レイアウト データのレイアウト マネージャへのインポート
レイアウトマネージャを使用すると、Trimble® LM80 などのレイアウト装置からモデルにレイアウト データをインポートして、施工完了時の状態を確認できます。
レイアウト データのインポート
インポートには 2 つのオプションがあります。
- レイアウト データが含まれたファイルをフィールド データ コレクタからコンピュータにコピーし、後でそのファイルをレイアウトマネージャにインポートします。
- ファイルを直接 レイアウトマネージャ にインポートします。USB 接続または Bluetooth 接続を使用してレイアウト デバイスをコンピューターに接続している場合もこれを行うことができます。
設計ポイントは、Tekla Structures モデルで作成されたレイアウト ポイントです。測定されたポイントは、施工現場で測定されたレイアウト ポイントです。
点ファイルの列の定義
レイアウト ポイント名と点の座標がリストされている点ファイル内のモデルにレイアウト ポイントをインポートできます。点ファイルにヘッダーがない場合、またはレイアウトマネージャがヘッダーを認識しない場合、[表示] をクリックしてインポート ダイアログ ボックスにファイルの内容を表示すると、[テキストファイルのインポート - 列見出しのマッピング] ダイアログ ボックスが表示されます。
ヘッダーのない点ファイルの例
[テキストファイルのインポート - 列見出しのマッピング] ダイアログ ボックスでは、下部に点ファイルの内容が表示され、上部に列見出しが表示されます。
レイアウト マネージャにおける測定されたポイント
測定されたポイントは、レイアウト装置を使用して施工現場で測定され、Tekla Structures にインポートされたポイントです。測定されたポイントのプロパティは、レイアウトマネージャまたは [レイアウトポイント] ツール ダイアログ ボックスで表示できます。名前、直径、形状などの一般的なポイントのプロパティの他に、測定されたポイントには、 Tekla Structures で変更できない測定されたポイントのプロパティがあります。
測定されたポイントのプロパティを表示するには、レイアウトマネージャでポイントを選択するか、モデル内のポイントをダブルクリックします。
測定されたポイントのプロパティを以下に示します。
プロパティ |
説明 |
---|---|
ステークアウトポイント |
測定されたポイントが、モデル内に作成された対応するレイアウト ポイントからずれている場合、その測定されたポイントを Trimble® LM80 デバイスで確保されているものとしてラベル付けできます。 このプロパティは [レイアウトポイント] ツール ダイアログ ボックスに表示されます。 |
フィールドポイント |
フィールド ポイントは、施工現場で測定され、Tekla Structures にインポートされています。 [フィールドライン] は、レイアウト ラインの対応するプロパティです。 このプロパティは [レイアウトポイント] ツール ダイアログ ボックスに表示されます。 |
HR |
バーの高さ (Height of Rod) は、柱の上の角柱の高さです。これは、機器の高さ、つまり、測定されたポイントの観測高度を決定するために使用されます。 |
HA |
水平角 (Horizontal Angle) は、バックサイトまたは 0 角度から測定された角度です。 |
VA |
鉛直角 (Vertical Angle) は、機器のスコープの水平位置からの角度測定における差です。 |
SD |
斜距離 (Slope Distance) は、エレベーションの変化に関係のない実際の距離です。水平角は、水平面に沿った距離です。 |
PPM |
百万分率 (Parts Per Million) は、天候条件と天候条件が光の射し方にどのように影響するかを考慮する測定を行うために使用される係数です。このプロパティは、測定値の計算上およびその精度を確保するうえで重要です。 |
ベンチマークオフセット |
ベンチマーク オフセットは、エレベーションの測定値を計算する際の基準となるベンチマークを定義する測定値です。 |