EliPlan

Tekla Structures
変更済み: 13 5月 2024
2024
Tekla Structures

EliPlan

Elematic EliPlan は、組み立てコンクリート製作用のリソース プランニング、スケジューリング、管理を行うためのソフトウェアです。ELiPLAN インポート/エクスポートでは、Tekla Structures と ELiPLAN 間のデータ転送が自動化されます。

Tekla Structures と ELiPLAN 間のデータ転送は、4 つの部分で構成されています。

  1. Tekla Structures からの ELiPLAN データ ファイルのエクスポート

  2. ELiPLAN への ELiPLAN データ ファイルのインポート

  3. ELiPLAN からの ELiPLAN ステータス データ ファイルのエクスポート

  4. Tekla Structures への ELiPLAN ステータス データ ファイルのインポート

ELiPLAN への ELiPLAN データ ファイルのインポートでは、増分アプローチをサポートしています。つまり、ELiPLAN 側でデータベース内の部材を作成、更新、および削除できます。組み立てコンクリートのディテール担当者は、Tekla Structures モデルが変更されても、いつでも最新のデータ ファイルをエクスポートすることができます。

Tekla Structures への ELiPLAN ステータス データ ファイルのインポートでも、同様の増分アプローチがサポートされています。Tekla Structures モデルでステータス データとスケジュール データを最新の状態に保つために、ステータス データを定期的に更新することをお勧めします。

ELiPLAN エクスポートでは、部材の形状 (プロファイル、カット、開口、ノッチ) は常に自動的にエクスポートされます。プロッター データと必要な属性を定義する必要があります。ELiPLAN で適切な変更管理を行えるように、エクスポートするたびに、以前にエクスポートしたすべての部材をエクスポートする必要があります。同じことがインポートにも当てはまります。エクスポートは部材の GUID に基づいており、インポートはプロジェクト名/番号と部材の GUID に基づいています。

注:

Tekla Structures にインポートされる ELiPLAN ステータス データ ファイルの形式と内容は、Tekla Structures から ELiPLAN にエクスポートされるデータファイルとは異なります。

EliPLAN エクスポートのベスト プラクティスの詳細については、「ELiPLAN エクスポートのベスト プラクティス」を参照してください。

EliPlan のデータ ファイルのエクスポート

準備ができているものをすべてエクスポートする必要があります。共有モデルを使用している場合は、最初に図面などを確認して状況を確認します。

  1. EliPlan 情報を部材の EliPlan ユーザー定義情報に追加します。

    オプションで、製品タイプと製品コードが自動的に定義されます。エクスポート用にこれらを変更するには、手動でユーザー定義情報を取り扱う以外にも、たくさんの方法があります。以降のセクションを参照してください。

    ユーザー定義情報の詳細については、この記事の「EliPlan ユーザー定義情報」を参照してください。

  2. [ファイル] メニューで、[ エクスポート > ELiPLAN] をクリックします。

    [エクスポート:ELiPLAN] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [パラメータ]、[プロッタデータ]、[水抜き孔]、[データ内容] と [データ設定]、および [EliX コンテンツ] タブで ELiPLAN エクスポート プロパティを定義します。各タブのエクスポートのプロパティの詳細については、この記事で後述します。
    モデル内のライン カットで作成された要素コーナー カットのエクスポートを制御する設定はありません。これらは、専用のタイプ コードを使用して ELiPLAN ファイルにエクスポートされます。
  4. [パラメータ] タブで、[エクスポート範囲] を [すべて] または [選択された] に設定します。

    すべての設計変更がシステムにも取り込まれるように、必ず ELiPLAN の準備ができたすべての要素を毎回エクスポートする必要があります。モデルには、関連のない、または準備ができていないキャスト ユニットが含まれている場合があります。このため、[選択された] を使用し、エクスポートする要素を制御することをお勧めします。概略キャスト ユニットを取り込むこともできますが、その場合、ユーザー定義情報などを使用して、それらの要素を追跡する必要があります。後でエクスポートするときも、GUID は同一のままであることを確認する必要があります。

  5. [作成] をクリックします。

    デフォルトでは、現在のモデル フォルダの .\EP_files サブフォルダに eliplan.eli というエクスポート ファイルが作成されます。エクスポート ファイルは、UTF-8 エンコードで記述されています。

ELiPLAN のエクスポート設定

[エクスポート:ELiPLAN] ダイアログ ボックスを使用して、ELiPLAN エクスポートのプロパティを制御します。

[パラメータ] タブ

設定 説明

エクスポート範囲

すべての部材をエクスポートするか、選択した部材だけをエクスポートするかを選択します。ELiPLAN では増分インポートが実行されるため、次回のエクスポート時に、すべての設計変更がシステムにも取り込まれるように、同じ部材と必要に応じて追加部材を再度選択する必要があります。そうでない場合、ELiPLAN では、以降のファイルで見つからない部材は、Tekla Structures モデルで削除されたものと見なされます。

