マルチユーザー モードの使用の要件

• マルチユーザー モデルは、ネットワーク ディレクトリに保存する必要があります。

• 共有モデルのすべてのメンバーが同じ環境と役割を使用する必要があります。

• 共有モデルのすべてのメンバーが、Tekla Structures の同じバージョンとサービス パックを使用する必要があります 。

• 共有モデルのすべてのメンバーが、同じ構成またはライセンス タイプを使用することをお勧めします。

  構成が同じでない場合、すべてのライセンスにより同じタイプの コンポーネント (概略コンポーネントまたは詳細コンポーネント) が生成されることを確認してください。

利点

• 重複するモデルを制御、追跡、または保存する必要がない

• 単一のモデルを使用することにより、現場でのミスが減少する

• 単一のマスター モデルに基づいた架設計画

• 単一のマスター モデルから作成されたボルトおよび材質のリスト

• 大規模なプロジェクトで多数のユーザー間で工作業負荷を共有できる

• モデル履歴を収集できる (「XS_COLLECT_MODEL_HISTORY」を参照)

その他の考慮すべき点

すべてのプロジェクトに言えますが、マルチユーザー プロジェクトは注意深く計画する必要があります。次のような点を考慮する必要があります。

• 一度に 1 人のユーザーだけがマスター モデルを保存できます。

• ナンバリング計画を使用します。マルチユーザー モデルで作業する場合は、[ナンバリング設定] ダイアログ ボックスの [マスター モデルと同期を取る(保存 -> ナンバリング -> 保存)] オプションを必ず使用して、保存の競合を防止してください。

• ナンバリング セッションは適切にスケジュールします。大きいモデルのナンバリングには時間がかかることがあります。

• 複数のユーザーが同じ領域で作業を行う際に発生する可能性のある競合を回避するために、可能であれば、モデルに対する作業をユーザー間で重複しないように振り分けます。

• 1 つのプロジェクトに対して、シングルユーザー設定とマルチユーザー設定を併用しないでください。シングルユーザー モードでマルチユーザー モデルを保存すると、そのモデルに対して他のユーザーが行った変更が失われ、モデルが破損する場合もあります。作業内容をマルチユーザー モードで保存する方法については、「マルチユーザー モードでの保存」を参照してください。