定義情報] ダイアログのタブに基づいて、別個のファイルが追加されました。

  • inp\objects_Analysis.inp

  • inp\objects_BuildingHierarchy.inp

  • inp\objects_ConcreteParameters.inp

  • inp\objects_Drawing.inp

  • inp\objects_EndConditions.inp

  • inp\objects_IFCParameters.inp

  • inp\objects_Projects.inp

  • inp\objects_RebarSequenceNumbering.inp

  • inp\objects_TeklaStructuralDesigner.inp

共通設定の XS_INP を更新する

*.ini ファイルで XS_INP を定義した場合、共通設定の XS_INP を更新します。

*.ini ファイルで XS_INP を定義しない場合、変更は必要ありません。定義は、teklastructures.ini から取得されます

  1. *.ini で XS_INP を定義した場合で、%XSDATADIR%environments\common\inp が設定されている場合、%XS_INP% に変更します。
  2. XS_INP に common\inp がないが、共通設定の一部を使用する場合、次のようにします。
    • IFC プロパティ セット: 次の ini ファイルを定義します。
      set XS_INP=[your own folder];%XSDATADIR%\environments\common\collaboration\ifc
    • パラメトリック clb プロファイル:
    • ハッチング パターン: 独自のパターンを hatch_type1.PAT ファイルに追加し、XS_PROJECT、XS_FIRM、または XS_SYSTEM フォルダー内のフォルダーに保存します。
  3. common\inp にあるファイルのユーザー定義情報定義を使用しない場合、必要なファイルを独自の XS_INP フォルダーにコピーします。
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