[すべて] オプションを常に選択することを推奨します。未完了のモデルまたは特殊な状況で部材をエクスポートする場合は、初めて部材をエクスポートするときに [選択された] オプションを使用します。製品またはフェーズの範囲を制御するには、フィルタリング オプションを使用します。

フィルターを使用してエクスポート

選択フィルターの指定エクスポートする部材は、指定した選択フィルターに基づいて選択されます。

エクスポートするにはナンバリングは最新である必要があります

[はい] に設定すると、ナンバリングが最新でない場合にエクスポートが中止されます。これにより、未完成のキャスト ユニットがエクスポートされるのを防ぐことができます。

エクスポートバージョン番号

これらの要素には、一意の識別子が必要です。オプションは、GUID、ID、ACN、および FloorMES です。

ID は変更されるため、[1.01 (ID)] は 1 回しかエクスポートしない場合にのみ使用してください。

モデルを再度開くと ID が変更され、エクスポート時に重複が生じるため、[2.00 (GUID)] を使用します。

ACN を使用して要素をエクスポートするには、[2.00 (ACN)] を選択します。

[3.0 (Plant Control)] バージョン ファイル形式は、新しい Elematic FloorMES バージョンとのインターフェイスを目的としており、GUID にも基づいています。ファイル形式は、追加のデータ フィールドによって拡張されているため、下位互換性がありません。

エクスポートのバージョン 3.0 では、プロッタ データへのアクセサリ コードのエクスポート、および開口部のアクセサリ コードのエクスポートがサポートされています。さらに、エクスポート バージョン 3.0 では、中空要素でタイプ BL のプロッター レコードがエクスポートされ、カットされた側面が定義されます。境界線レコードは、中空要素の長い方の側面と平行に線としてエクスポートされます。

エクスポート バージョン タイプ

エクスポート バージョンのタイプを選択します。選択できるのは、[Eli][EliX] です。

[Eli] オプションでは、ファイル拡張子 .eli を持つ製作データ ファイルのみをエクスポートします。

[EliX] オプションでは、特殊なファイル拡張子 .elix を持つパッケージを作成します。このパッケージには、製作データ ファイルに加えて、[EliX コンテンツ] タブで指定されたフォルダ パスから取得された図面 PDF が入っています。

EliX パッケージに含まれるファイルに関する情報は、エクスポート ログ ファイルに書き込まれます。

[EliX] オプションは、リリース バージョン番号 3.0 以降でのみ利用できます。

出力ファイル名

作成されるエクスポート ファイルの名前と場所。デフォルトの名前は、eliplan.eli です。このファイルを ELiPLAN にインポートできます。別の場所を選択するには、[...] ボタンを使用します。

eliplan.eli ファイルには、材質情報が含まれます。アクセサリー コード (材質の説明) は、#Materials ブロックにあります。

次のように、アクセサリー コードは材質タイプに基づきます。

  • コンクリート材質の場合、デフォルトのアクセサリー コードは材質名と同じです。

  • 溶接金網、鉄筋、または緊張材の場合、デフォルトのアクセサリー コードは grade|size です。

  • 埋込み材質の場合、デフォルトのアクセサリー コードは name|size|material です。

エクスポート ファイルは、UTF-8 エンコードで記述されています。

エクスポートされたファイルを処理後に開く 処理が完了したら、関連するアプリケーションでエクスポートしたファイルを開きます。

データ変換ファイル

このファイルを使って、パラメトリック プロファイル名を ELiPLAN 製品コードに変換し、材質の説明を ELiPLAN アクセサリー コードに変換できます。必要に応じて、自分でファイルを作成する必要があります。

デフォルトのファイル名は eliplan_export.dat で、このファイルは任意のフォルダに配置できます。別の場所を選択するには、[...] ボタンを使用します。データ変換ファイルは、XS_FIRM および XS_PROJECT 用に定義されたフォルダから読み込むこともできます。

データ変換ファイル eliplan_export.dat には、1 つ以上のタブで区切られた文字列ペアが含まれています。左側の文字列は、プロファイル名または Tekla Structures の材質の説明であり、右側の文字列は対応する ELiPLAN データです。

データ変換では、置換する文字列を探すときに大文字と小文字が区別されないテキストがサポートされます。

データ変換ファイルでは、Tekla Structures オブジェクトから文字列を検索するために、最初の列の正規表現でワイルドカード (*) を使用できます。たとえば、「L*FT」と入力すると、LØFT、LIFT、LOFT を検索できます。

鋼製埋込み材や断熱ブロックなどのアクセサリは、個数やカスタム測定単位を使用して定量化できます。

ELiPLAN コードは工場によって異なります。多くの場合、ある工場で有効なコードであっても、他の工場では無効なコードです。

[データ変換ファイル] 設定の横の [有効/無効] チェック ボックスをオフにすることで、データ変換ファイルの使用を無効または有効にすることができます。

データ変換ファイルの内容の例については、Sample_for_Eliplan_Data_Conversion.dat を参照してください。

部材によるフィルター:要素データ

エクスポートから除外する、またはエクスポートに含めるクラスのリストを入力します。これには、コンクリート部材に使用されているクラス番号または名前が含まれます。クラスまたは名前はスペースで区切ります。

