新しくなったインタラクティブなボルト作成 (プレビューを使用)
Tekla Structures 2024 では、ボルト作成コマンドに 2 つの新しいオプションとプレビューが追加されました。モデル内で 1 回クリックすれば、ボルトを一度に正しく作成できるようになりました。ボルトが目的の位置に作成され、ボルト ヘッドが適切な端部に配置されることを、視覚的に確認することができます。
[鋼材] リボン タブから新しくなった [ボルト] コマンドを開始すると、コンテキスト ツールバーが開き、ボルトと孔またはスタッドを配置するための 3 つのオプションが表示されます。
部材面を使用する 2 つの新しいオプション および では、マウス ポインターに最も近い部材面の縁端がプレビューの基準として選択されます。ボルト グループ方向は、この縁端に対して垂直になります。
新しいオプションを使用してボルトを作成するには、次のようにします。
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[部材面] をクリックし、部材面上の位置を指示します。
縁端の方向を一時的にロックする場合、Alt キーを押したまま指示します。
このオプションを使用すると、Tekla Structures が、[ボルト] プロパティの [部材許容範囲] 値を使用して、接続する部材を選択します。
一番大きい部材がメイン部材になり、副部材は見つかった順番になります。
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[部材と面] をクリックした後、メイン部材と副部材を選択し、マウスの中ボタンをクリックして、部材面上の位置を指示します。
縁端の方向を一時的にロックする場合、Alt キーを押したまま指示します。
このオプションを使用すると、Tekla Structures が、選択された部材に基づいてボルトの部材許容範囲を計算し、[ボルト] プロパティで [部材許容範囲] の値を修正します。
以前のバージョンと同じ方法でプレビューを使用してボルトを作成するには、次のようにします。
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[部材と点] をクリックして、メイン部材と副部材を選択した後、マウスの中ボタンをクリックして 2 点を指示し、ボルト グループの原点と x 方向を定義します。
位置を指定する際は、数値スナップなど、さまざまなスナップ方法を使用したり、Ctrl を押しながら一時参照点を作成したりすることができる点に注意してください。
ボルトの方向を変更するには、ボルトを配置するとき、またはボルトを作成して選択した後、コンテキスト ツールバーを使用します。 [ボルトの方向を反転する] をクリックすると、ボルトの方向が 180° 変わりますが、特殊孔の順序や孔の位置など、ボルトの他のプロパティは維持されます。
ボルトが作成される前に表示されるプレビューでは、ボルト ヘッドが × 印で示されます。
ボルトを配置するときに部材軸にスナップする場合、コンテキスト ツールバーの [中心線にスナップ] をクリックします。次に、梁および柱などのプロファイルの中心線を表示するか、平面の中心線を表示するか、またはその両方を表示するかを選択します。
ボルトを配置するとき、プレビューに寸法を表示するかどうかを調整できます。コンテキスト ツールバーで、 [寸法] をクリックし、[内部寸法] をクリックしてグループ内のボルト間の寸法を表示または非表示にします。