床ツール

Tekla Structures
変更済み: 28 6月 2019
2024
Tekla Structures

床ツール

[床ツール] は、床部分を作成し、オプションで断熱材を指定します。

作成されるオブジェクト

  • 中空スラブ

適用

状況

説明

断熱材を使用した床部分

選択順序

スラブ プロパティが定義されていることを確認します。

  1. 床部分のポリゴン点をピックします。

    ポリゴンを閉じると、床部分が自動的に作成されます。

注:

スラブの作成時には、ピックしたポリゴン点のリストが [翼ポリゴン] タブに作成され、スラブのリストが [スラブリスト] タブに作成されます。

[スラブプロパティ] タブ

[スラブプロパティ] タブを使用して、中空スラブのプロファイル、材質、および位置を制御します。

スラブ属性

オプション

説明

プロファイル

プロファイル カタログからプロファイルを選択して定義します。

名前

スラブの名前を定義します。

材質

材質カタログから材質を選択して定義します。

[クラス]

部材のクラス番号を定義します。

頭マーク

部材の頭マークを定義します。

開始番号

キャスト ユニットの開始番号を定義します。

スラブ端部のカット

スラブ端部をカットするかどうかを定義します。

[はい] を選択した場合は、スラブの端部最小角度を定義します。

回転

スラブの回転オプションを選択します。

垂直位置

垂直方向のオフセット位置を定義します。

オフセット

垂直方向のオフセットを定義します。

端部最小角度

スラブの端部最小角度を定義します。

スラブが終端する線の角度が、定義された端部最小角度より大きい場合、部材はその線に揃えられます。

基本2

オプション

説明

露出クラス

中空スラブの露出クラスを定義します。

露出クラスはユーザー定義情報として保存されます。

相対強度

中空スラブの相対強度を定義します。

相対強度はユーザー定義情報として保存されます。

耐火等級

中空スラブの耐火等級を定義します。

耐火等級はユーザー定義情報として保存されます。

ユーザー定義情報

ユーザー定義情報は、FloorTool.ini ファイルにあります。

スラブ方向

オプション

説明

スラブ方向

スラブの方向を定義します。

[角度] を選択する場合は、モデル内の点をピックして新しい方向を定義する必要があります。ピックした角度は [角度] フィールドに表示されます。角度を直接このフィールドに定義して、スラブを回転させることもできます。

2 点をピックしても、ローカル +X 方向は変化しません。

[断熱] タブ

[断熱] タブを使用して、中空スラブの断熱プロパティを制御します。

まず、断熱材を作成するかどうかを定義します。断熱材は、スラブごとに個別に作成されます。

断熱

オプション

説明

名前

断熱材の名前を定義します。

材質

材質カタログから材質を選択して定義します。

厚さ

断熱材の厚さを指定します。

[クラス]

部材のクラス番号を定義します。

スラブ始点/終点のオフセット

スラブの始点/終点の位置と、対応する断熱材の位置の間のオフセットを定義します。

左/右オフセット

スラブの右端および左端と断熱材との間のオフセットを定義します。

[翼ポリゴン] タブ

[翼ポリゴン] タブを使用して、ピックしたポリゴン点の座標と、ポリゴン点を接続する線の水平オフセットを制御します。座標がタブに表示されない場合は、[取得] ボタンをクリックします。

[翼ポリゴン] タブを使用する前に、中空スラブを作成しておく必要があります。

翼ポリゴン プロパティ

オプション

説明

XY-定数 Z

すべてのポリゴン点の Z 座標を同じ特定の高さに定義します。

XYZ傾斜床面

ポリゴン点ごとに個別に Z 定数を定義します。床を傾斜させることができます。

オフセット方法

オフセット方法を定義します。

終点オフセット初期値

デフォルトの終点オフセットを定義します。

横オフセット初期値

デフォルトの横オフセットを定義します。

翼ポリゴンの表

この表は、X、Y、Z 座標を示すポリゴン点をリスト表示します。表の Z 座標を変更できるのは、[XYZ傾斜床面] を選択している場合に限られます。[水平オフセット] は、表のすべての行で変更できます。

表には、点を接続する線も表示されます。変更できるのは [水平オフセット] だけです。正の値を入力するとスラブ範囲が拡大し、負の値を入力するとスラブ範囲が縮小します。

[スラブリスト] タブ

[スラブリスト] タブを使用して、作成されたすべての中空スラブをリスト表示します。スラブ リストがタブに表示されない場合は、[取得] ボタンをクリックします。

スラブプロパティ

オプション

説明

スラブ番号

最初にピックした点から始まる中空スラブの順序を表示します。

[幅]

幅狭スラブの幅を表示します。

狭く

スラブを狭くするかどうかを定義します。次のオプションがあります。

  • 狭くしない (デフォルト)

Type

スラブ タイプを定義します。

  • 通常の中空スラブの場合は、[スラブ] を使用します。

  • プレキャスト充てん部材の場合は、[PIP] を使用します。

  • スラブ間の空白部分の場合は、[ギャップ] を使用します。このオプションを選択する場合はプロファイルを定義する必要はありません。

  • [CIP] を使用して、[] 列に定義した幅を使用してコンクリート部材を作成します。使用できる幅の範囲は FloorTool.ini ファイルに定義されています。

    FloorTool.ini ファイルに記載されているスラブに指定できる幅は、定義済みの範囲内に限られます。ファイルに記載されていないスラブには、任意の幅を指定できます。指定した値は、最も近い設定可能な値に切り下げられます。

プロファイル

プロファイル カタログからプロファイルを選択して定義します。

左にあるボタンを使用して、スラブの [追加] および [削除] や、リスト内での [上方] および [下方] への移動ができます。デフォルト値に戻すには、[デフォルトに戻す] をクリックします。

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