要素データ、材質、または副コンクリート要素をフィルタリングするための選択フィルターを指定することもできます。

部材によるフィルター:材質量

エクスポートから除外する、またはエクスポートに含めるクラスのリストを入力します。これには、材質に使用されているクラス番号または名前が含まれます。クラスまたは名前はスペースで区切ります。

材料をフィルタリングするための選択フィルターを指定することもできます。

部材によるフィルター:副部材コンクリート

エクスポートから除外する、またはエクスポートに含めるクラスまたは名前のリストを入力します。これには、副コンクリート部材に使用されているクラス番号または名前が含まれます。クラスまたは名前はスペースで区切ります。

また、副コンクリート要素をフィルタリングするための選択フィルターを指定することもできます。

ログファイルを作成する

ログ ファイルを作成するかどうかを選択します。エクスポートされたファイルが正しいことを確認するため、ログ ファイルを作成することをお勧めします。

たとえば、次の場合にログを確認することで、エクスポートされたキャスト ユニットの数を知ることができます。

  • ナンバリングが実行されなかったため、エクスポートに失敗した場合。

  • 一部のキャスト ユニットをエクスポートできなかった場合。

  • フィルターによりキャスト ユニットが無視された場合、またはキャスト ユニットが CIP である場合。

  • プロットする必要がある埋込み材またはカットが完全に部材の外側にある場合。

  • 一部の材質または製品タイプ データ変換マッピングが認識されない場合。

ログファイル名

作成されるログ ファイルの名前と場所。別の場所を選択するには、[...] ボタンを使用します。

[プロッタデータ] タブ

設定 説明

中空ボイド スラブ製品

切り取り部データのエクスポート

切り取り部データをエクスポートする方法を選択します。次のオプションがあります。

  • すべて:すべてのデータをエクスポートします。

  • フルデプスカットのみ:部材全体にわたるカットのデータのみをエクスポートします。リセス データはエクスポートしません。

  • なし:切り取り部データをエクスポートしません。

小さいリセスは両面のプロットに含まれてしまうため、[フルデプスカットのみ] を使用することをお勧めします。

オーバーラップする切り取り部は、エクスポート ファイル内で統合されます。

この設定は、中空ボイド スラブ製品や壁およびサンドイッチ パネル製品向けに個別に用意されています。

埋込み材データのエクスポート

埋込み材のデータをエクスポートするかどうかを選択します。次のオプションがあります。

  • はい:埋込み材のデータをエクスポートします。

  • いいえ:埋込み材のデータをエクスポートしません。

この設定は、中空ボイド スラブ製品や壁およびサンドイッチ パネル製品向けに個別に用意されています。

塗りつぶされた中核のエクスポート

塗りつぶされたスラブ中核の形状をエクスポートするかどうかを選択します。次のオプションがあります。

  • はい:塗りつぶされたスラブ中核の形状をエクスポートします。

  • いいえ:塗りつぶされたスラブ中核の形状をエクスポートしません。

塗りつぶされた中核の場合、Z 方向の位置がエクスポートされます。プロッター ブロックにあるすべてのアイテムの Z 座標のエクスポートは、[データ内容] タブの [埋込み材のZ位置のエクスポート] で制御されます。

内角のエクスポート

中空の内角の形状をエクスポートするかどうかを選択します。次のオプションがあります。

  • はい:中空の内角の形状をエクスポートします。

  • いいえ:中空の内角の形状をエクスポートしません。

水抜き孔のエクスポート

水抜き孔のデータをエクスポートするかどうかを選択します。[はい] を選択すると、[水抜き孔] タブで定義された設定に従って水抜き孔がエクスポートされます。[いいえ] (デフォルト) は、水抜き孔のデータをエクスポートしません。

壁およびサンドイッチパネル製品: 上記の [切り取り部データのエクスポート] および [埋込み材データのエクスポート] の説明を参照してください。

プロット追加鉄筋

周囲ボックスとしてのプロット追加鉄筋。

次のオプションがあります。

  • なし

  • クラス

  • 名前

  • 等級

切り取り部/埋込み材を線としてプロット

切り取り部と埋込み材を線としてエクスポートします。

次のオプションがあります。

  • なし

  • クラス

  • 名前

  • 材質/グレード

    自動 - 形状に基づいた自動アクセサリ認識

プロット不規則切り取り/へこみ

[ラインとして] オプションを選択すると、斜め縁端に重なる境界ボックス切り取り部とリセスがラインとしてエクスポートされます。デフォルトでは、ボックスとしてエクスポートされます。

