参照モデルの挿入

Tekla Structures
変更済み: 29 10月 2024
2024
Tekla Structures

参照モデルの挿入

参照モデルを Tekla Structures モデルに挿入できます。参照モデルを使用すると、さまざまな分野のモデルに独自のモデルを重ねることができます。これらの分野には、たとえば、建築設計、プラント エンジニアリング、サービス エンジニアリング、その他の構造分野のモデルなどがあります。

以下の点に注意してください。
  • 参照モデル ファイル名では、256 未満のすべての文字、つまりASCII (0 - 127) と拡張 ASCII (128 - 255) の両方を使用できます。ファイル名にサポートされていない文字が含まれている場合、警告メッセージが表示されます。

  • 参照モデルは、Tekla Structures モデルの原点から非常に離れた位置に挿入しないでください。

  1. 参照モデルを挿入する Tekla Structures モデルを開きます。
  2. 参照モデルを挿入するには、[ファイル] メニューに移動し、インポート > 参照モデルの挿入 を選択します。

    このコマンドを選択すると、[参照モデル] パネルと [モデルの追加] ダイアログ ボックスの両方が開きます。

    まず、サイド パネルの [参照モデル] ボタン をクリックして [参照モデル] パネルを開いてから、[モデルの追加] ボタンをクリックすることもできます。

  3. 以前に作成した参照モデルのプロパティ ファイルがある場合、[モデルの追加] ダイアログ ボックスの上部にあるプロパティ ファイルのリストからファイルを選択して目的のファイルを読み込みます。
  4. [モデルの追加] ダイアログ ボックスで、[ブラウズ...] をクリックして参照モデル ファイルをブラウズします。

    Windows エクスプローラーから参照モデルをドラッグし、一度に複数のモデルを挿入することもできます。

    互換性のある形式のリストについては、「参照モデルと、互換性のある形式」を参照してください。

  5. モデルのグループを選択するか、新しいグループの名前を入力します。

    グループの名前が入力されなければ、参照モデルは [デフォルト] グループに挿入されます。

    既存のグループにモデルをドラッグし、新しいグループを作成することもできます。新しいグループを作成しても、参照モデルをすぐにはグループに追加しない場合、そのグループは後で使用できるように保存されます。

  6. [位置] で次のいずれかのオプションを選択します。

    [モデル原点] は 0、0、0 を基準にしてモデルを挿入します。

    [作業平面] は現在の作業平面座標系を基準にしてモデルを挿入します。

    [基準点]: <基準点の名前> は、[プロジェクトプロパティ] の基準点の定義から、座標系の値 [東座標]、[北座標]、[高さ]、および [北からの角度] を使用して、基準点を基準としてモデルを挿入します。

    使用可能なプロジェクトの場所がある IFC2x3 参照モデルを挿入する場合は、新しいモデル固有の詳細設定XS_USE_PROJECT_LOCATION_IN_IFC2X3_IMPORTTRUE に設定することで、プロジェクトの場所を有効にすることができ、参照モデルはモデル原点 Tekla Structures から離れたプロジェクトの場所に挿入されます。

  7. 参照モデルを配置する場所を選択します。[オフセット] ボックスで座標を入力したり、参照モデル原点の位置を指示することができます。

    座標の小数点以下の最大桁数は 13 です。

    参照モデルは、Tekla Structures モデルの原点から非常に離れた位置に挿入しないでください。大きなオフセットがある場合は、[基準点] を使用することをお勧めします。

  8. Tekla Structures モデルと参照モデルの間で縮尺が異なる場合は、参照モデルの [縮尺] を設定します。

    DWG または DXF ファイルの縮尺は、AutoCAD で設定する必要がある点に注意してください。DWG または DXF ファイルの測定単位を定義し、AutoCAD でファイルを保存すると、Tekla Structures でその単位が認識され、参照モデルの縮尺が正しく設定されます。

    縮尺の小数点以下の最大桁数は 13 です。

  9. モデル内の位置をピックするか、[回転] ボックスに必要な値を入力して、モデル Z 軸を基準にモデルを回転させることができます。

    回転角の小数点以下の最大桁数は 7 です。

  10. [その他] をクリックして詳細を表示し、参照モデルの [コード]、[タイトル]、[フェーズ] および [説明] を追加します。

    デフォルトのタイトルは、挿入した参照モデル名と同じです。たとえば、分野や会社の名前を使用することもできます。コードは、サイト番号、プロジェクト番号、または会計番号にすることができます。社内の規則に従って説明を書き込みます。フェーズは、参照モデルの設計フェーズです (Tekla Structures モデルのフェーズではありません)。

    参照モデルを表示したときのこの詳細の例を以下に示します。

    モデルを挿入した後にすべての詳細を変更することもできます。

  11. [モデルの追加] をクリックします。
  12. 挿入した参照モデルが作業領域外にあるために、モデル ビューにモデルの一部が表示されない場合やモデルがまったく表示されない場合は、Tekla Structures によって警告メッセージが表示されます。参照モデルをモデル ビューに表示するには、[拡大] をクリックして作業領域を拡大します。

    参照モデルは、Tekla Structures モデルの現在のフェーズに挿入されます。

    IFC 参照モデルの高さのオフセット値は、挿入した参照モデルからは読み込まれないことに注意してください。

    参照モデルを挿入または更新した場合は、参照モデル データが、<current model>\datastorage\ref フォルダにある Tekla Structures モデルの内部データ ストレージにコピーされます。参照モデルは、元のファイルが元の位置から削除されても表示されます。このフォルダ内にある参照モデル データには触らないようにしてください。

    そう有された IFC 参照オブジェクトは、ネイティブ Tekla Structures オブジェクトに変換できます。

    挿入した DWG 参照モデルが表示されない場合、詳細については「DWG 参照ファイルが表示されない」を参照してください。

注:

Tekla Structures モデルに同じ参照モデルを何回も挿入しないでください。オブジェクトデータの重複を回避するため、1 人だけが参照モデルを更新してください ([更新] をクリック)。

参照モデルを更新する場合は、開いている Tekla Structures モデルから古い参照モデルを削除して新しい参照モデルに置き換えることはしないでください。このようにすると、古いモデル内の参照オブジェクトに対して行った作業が失われます。代わりに、変更確認機能を使用します。

注:

DWG ベースの参照モデルの詳細設定については、「DWG 参照モデル プラグイン構成設定」を参照してください。

ヒント:

クリップ平面ツールを使用して参照モデルおよび点群のみをクリッピングするには、詳細設定 XS_DO_NOT_CLIP_NATIVE_OBJECTS_WITH_CLIP_PLANETRUE に設定します。この操作を行うと、ネイティブ オブジェクトはクリッピングされません。

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