適切なデータ処理を確実に行うために、工場で Elematic Modifier の機械を使用してしている場合は、デフォルト設定を使用することをお勧めします。

プロット リフター

リフター形状をプロットする方法 (アウトラインまたは中心点として) を指定します。

カット部材を除外

カット部材のプロパティに基づいて、エクスポートからカット部材を除外するために使用します。

次のオプションがあります。

  • なし

  • クラス

  • 名前

  • 材質

この設定は、プロットの端部切断の量を減らすことができる便利なフィルターです。

埋込み材を除外

エクスポートされたプロット データの埋込み材から、次の基準で埋込み材を除外する場合に使用します。

  • なし

  • クラス

  • 名前

  • 材質

選択したプロパティで 1 つまたは複数の値を定義できます。

上の Z 位置の除外

指定した Z 位置の上側にある、エクスポートされたプロット データの埋込み材またはカットから除外するかどうかを選択します。Z 位置は、パレット上の要素の深さ (埋込み材の最下部の点がパレット表面から何ミリメートル上側にあるか) を示しています。

選択したプロパティで 1 つまたは複数の値を定義できます。

次のオプションがあります。

  • なし

  • 埋込み材

  • カット

  • 埋込み材とカット

[水抜き孔] タブ

設定 説明

水抜き孔のオフセット

水抜き孔のオフセットを指定します。

  • [エンド ゾーン]:水抜き孔は、中空のスラブ エンド ゾーンにあります。
  • [エンドゾーン凹部/開口部]:中空の端部ゾーンのリセスまたは開口部に水抜き孔を提供します。
  • [塗りつぶされた中核]:水抜き孔は、塗りつぶされた中核の周囲にあります。塗りつぶされた中核部材はクラスまたは名前で指定できます。
  • [吊りループ]:吊りループの水抜き孔を提供します。
  • [中間のみ、次の長さ未満]:水抜き孔は、指定した長さ未満の長さの要素の中央にのみエクスポートできます。
  • [ノッチ]:ノッチに水抜き孔を提供します。
  • [右側面リセス/開口]:側面ポケットに水抜き孔を提供します。
  • いいえ (デフォルト): 水抜きのデータをエクスポートしません。

[水抜き孔をマージ、近接]:水抜き孔が指定した距離内にある場合は、それらを結合します。

[データ内容] タブ

設定 説明

[プロジェクト名]、[プロジェクト番号]

エクスポートされたファイルでプロジェクト名とプロジェクト番号を指定するには、これらの設定を使用します。オプションとして [Project UDA]、[プロジェクト テンプレート]、および [ユーザー定義テキスト] があります。

プロジェクト番号の最大長は 12 文字 (通常は数字)、プロジェクト名の最大長は 37 文字 (文字列) です。これは、エクスポート ファイルで許容される最大文字数です。

ELiPLAN ファイルには、ELiPLAN データベース内のプロジェクト番号と一致する有効なプロジェクト番号が付けられている必要があることに注意してください。ない場合、ELiPLAN ファイルのインポートは成功しません。

コメント 1 - 3

コメント フィールドでは、エクスポート ファイルの先頭に追加情報を含めることができます。

次のオプションがあります。

コメントなし

Tekla Structures バージョン

モデル名

ユーザー名

ユーザー定義テキスト

コメントは、エクスポート ファイルを表示するためのものであるため、ELiPLAN には読み込まれません。

製品コード

デフォルトの製品コード マッピングを選択します。これは、任意のデータ変換文字列に対応する必要があります。

ELiPLAN 製品コード (EP_PRODUCT_CODE) ユーザー定義情報の内容は常に、エクスポート設定によって決定された [製品コード] 文字列を上書きします。

複数のユーザー定義情報は、空白で区切って指定できます。出力では、ユーザー定義情報の内容は、空白で区切って同じ順序で書き込まれます。

アクセサリー コード

鉄骨部材などの標準埋込み材のアクセサリー コードを指定します。これは、#Plotter ブロック (該当する場合) および #Materials ブロックの各埋込み材に書き込まれるコードであり、選択したオプションは、さらにデータ変換マッピングのベースとして使用する必要があります。既定のオプションは NAME|PROFILE-LENGTH|MATERIALGRADE です。

複数のユーザー定義情報は、空白で区切って指定できます。出力では、ユーザー定義情報の内容は、空白で区切って同じ順序で書き込まれます。

材質コード

他の材質の材質コードをアクセサリー以外に指定します。これは、#Materials ブロックの各非埋込み材に書き込まれるコードであり、選択したオプションは、さらにデータ変換マッピングのベースとして使用する必要があります。デフォルト オプションでは、コンクリートや鉄筋などの材質タイプごとに異なるロジックが設定されます。

複数のユーザー定義情報は、空白で区切って指定できます。出力では、ユーザー定義情報の内容は、空白で区切って同じ順序で書き込まれます。

架設断面

ユーザー定義情報 (UDA) またはカスタム プロパティ (テンプレート) から、架設断面を読み込み ます。

建て方手順

ユーザー定義情報 ( UDA) またはカスタム プロパティ (テンプレート) から、建て方手順を読み込みます。

エクスポート:材質データ

部材の詳細な材質データ (レシート) を含めるか除外するかを選択します。

材質データを ELiPLAN で使用しない (材質処理モジュールが ELiPLAN にない) 場合は、[いいえ] を選択してファイルからこのデータを除外し、ファイル サイズを削減します。

一度でも材質データを含めて ([はい]) ファイルを転送した場合、それ以降のエクスポートで材質データのエクスポートを無効にする ([いいえ]) ことはできません。この操作を行った場合、レシートも ELiPLAN データベースから消去され、すべての変更内容が失われます。

エクスポート:鉄筋加工データ

詳細な鉄筋加工情報を含めるか除外するかを選択します。

このデータが ELiPLAN に必要ない場合は、[いいえ] を選択してファイルからこのデータを除外し、ファイル サイズを削減します。

一度でも鉄筋の曲げに関するデータを含めて ([はい]) ファイルを転送した場合、それ以降のエクスポートでこのデータのエクスポートを無効にする ([いいえ]) ことはできません。

埋込み材のZ位置のエクスポート

Z レベルの埋め込み材を含めるか除外するかを選択します。

メモ

ユーザー定義情報またはテンプレート属性を使用して補足情報 (設計状況、変更状況、一般的なコメントなど) を追加し、工場で表示できるようにします。

どのタイプのメモをエクスポートするかを選択します。ユーザー定義情報、テンプレート属性、またはテキストを選択できます。その後、ユーザー定義情報、テンプレート属性、またはテキストを入力します。

スタック, 杭の数, 杭レベル

スタック結果のエクスポートは、ELiPLAN エクスポート バージョン 3.0 以降でサポートされています。ユーザー定義情報をメイン部材から読み取るか、キャスト ユニットから読み取るかを選択できます。

ユーザー定義情報は事前に入力されていますが、手動で変更できます。

[データ設定] タブ

設定 説明

単位変換用 UDA

単位変換用 UDA を指定します。このユーザー定義情報に有効な単位が指定されている場合、指定された単位 (デフォルトの単位や変換ファイルに定義された単位ではなく) が単位変換に使用されます。

要素の寸法の単位

要素の寸法に使用する単位を選択します。

要素の寸法として選択された単位に関する情報は、ELiPLAN エクスポートのバージョン 3.0 のヘッダーに書き込まれます。

鉄筋長さ単位

鉄筋の長さの単位を選択します。

鉄筋の長さとして選択された単位に関する情報は、ELiPLAN エクスポートのバージョン 3.0 のヘッダーに書き込まれます。

小数点以下の桁数

小数点以下の桁数 (0 ~ 3) を選択します。

デフォルト値は 1 桁です。

リフターのタグ

吊りループを名前またはクラスで識別するときに使用します (デフォルト)。

クラスまたは名前を使用して鉄筋オブジェクトをリフターとして指定することもできます。

複数のクラスまたは名前を指定することもできます。名前が複数の単語で構成されている場合は、引用符で囲む必要があります。

さらに、リフターを識別する特定の値を持つ特定のプロパティを使用するようにユーザー定義情報 (UDA) またはテンプレート属性 (テンプレート ) を指定することもできます。

吊りループを識別すると、プロッターのインストラクション タイプが WPL から LL に変更されます。

塗りつぶされた中核のタグ

1 つの文字列 (名前) または複数の文字列を入力できます。Tekla Structures では、入力した名前をフィルター条件として使用して、モデルの塗りつぶされた中核を決定します。選択したオプションに応じて、水抜き孔の配置が計算され、エクスポート ファイルに書き込まれます。

IDの頭マーク

ID 番号とともに使用する頭マーク (文字) を入力します。

マークのタイプ

キャスト ユニットの位置番号、割り当てられた製品管理番号 (ACN)、またはその両方をエクスポートするかどうかを選択します。

ナンバリング区切り文字の削除

ナンバリングでマーク区切り文字を使用するかどうかを選択します。デフォルト値は、[いいえ] です。

特殊な部材の注記

ノッチ カットを持つ要素に特別なタグを設定するには、このオプションを [はい] に設定します。このオプションを選択すると、ノッチ付きの中空に SK (カットなしのスラブの場合は N) 分母が付けられます。

緊張材コード

緊張材コードを読み取るユーザー定義情報またはテンプレート属性を指定します。デフォルト は、UDA TS_STRAND_CODE から値を読み取ります。オプションの [テンプレート] を使用して、カスタム プロパティを指定することもできます。

純面積の計算

[すべてのカットの除外] を選択してすべてのカットを除外するか、[フルデプス カットのみ除外] を選択してフルデプス カットのみを純面積の計算から除外するか、[グロス面積] を選択してグロス面積を純面積としてエクスポートします。オプションの [テンプレート] を使用して、カスタム プロパティを指定することもできます。製品全体がチェックされます。

純面積の計算に失敗した場合、ログによって通知されるようになりました。

重量計算

エクスポートする重量を選択します。

次のオプションがあります。

  • [標準]: 属性 CAST_UNIT.WEIGHT_NET によって定義された重量を報告します。

  • WEIGHT: 属性 WEIGHT によって定義された重量を報告します。

  • WEIGHT NET: 属性 WEIGHT_NET によって定義された重量を報告します。

  • CAST UNIT WEIGHT: 属性 CAST_UNIT.WEIGHT によって定義された重量を報告します。

  • MAIN PART WEIGHT: 属性 WEIGHT によって定義された重量を報告します。

  • テンプレート: 指定したテンプレート属性またはカスタム プロパティによって定義された重量を報告します。

  • ユーザー定義比重: ユーザー定義比重値* オブジェクトの体積の結果を報告します。

サブ材質を含める

コンクリート材質のサブ材質をエクスポートします。サブ材質は、データ変換ファイルの #SUBMATERIAL セクションにエクスポートされます。

小数点

ELiPLAN の設定に応じて、ピリオド (.) またはカンマ (,) を小数点として設定します。

[EliX コンテンツ] タブ

設定 説明

キャスト ユニット図

キャスト ユニット図の PDF に対して読み込むフォルダ パスを指定します。このフォルダの内容は、EliX エクスポートでエクスポートされる .elix zip ファイルに含められます。

ユニテクニック ファイル

ユニテクニック ファイルに対して読み込むフォルダ パスを指定します。このフォルダの内容は、EliX エクスポートでエクスポートされる .elix zip ファイルに含められます。

ELiPLAN データ変換ファイル

データ変換ファイルには、1 つ以上のタブで区切られた文字列のペアが含まれています。左側の文字列は、プロファイル名または Tekla Structures の材質の記述であり、右側の文字列は対応する ELiPLAN データです。材質コードのマッピングに数量単位も含めることができます。

製品コードと材質コードがパイプ文字("|")で区切られたタグに基づいて変換されるようになったことにより、複数のマッピングを 1 つに結合できるようになりました。ソース ファイルにタグが見つかった場合、適合変換が使用されます。

ELiPLAN コードは工場によって異なります。ほとんどの場合、ある工場で有効なコードであっても、他の工場では無効なコードです。

製品コードと材質コードは、個別に定義できます。#PRODUCT CODES の行に続くマッピングは製品コードの変換に使用され、#MATERIAL CODES の行に続くマッピングは材質の変換に使用されます。

データ変換ファイルの例:

#PRODUCT CODES
//
// Hollow-core slabs
//
265X1200	HCS27
320X1200	HCS32
400X1200	HCS40
//
// Beams
//
BEAM|RCDL      B_LP2P
BEAM|RCL	B_LP
BEAM	    B_SK

#MATERIAL CODES
//
// reinforcement
//
A500HW|6	TW6	 kg
A500HW|8	TW8	 kg
A500HW|10      TW10	kg
A500HW|12      TW12	kg
A500HW|16      TW16	kg
A500HW|20      TW20	kg
A500HW|25      TW25	kg
A500HW|32      TW32	kg
//
// Strands
//
1570/1770	1570/1770		m
//
// Meshes
//
B500K|8/8-200/200	B500K8-200		     m2
B500K|10/10-250/400     B500K10-250/400		m2
//
// Embeds
//
HPKM39|50*110-110	HPKM39	  pcs
Neoprene		  NEO_10         m2
//
// Concrete materials
//
C35/45		C35		m3
C40/50		C40		m3
C45/55		C45		m3

製品コードと材質コードがパイプ文字("|")で区切られたタグに基づいて変換されるようになったことにより、複数のマッピングを 1 つに結合できるようになりました。一致する大文字小文字を使用していることを確認してください。

ELiPLAN エクスポート ファイル (.eli)

.eli ファイルの内容を以下に示します。

ファイル情報のヘッダー データ

要素の形状は #Pieces と #Plotter の各ブロックに報告されます。

#Pieces:

  • スラブごとに一意のデータ行が含まれています。
  • スラブごとに一意のデータ行があります。
  • 中空スラブの場合、外側の測定はスラブの min (x, y) 値と max (x, y) 値に基づいて #Pieces ブロックに報告されます。これらの測定値は、四角形、平行四辺形、または台形を示します。スラブの厚さ、プロファイル、追加情報が報告されます。
  • #Pieces ブロックでは、縁端にカットが含まれているスラブに個別にフラグを付けることができます。

#Plotter:

  • 埋込み材、リセス、スルーカットなどの要素ごとの個々のプロット操作のデータを格納します。
  • #Plotter ブロックには、スラブ位置で配置された幾何学的データも含まれます。操作は、位置番号に基づいて各スラブで実行されます。
  • 各プロット操作はそれぞれ別の行にあります (型枠アクセサリー、リセス、断面)。
  • エクスポート設定では、エクスポートに含めるプロット データ範囲を定義できます。
  • 形状には、線、四角形、または円を使用できます。
  • 行の順序は重要ではなく、ELiPLAN で再構成されます。
  • 形状がスラブ境界内に四角形または円として表示できない場合は、線として表示されます。
  • #Pieces データによって定義された外側の境界と重なり合うプロットは最小化され、縁端を越えることはできません。

#Materials:

  • 材質量のデータが要素ごとに格納されます。

#Bars:

  • 鉄筋の形状のデータが要素ごとに格納されます。

エクスポート ファイルの例:

2.00;1;;04.06.2019 11:49:15
# Pieces
56a109f8-562c-4aa5-882a-a45cc7be9b95;B_LP2P;B/1;7200.00;0.00;0.00;500.00;600.00;0.00;3628.80;1.51;4.32;1.08;;;PHASE 1;;N;0;
3dbe09b6-1b35-44e7-a18f-0c492a71b6a6;HCS32;HC/1;6000.00;6000.00;0.00;700.00;0.00;320.00;1655.09;0.69;4.20;4.06;;;PHASE 1;;N;0;
1d2c4018-daa3-4b5d-801a-4a1e491db41f;HCS32;HC/2;6000.00;6000.00;0.00;1200.00;0.00;320.00;2765.20;1.15;7.20;6.93;;;PHASE 1;;N;0;
0b003ef7-2c79-4e4d-844f-51616ad0584d;HCS32;HC/3;6000.00;6000.00;0.00;1200.00;0.00;320.00;2747.86;1.14;7.20;6.89;;;PHASE 1;;N;0;
e670a8ac-c034-4fa9-b5e3-0a17461502fb;HCS32;HC/4;5750.00;4875.00;0.00;1200.00;0.00;320.00;2446.78;1.02;6.89;6.13;;;PHASE 1;;N;0;
868229bf-36ed-4b87-9d2e-e7c36962b181;HCS32;HC/5;4875.00;4000.00;0.00;1200.00;0.00;320.00;2044.57;0.85;5.85;5.12;;;PHASE 1;;N;0;
# Plotter
HCS32;HC/3;LI;LI;5750.00;1200.00;6000.00;850.00;0.00;0.00;
# Materials
B_LP2P;B/1;C35;1.51;
HCS32;HC/1;C40;0.69;
HCS32;HC/1;1570/1770;18.00;
HCS32;HC/2;C40;1.15;
HCS32;HC/2;1570/1770;36.00;
HCS32;HC/3;C40;1.14;
HCS32;HC/3;1570/1770;34.69;
HCS32;HC/4;C40;1.02;
HCS32;HC/4;1570/1770;29.45;
HCS32;HC/5;C40;0.85;
HCS32;HC/5;1570/1770;24.22;
# Bars

EliPlan のステータス データ ファイルのインポート

エリプランで作成されたステータスデータファイルがある場合は、ステータスおよびスケジュール情報をTekla Structuresモデルにインポートできます。

  1. [ファイル] メニューで、インポート > ELiPLAN をクリックします。

    [ELiPLANからステータスデータをインポート] ダイアログ ボックスが開きます。

  2. [インポートファイル名] ボックスの横の [...] ボタンをクリックして、インポートするファイルを参照します。
  3. [作成(R)] をクリックします。

    Tekla Structures によって、Tekla Structures モデル内の部材のステータス データとスケジュール データが更新されます。データが読み取られると、ログ ファイルが表示されます。

    ログ ファイルには、データが正しく更新された部材が示されます。また、発生した可能性のある問題に関する情報も提供されます。ログ ファイル内の行を選択すると、Tekla Structures によってモデル内で対応する部材が自動的に選択されます。全般的なステータス情報がログ ファイルの末尾に示されます。

実際のステータス データは、Tekla Structures によって部材のユーザー定義情報に保存されます。データを表示するには、部品プロパティを開き、[ユーザー定義情報] ボタンをクリックして [ELiPLAN] タブに移動します。

エリプラン ユーザー定義情報

通常のモデル データ以外の情報も部材のユーザー定義情報に追加できます。Tekla Structures から追加情報を転送し、エリプランで使用できます。

製品タイプおよび製品コードのユーザー定義情報は、自動で指定されている製品タイプおよび製品コードを上書きします。他のユーザー定義情報は、EliPlan のインポート用に予約されています。

製作タイプ

製品タイプは、EliPlan で部材寸法 (長さ、長さ 2、ディテール、幅、高さ、および厚さ) が考慮される方法に影響します。

製品タイプのユーザー定義情報は、EliPlan エクスポート ダイアログ ボックスに定義されている製品タイプを上書きします。

製品タイプを設定するには、リストから適切な製品タイプ オプションを選択します。通常は、デフォルトの [自動] を使用することができますが、デフォルトを上書きする必要がある場合があります。

必要に応じて、次の方法で、ダイアログ ボックスで設定されている製品タイプ値を上書きできます。

  • objects.inp ファイルでユーザー定義情報 EP_TYPE の値を入力できます。

  • [EP_TYPE] でユーザー定義情報 プロファイルカタログ の値を入力できます。

    [プロファイルカタログ] では、属性値が番号で示されます。値は次のとおりです。

    • スラブ = 1

    • 梁 = 2

    • 柱 = 3

    • 壁 = 4

    • サンドイッチ パネル = 5

    • 階段 = 6

製品コード

製品コードのユーザー定義情報は、EliPlan エクスポート ダイアログ ボックスに定義されている製品コードを上書きします。

製品コードを指定する代替方法がいくつかあります。ELiPLAN エクスポートでは、次の順番で製品コードの定義が試みられます。

  1. ELiPLAN ユーザー定義情報ダイアログ ボックスで、製品コードの値を入力できます。

  2. objects.inp ファイルで、キャスト ユニットのメイン部材のユーザー定義情報 EP_CODE の値を入力できます。

  3. EP_CODE でユーザー定義情報 [プロファイルカタログ] の値を入力できます。

  4. データ変換ファイルを使用して、パラメトリック プロファイル名を製品コードに変換できます。

  5. 上記のいずれの方法でもうまくいかない場合は、メイン部材名がメイン部材名としてエクスポートされます。

建て方手順

プレキャスト部材は特定の手順で建て方されます。ELiPLAN での製作のスケジューリングを支援する手順を使用します。部材のシーケンス番号を指定することで、建て方手順を推測できます。

製作準備完了

設計者または詳細設計者が部材を完成させ、部材の製作準備が完了したら、このオプションを [はい] に設定します。デフォルト値は [いいえ] です。この場合、予備計画用のデータだけがエリプランに転送されます。この属性が [はい] に設定され、新しいファイルがエリプランに転送されるまで製作用の部材は送信されません。

EliPlan ステータス データ

EliPlan ステータス データは読み取り専用の情報であり、Tekla Structures モデルで表示することを目的としています。

モデルまたはプロファイル カタログに独自のユーザー定義情報を設定して、オブジェクト タイプ、プロファイル、および材質をマッピングする

EliPlan エクスポートに合わせて、モデルまたはプロファイル カタログに独自のユーザー定義情報を設定し、オブジェクト タイプ、プロファイル、および材質をマッピングする方法の詳細については、『EliPLAN/ELiPOS エクスポート ガイド (EliPLAN/ELiPOS export guide)』を参照してください。

ELiPLAN エクスポートでのサブ材質の処理

注:

ELiPLAN ファイルへの転送だけでなく計算も有効にするには、[エクスポート: ELiPLAN (68)] ダイアログ ボックスの [データ設定] タブで、[サブ材質を含める][はい] に設定する必要があります。

ELiPLAN エクスポートは、プレキャスト ユニットの製作関連データを提供するために使用します。数量に加えてその他の関連情報が提供されます。材質の観点では、コンクリートの量と部材の数量 (参照、埋め込み、鉄筋など) が転送されます。

メイン材質を参照する ELiPLAN エクスポートでは、コンクリート混合物に関する情報は提供されません。コンクリート レシピは、製作システムまたは精算システムによって処理されます。ただし、サブ材質を含めることで、コンクリート タイプの混合に必要な水、砂、砂利などのサブ材質の計算が可能になります。

サブ材質の計算とエクスポートを有効にするには、ELiPLAN マッピング ファイル (通常は eliplan_export.dat という名前) に追加情報を追加する必要があります。説明の例を以下に示します。

#SUBMATERIAL

C35/45 SUBMATERIAL_1 0.2

C35/45 SUBMATERIAL_2 0.8

C35/45 SUBMATERIAL_3 0.1

不可欠なのは、実際のサブ材質の定義が作成されるブロック識別子 #SUBMATERIAL です。データ入力のロジックは、マッピング ファイル内の他のブロックとレコードと同じロジックに従います。エントリを区切るには Tab キーを使用します。

  • ブロック内の最初のレコードは、上の例の Tekla Structures 材質カタログ C35/40 から選択された Tekla Structures モデルで使用されている材質を表します。
  • 2 番目のレコードは、上の例のサブ材質 SUBMATERIAL_1 を表しています。
  • 3 番目のレコードは、上の例のサブ材質 0.2 の計算係数を表しています。

係数について

例の係数は、機能を説明するためにのみ使用されている点に注意してください。機能の使用を開始するときは、正式なコンクリート タイプのレシピを参照して正しい係数を確認することをお勧めします。

  • コンクリートの密度 (カタログ定義に従う) = 例 2450 kg/m3
  • セメントの量を報告するには SUBMATERIAL_1 を使用する必要がある = 例 0.2
  • m3 あたりのセメントの量の計算 = 2450 x SUBMATERIAL_1 係数 = 490 kg
  • 砂、砂利、および砕石の量を報告するには SUBMATERIAL_2 を使用する必要がある = 例 0.8
  • m3 あたりのセメントの量の計算 = 2450 x SUBMATERIAL_2 係数 = 1960 kg
  • 水の量を報告するには SUBMATERIAL_3 を使用する必要がある = 例 0.1
  • m3 あたりのセメントの量の計算 = 2450 x SUBMATERIAL_3 係数 = 490 kg

たとえば、サブ材質をさらに変更する必要がある場合、名前をマッピングする必要がある場合や、単位のタイプを変更する必要がある場合などは、既存の ELiPLAN エクスポート マッピング機能によって処理が行われます。他のエンティティの場合と同様、マッピングは #MATERIAL CODES ブロック内で行われます。例は次のとおりです。

#MATERIAL CODES

SUBMATERIAL_1 CEMENT t

SUBMATERIAL_2 SAND t

SUBMATERIAL_3 WATER t

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